(※印は訳あり品,、この色は新作です。)
映画(あ〜さ行) 映画(た〜は行) 映画(ま〜わ行) アニメ(あ〜さ行) アニメ(た〜わ行) 新 着
タイドライン・ブルー(全7巻)/アニメ/評価:★★
(監)飯田馬之介 (原)小澤さとる
戦争で大陸が水没してしまった地球で、争いをなくすための方法の意見の食い違いで敵味方に分かれた国連総長と潜水艦艦長のもとで、別々に育てられた双子の少年が、対立しながらも、平和のために奔走する海洋アクション。いきなり少女の出産という出だしにはビックリしたが、ラストの展開はちょっとひねりがないし安直だなぁ。説明のない部分も多いし。わかりやすいと言えばわかりやすいストーリーだが、出だしよりもラストのインパクトがないんだよね。

逮捕しちゃうぞ the MOVIE※/アニメ/評価:★★★
(監)西村純二 (原)藤島康介
人気コミックの劇場版。一年振りに研修から帰った交通課の婦警コンビ夏実&美幸。だが、早々に交通管制システムの破壊、銃器の密輸取引など大事件が続発。更に桜橋が爆破されるという予告を受け、現場へ向かう二人。だが、その隙を狙って謎の武装集団が署を襲う。原作は好きだったのだが、本作の元になったOVAは原作と違うので観ていなかった。しかし、劇場版は割としっかりとテロとの戦いが描かれていて、物足りない部分はあるものの、なかなか面白い。「パトレイバー」ほどではないが、「踊る2」よりはリアルな感じがでている。

太陽の船ソルビアンカ/アニメ/評価:★★
(監)越智博之
人間が地球から離れ、別の星で暮らすようになった未来での、女4人組の宇宙海賊の活躍を描く。全7話では、はっきり言って短すぎる。長編シリーズのダイジェスト版のような内容になってしまい、キャラクターの掘り下げ方も中途半端、結局、主人公が何が目的で海賊をやっているのかもわからない。せっかく宇宙船のデザインや武器などは斬新でよいのに。長編だったらいい作品になったかも。おしい。

tactics(全7巻)※/アニメ/評価:★★
(監)わたなべひろし (原)木下さくら、東山和子
鬼より強いと言われた鬼喰い天狗と、その封印を解いた民俗学者の妖怪退治物。妖怪退治と言ってもドロドロした感じの物ではなくライトタッチで、私の好みとはちょっと違う感じだ。ストーリーもほとんど1話完結なので、ちょっと物足りない。しかし、ラストのあの泣かせる展開は卑怯だ。ちょっとショック!

立喰師列伝/アニメ/評価:★★
(原・監)押井守 (出)吉祥寺怪人、兵藤まこ
 久々の押井コメディ作品。押井作品に頻繁に登場する、立喰師達と飲食店主の戦いを描く、まさに列伝である。アニメとは言っても、デジタル写真をアニメーションで動かす「スーパーライブメーション」と呼ばれる手法で撮影された、実験的な映像である。内容については、あまり面白さが感じられなかった。「うる星やつら」なんかの立ち食い対決的なシーンやナレーションが延々と続き、何かの作品の中の1エピソードとしてなら面白いのだが、息つく暇がない。残念。映像は面白いんだけどね。

ダロス/アニメ/評価:★★
(監)押井守
月に移住した開拓民が、地球の管理政策から自由を得るための戦いを描く。テロップ上は押井守が監督だが、実質は鳥海永行との二人体制だったため、視点がぼやけた感じがするし、結局ダロスって何だったのかわからん。しかし、世界で初めてOVA(オリジナルビデオアニメーション)という形態で発売された、記念碑的作品。

超神姫ダンガイザー3(全4巻)※/アニメ/評価:
(監)大張正巳
聞いたことないタイトルだったので興味本位で観たが、ヒドイ。絵はそこそこだが、それだけ。続けてみるのが苦痛だった。(★はナシ。)

超人ロック 「ロード・レオン」、 「新世界戦隊」、「ミラーリング」/アニメ/評価:★★
(監)石黒昇、ひろたたけし
89年と91年にOVA化された聖悠紀原作の人気サイキックSFコミック。スケールのでかい超能力は、なかなか爽快感があるが、なにぶん古い。

ちょこッとSister(全8巻)※/アニメ/評価:★★
(監) 黒田やすひろ (原)雑破業
ある年のクリスマス、大学生の「はるま」は、サンタクロースのお姉さんから巨大なプレゼントの包みを貰う。中から出てきたのは、何と一人の少女。少女は「お兄ちゃんの妹」だという。戸惑いながらも、少女に「ちょこ」と名付け共同生活を始める。いわゆる「妹萌え」作品だが、内容は「ちょこ」が色々な人と出会い、その純真さで人の心を暖めるハート・ウォーミング・ストーリーが本筋。しかし、なんかこの話、対象年齢がわかりにくい。大人が見るには子供っぽいテーマが多いし、子供が見るには大人の失恋話があったり。どっちつかずって感じだ。作画も初回以降はイマイチだ。面白いシチュエーションではあるんだけどね。

低俗霊DAYDREAM(全4巻)※/アニメ/評価:★★
(原)奥瀬サキ、目黒三吉
口寄屋のSM嬢が都の依頼で、超常現象の起こる不動産の対策を行う話。漫画の方はなかなか面白いが、たった4話じゃ、なんとも。

デビルマンレディ(全5巻)※/アニメ/評価:★★
(監)平野俊貴 (原)永井豪
「デビルマン」の女性版。内容がちょっと物足りない感じで、作画レベルも中の下ってところだが、なぜか続きが気になる。

デュアル! ぱられルンルン物語(全7巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)秋山勝仁
「天地無用!」のスタッフが制作した、パラレルワールドが舞台の、ちょっと脳天気なSFロボットアクション。タイトルでちょっと引いてしまうが、これがなかなか面白い。ただ、14話という中途半端な話数のため、キャラの掘り下げ方がちょっと物足りない感じ。せめて2クール分あれば良かったのに。

天空の城ラピュタ/アニメ/評価:★★★★★
(監)宮崎 駿
こんな冒険をするのが私の夢だった。男なら、好きな女の子のためにあんな冒険してみたいよね。昔の漫画映画のテイストが残る、まさに男の子のための冒険活劇。テーマ曲も涙が出るくらい素晴らしい。久石譲の作品では一番好き。

伝説巨神イデオン 接触篇&発動篇※/洋画/評価:★★★★★
(監)富野喜幸
「ガンダム」に続き、富野喜幸が映画化した巨大ロボットもの。TVシリーズが打ち切りとなったため、その総集編の「接触篇」と、本当の最終回である「発動篇」の2部に分けて映画にしたもの。これを観たときはショックを受けたね。自分たちの思い通りにならない、圧倒的な力のロボットというアイデアも斬新だったし、登場人物が次々とあっけなく死んでいくのも衝撃的だった。

天地無用!魎皇鬼 第1期〜第3期(全12巻)/アニメ/評価:★★★★★
(監)林 宏樹
一人の主人公に複数の女の子という、漫画やゲームによくあるパターンの話だが、伏線や謎があちこちにちりばめられていていたり、登場人物の相関関係が何とも複雑で、ここら辺がありきたりのラブコメとは一線を画す。しかし、第2期が終わってから数年たつが、未だに謎が解けていないので思わず買ってしまった。謎が謎のままというのは気持ち悪いでしょ。
そして8年ぶりに、ようやく始まりました第3シーズン。(出ると思わなかった。)今までの謎が解明される。しかし、またまた思わせぶりな台詞が・・・。

天地無用!GXP(全8巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)ワタナベシンイチ
数ある「天地」シリーズの中で、唯一オリジナルの設定を踏襲している(オリジナルの2年後)外伝。宇宙一不幸に見舞われる主人公・山田西南がひょんな事から宇宙の警察機構ギャラクシーポリスにスカウトされ、自分の不幸な力を利用して海賊退治に精を出すうちに、次々と美女が寄ってくるという、ある意味「天地無用!」ではお約束のストーリー。ギャグあり、お色気ありで、しかもオリジナルのファンが喜ぶ展開も用意されている。オリジナルほど謎やら伏線やら大ピンチやらはないが、単純に笑える。「ツインピークス」なみに複雑な「天地」シリーズの人間関係もちょっとっわかりやすくなるかも。この作品だけ観ても楽しめるが、オリジナルを先に見てからの方が楽しめる。

電脳コイル(全8巻)※/アニメ/評価:★★★★★
(原・監・脚)磯 光雄
今よりもちょっと未来。子供達の間で大流行している“電脳メガネ”は、街のどこからでもネットに接続し様々な情報を表示する機能を備えた、子供たちになくてはならないアイテムだ。現代の携帯電話のように普及し、ほぼ全ての子供が持っている。小此木優子(おこのぎゆうこ) は、小学校最後の夏休みを目前に、最新の電脳インフラを擁する地方都市「大黒市」に引っ越すことになる。そこで、同じ名前で同じ歳だが全くタイプの違うもう一人の“ユウコ”、天沢勇子に出会い、次々と巻き起こる不思議な出来事を体験する。
 これは面白い。まさしく正統派少年少女向けSFだ。といっても、充分大人も楽しめる内容。「攻殻機動隊」の小学生版って感じ。眼鏡をかけるとバーチャルな世界を体験できるっていうのは、ありそうな話だが、その世界観は独特な感じだ。ちょっと古い街並みやら、子供たちが都市伝説に右往左往する姿は、我々の子供時代にオーバーラップするし、近未来的なテーマとのギャップが面白い。また、登場人物のほとんどが小学生なのに、電脳空間でのバトルシーンは手に汗握る。謎解き的な要素や、ちょっと切ない展開もあり、ストーリーにどんどん引き込まれる。大人と子供が一緒に楽しめる貴重な作品だ。オススメ。’07年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。

どうぶつ宝島/アニメ/評価:★★★
(監)池田 宏
いやー、まさかこれがDVDになっているとは。思わず買ってしまった。小さい頃大好きだった東映まんがまつり作品。まさにこれぞ漫画映画。技術的には、現在のアニメにも全く見劣りしない。演出は幾分ディズニーっぽい。宮崎駿もアイデア構成と言う形で参加しており、宮崎作品を彷彿させるシーンが多々ある。

時をかける少女※/アニメ/評価:★★
(監)細田守 (原)筒井康隆
筒井康隆の名作SFを、現代の視点で描いた劇場版リメイク。ストーリーの本筋はこれまでのものとだいたい同じだと思うが、主人公の設定はまるで違う。と思う。(実は他の作品をまともに見たことがないのだ。大林作品はあまり好きじゃないし。)
 何を今更「時かけ」なんて、と思っていたが、数々の賞を総なめにしているので観てみた。そしたら、まあ、ストーリー展開のテンポの良さ、影なし技法で描かれたキャラクターの動きや表情の豊かさ、ラストに向かっての盛り上がり方、う〜ん、素晴らしい出来だ。ポスト宮崎駿と言われる監督の力量をまざまざと見せつけられた感じだ。観て損はないと思うよ。欠点は、私が恋愛物が苦手だと言うことだな(^_^;)好みの問題で評価はこの位だが、映画の出来としては★5つ。

秘密(トップ・シークレット)(全9巻)※/アニメ/評価:★
(監)青山弘 (原)清水玲子
少女コミック原作のサスペンス。犯罪被害者の脳に残された記憶から、生前の記憶映像を再現する「MRIスキャナー」の技術を駆使し、難事件解決に挑む科学警察研究所・法医第九研究室、通称「第九」。その第九の室長・薪と新人・青木が中心となって凶悪事件を解明していく。
 なんかいまいち面白味に欠ける。前半は昼ドラみたいな色恋の話が続き、なんじゃこりゃって感じ。ミステリーのような謎解きもあまりないし、伏線もなく突然主要キャストが死んだり、なんか必然性のない展開が多い。こういう話は緻密に組み立てられた展開を期待するのに、話が突然すぎるんだよな。

トップをねらえ!(全3巻)※/アニメ/評価:★
(監)庵野秀明
89年に製作された4話とそれから6年後に製作された2話の全3巻。宇宙怪獣と戦うパイロットをめざす少女の話。これも、エヴァ的なものを期待したのだが、最初の4話は演出も滅茶苦茶なうえ、オタクの自己満足的な内容で辟易したが、6年後の2話は明らかに演出がうまくなっていて、割と見られる内容になってた。

トップをねらえ2(全6巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)鶴巻和哉
太陽系に侵攻を続ける宇宙怪獣軍団。「トップレス」と呼ばれる超能力少年少女たちの駆る「バスターマシン」が人類防衛の要となっていた。宇宙パイロットを夢見て街に出てきた少女「ノノ」は、ある日、パイロットの「ラルク」に出会い、追い掛け回し、ついにはパイロット見習いになる。しかし「ノノ」には隠された秘密が・・・。GAINAX10周年記念作品として制作されたOVA代表作の続編。だが、前作とはほとんどつながりがなく、「エヴァ」や「フリクリ」で監督を務めた鶴巻テイストが全開。テンポの良いセリフまわしやギャグ、迫力満点のアクションが気持ちいい。しかし、ラストがちょっとわかりにくかったなぁ。残念。

となりのトトロ/アニメ/評価:★★★★★
(監)宮崎 駿
正直、はじめは子供向けと思って期待していなかった。しかし、ノスタルジックな風景やストーリーにすっかり心を奪われてしまった。つくづく先入観を持ってはいけないなぁと思い知らされた。

扉を開けて※/アニメ/評価:★★
(監)清水恵蔵 (原)新井素子
新井素子の人気SF小説の映画化作品。超能力があるために日常から浮いてしまう女子大生と2人の青年が、異世界に引き込まれ、戦いに巻き込まれる。新井素子といえば一人称の文体が特徴で、主人公の心情の移り変わりが細かく描かれており小説は好きな作品の一つなのだが、映像化してしまうとその良さが薄れてしまう感じだ。80年代の作品なので、当時の言葉遣いがあちこちにあり、おかしいやら、懐かしいやら。音楽はなんと、知る人ぞ知るマーク・ゴールデンバーグ。う〜ん、サントリーローヤルのCMが観たい!(特にガウディ編。わかるかなぁ?)

トライガン(全7巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)西村 聡 (原)内藤泰弘
コミック原作の西部劇テイストのSFアクション。見た目はさえないが、伝説のガンマンである賞金首ヴァッシュ・ザ・スタンピードの活躍を描く。コメディタッチだが、話が進むにつれてシリアスな展開になり、退屈しのぎに入手したのに、話に引きつけられた。

トリニティ・ブラッド(全12巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)平田智浩 (原)吉田直 
アルマゲドンで文明が滅んだ未来、人間とヴァンパイアが闘争を続ける中、人間の守護を目的とするローマ教皇庁の派遣執行官アベルとシスター・エステルは、ヴァンパイアが治める帝国との和平のために動き出すが、世界を破滅させようとするヴァンパイアの一団ローゼン・クロイツの陰謀に巻き込まれる。急逝した吉田直のSF小説を映像化した作品。私の好きなヴァンパイアもので、ゴシック調のデザインや、キャラクターがとても綺麗で、絵的にもハイレベルだと思う。しかし、サブキャラの登場がとぎれとぎれで1話の登場人物が少なく感じ、また、周りの世界の描写も少なく、ちょっと寂しげな印象がする。(後半はちょっと良くなったが)原作が完結していない(?)ので仕方ないが、ラストも少し中途半端。ちょっとおまけしてこの評価。

ながぐつ三銃士/アニメ/評価:★★★
(監)勝間田具治
「どうぶつ宝島」に引き続きまたまた買ってしまった東映まんが映画。長靴をはいた猫のペロが主人公の西部劇。小学生の頃、夏休みによくテレビで放映されていて、一番好きだった。

茄子−アンダルシアの夏※/アニメ/評価:★★★
(監)高坂希太郎 (原)黒田硫黄
イタリアの自転車レーサーとその兄夫婦の複雑な関係を、レース中の主人公の心情を通して描く。1時間もない作品なのでサラっと見られる。主人公のCVは、ご存じ大泉洋。スタジオジブリ製作。

茄子−スーツケースの渡り鳥※/アニメ/評価:★★★★
(監) 高坂希太郎 (原)黒田硫黄
「茄子ーアンダルシアの夏」に続く、自転車ロードレースを題材にした短編映画。日本ではあまりメジャーではないロードレースの勝負と、そのレースを通して、チームのメンバーが悩みや迷いを乗り越えていく姿を描いている。・・・といっても、内容はとてもコミカルで、重たい雰囲気はなく気軽に観られていい感じだ。一方、レースの対決も非常に面白く描かれている。絵の動きなんかは、まるで「カリ城」のようで、よく動く。このスタッフに、是非とも「ルパン」を作ってもらいたいと思わずにはいられなかった。声優陣も思わぬサプライズがあり、笑った笑った。前回に引き続き大泉洋が主役を務め、どっかで聞いたような掛け合いだと思ったら、脇役にあの人が。全く違和感がなかったので、ビックリした。お薦めの一本だ。

夏目友人帳(全5巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)大森貴弘 (原)緑川ゆき
妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」と書かれた紙の束を見付ける。この「友人帳」とは彼の、祖母・レイコが妖怪をいじめ負かして名を奪い、主従関係を結ばせた契約書であった。それ以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで用心棒となった妖怪のニャンコ先生と共に、妖怪達に名を返す日々を送りはじめる。
 妖怪物大好きな私はハマりました。思わずコミックスも買ってしまった。設定自体は良くあるパターン(「うしおととら」とか「百鬼夜行抄」とか)なのだが、こういう妖怪物で、こんだけ「優しさ」がテーマとなっているものは珍しいかも。いい意味で裏切られた感じ。原作と比較すると、やっぱり原作の方が話の展開が自然な感じだが、色彩や音楽がとてもよくマッチしていていい感じだ。女性には特にお勧め。

ノエイン もうひとりの君へ(全7巻)※/アニメ/評価:★★★★
(原・監)赤根和樹
函館に住む少女ハルカ12歳の夏休み。幼なじみのユウとハルカの前に再び青く光る雪が舞い、15年後の世界からカラスと呼ばれる男が現れる。その世界では高度な科学力で人類の世界を保とうとする“ラクリマ時空界”と、全時空の消滅を図る“シャングリラ時空界”の激しい戦いが繰り広げられ、カラスがいるラクリマが耐えきれなくなるのは時間の問題だった。シャングリラの侵攻を止める“鍵”=「龍のトルク」の存在を探りあてたラクリマ司令部は、それを捕獲すべく15年前の世界にカラスたち竜騎兵を送り込まれたのだ。そんな時、ハルカの首元に「龍のトルク」が現れる。最近、はやってきた量子物理学的(簡単に言うと多次元世界?)な話。内容は結構シリアスだが、登場人物の明るさが微妙にバランスをとっていてちょうどいい感じ。この手の話は一歩間違うと訳のわからないことになってしまうが、次の展開が気になるようにうまく作ってるんじゃないかな。個人的にこの手のテーマが好きなせいかもしんないけど。

NOIR(ノワール)(全7巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)真下耕一
暗殺を生業とする女・ミレイユは、ずば抜けた戦闘能力を持つ記憶喪失の女子高生・霧香から自分の過去を明らかにすることを依頼される。ミレイユは、自分の両親が殺された時に流れていた曲と同じオルゴールを持つ霧香に興味を持ち、すべてが明らかになったら霧香を殺すことを条件に、「ノワール」と名乗りパートナーにする。
 女性二人組の暗殺者という設定を聞くと萌え系を想像するが、はっきり言って視聴者サービスや笑いの要素は一切ない。全編ハードボイルドなストーリーである。しかし、ハードボイルドすぎて、ちょっと息が詰まる。敵の目的や全体像もラスト直前まではっきりしないので、戦う理由が明確でなく、もやもやする。ストーリー全体がちょっと神話チックで、悪くはないんだが私好みではないなぁ。お堅い話が好きな人にはいいかもね。私としては、もっとマニアックな銃器の描写や、暗殺のテクニックを見たかったなぁ。

灰羽連盟※(全5巻)/アニメ/評価:★★★
(監)ところともかず (原・脚)安倍吉俊
灰色の羽と光輪をもつ「灰羽」達と人間達が暮らす、外の世界から隔絶された町で、周囲の者とのふれあいの中で、灰羽達が自らの存在理由を探す。HP上でスカウトされたという異色な経歴を持つ、安倍吉俊の世界観が独特の雰囲気を醸し出している。シリアスな中にも人(?)の温かみや思いやりが感じられる作品。

ハウルの動く城/アニメ/評価:★★★★
(監)宮崎駿 (原)ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
正直、この映画の製作決定の時はちょっとがっかりしたのだ。宮崎駿が恋愛ものなんてって。しかし、観てみると十分楽しめるんだよね。確かに、今までと違って、若干わかりにくい部分はあるものの、それでも面白いのは、さすがだね。

鋼の錬金術師(全13巻+劇場版「シャンバラを往く者」)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)水島精二 (原)荒川弘
大人気コミックのアニメ化。幼き時に最愛の母親を亡くしたエドとアルのエルリック兄弟は、母親を生き返らせようと、錬金術において最大の禁忌、人体錬成を行ったが、失敗し、兄・エドは左脚を、弟・アルは全身を失ってしまう。エドは自身の右腕を代価として、アルの魂を何とか鎧に定着させたが、自分達の愚かさに気づく。その後エドは、国家錬金術師となり二つ名・「鋼」を授けられ、アルと共に元の体に戻る為、絶大な力をもつ賢者の石を探す旅に出る。
 いや〜、こいつはすごい。最愛の人が死んだら、例え他人を犠牲にしてでも生き返らせたいと思うだろう。犠牲になるのがろくでもない奴ならなおのこと・・・。しかしそれが本当に正しいのか正しくないのか・・・。めちゃくちゃヘビーなテーマで残酷で哀しいストーリー。久しぶりに背筋がゾクゾクする感覚に見舞われた。そんな中にもコミカルな部分も適度に挿入されている。キャラ設定も奥深く、人間関係、ストーリー構成も緻密で最後までテンションが落ちなかった。こいつぁは必見!ただ、あの結末であれば劇場版はいらなかったような・・・。なお、原作とはストーリーが違っている。平成17年度文化庁メディア芸術祭審査委員推薦賞、04年東京国際アニメフェアテレビ部門優秀作品賞等、数々の賞を受賞している。

白鯨伝説/アニメ/評価:★★★
(監)出崎統
文学作品「白鯨」をモチーフにして、スネに傷を持つ宇宙船回収屋が白鯨と呼ばれる巨大兵器に立ち向かうストーリー。ちょっと古くさいんだけど、何か続きが気になるんだよね。

幕末機関説いろはにほへと(全9巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)高橋良輔
かつては坂本龍馬の用心棒を務めながらも、彼を救えなかった事を深く悔いる秋月耀次郎は、心に癒えぬ傷を負ったまま、世に混沌をもたらすと言われる「覇者の首」を追っていた。彼は喧嘩に巻き込まれそうになった子供を助けた事で、「仇討ち」を本懐とする旅芝居一座と出会う。その一座の仇敵が「覇者の首」を手にしていたため、行動を共にすることになる。
 とにかくコザキユースケの絵が艶っぽくていい。旅芝居の口上など声優陣の熱演もなかなかだ。物語もこの監督らしく、色々な人間の思惑が入り乱れていて単純な時代物に終わっていない。しかし、主人公の活躍がちょっと地味な感じがするなぁ。ヒロインである遊山赫乃丈との絡みがもっと多くても良かったんじゃないかなぁ。。

爆裂天使(全12巻)※/アニメ/評価:★
(監)大畑晃一
少女の4人組が横暴な警察組織と戦う、SFウェスタンというふれこみだったが、ウェスタン調なのは予告の音楽だけ。舞台設定も地続き感がないし、出る意味のないキャラクターや、主人公達の目的もわかりにくいなど、全くの駄作。音楽だけはまずますだった。

バジリスク(全12巻)※/アニメ/評価:★★
(監)木崎文智 (原)せがわまさき、山田風太郎 
伊賀と甲賀の宿怨を断ち切ろうと、共に生きることを誓い合った甲賀の弦之介と伊賀の朧。そんな時、徳川の世継ぎ争いのため、伊賀と甲賀による代理戦争が始まる。忍者同士の血で血を洗う忍法アクション。山田風太郎の小説をせがわまさきがコミック化したものを、更にアニメ化したもの。忍法やら超能力やらが題材の話はカッコイイので好きなのだが、この話は登場人物が出てきたと思ったら、あっという間に死んでしまうので、感情移入する間がない。それに、この手の話は結末がだいたい見えてしまうので、そこら辺がマイナスポイント。しかし、絵がとても艶っぽいのはマル。

パタリロ※(全9巻)/アニメ/評価:★★
(演)笠井由勝、久岡敬史、 芹川有吾 他
クックロビン音頭が聞きたくて手に入れてしまった。TV放映時は、PTAの悪評を買ったギャグ漫画。相当昔の作品だが、今観ても結構笑えるかも。割とミステリータッチの話が多い。

ぱにぽにだっしゅ(全7巻)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)新房昭之 (原)氷川へきる
11歳の天才高校教師の少女とキャラの濃い高校生達が主役の学園ギャグアニメ。これは私のツボにはまった。ブラックでシュールなゆるーいギャグやパロディが満載。マニアでなければわからないようなネタやセリフが背景に書かれていたりして、それを見るため何回も繰り返し見てしまう。まるで麻薬のような作品だ。これらのギャグは投げっぱなしで何の説明もないが、逆に好奇心がそそられる。(ある意味「エヴァ」と同じような効果。)既成概念にとらわれない画面構成も新鮮だ。わからない人にはずっとわからないので、好き嫌いのはっきり分かれる作品だと思う。

パプリカ/アニメ/評価:★★
(監)今 敏 (原)筒井康隆
筒井康隆の短編SFを、奇才、今敏が映像化した劇場公開作品。「パーフェクトブルー」や「千年女優」で見られた、夢と現実の境界線のない独特の映像が復活。夢の中で人の心を治療する夢探偵パプリカと、他人の夢に入り込み人を狂わすテロリストとの戦いを描く。前述の両作品はこの原作からの影響が大きかったらしい。夢の中の映像描写は圧巻だ。ただ、前作で免疫のあった私は、あまり新鮮味が感じられず、ちょっと残念。ストーリーも好きな題材なのだが、ラストがちょっと私の好みではなかったな。ただ、今作品を見たことない人は、見る価値はあるんじゃないかな。

吸血鬼ハンターD(旧)/アニメ/評価:★★★
(監)芦田豊雄 (原)菊池秀行
科学文明が滅んだ荒廃した未来社会で伝説から蘇った吸血鬼や魔物の群にひとり立ち向かう謎の男”D”。SFスペクタクルとクラシカルホラーの要素をドッキングさせたエンターテイメント。クールな主人公がカッコイイ。今は亡き塩沢兼人の声も良い。85年公開。TMネットワークが映画音楽を初担当した。

吸血鬼ハンターD(新)/アニメ/評価:★★★★★
(監)川尻善昭 (原)菊池秀行
2000年公開の劇場版第2弾。小説の3作目「D−妖殺行」の完全映画版。小説のファンなのでこれははずせない。マッドハウスの硬質な絵がストーリーにあっている。英語版。塩沢兼人氏の声で観たかった。亡くなったのが悔やまれる。

ひぐらしのなく頃に(全9巻)※/アニメ/評価:★★
(監)今千秋 (原)竜騎士07
ネット上で人気を博した、サスペンス・ホラー小説のアニメ化作品。同じ場所、同じ登場人物で、違う展開の陰惨な殺人事件が繰り返される。「弟切草」などのサウンドノベルのようなストーリー。ミステリーを期待していたのだが、萌え萌えな会話をしていたロリっぽいキャラが、突然豹変する様はあっけにとられた。短いストーリーが何度も繰り返されるのだが、1話1話の結末が何ともすっきりしない。最後の最後に全体の謎解きがされるのだが、ちょっと消化不良だな。第2期が開始されるそうなので、そこで更なる謎解きがされるのかな、かな?

ひぐらしのなく頃に解(全12巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)今千秋 (原)竜騎士07
人気ネット小説のアニメ版の続編。いやー、なかなか面白いじゃないか。前作はイマイチの評価にしたが・・・。「解」というだけあって、これを観て初めて謎が解けるんだな。絵のクオリティも上がってるし。はっきりいって前作はプロローグでしかない。前作と違って、運命に抗う戦いをメインに1本のストーリーとなっていて、次の展開がとても気になる。抗争がメインの分、代名詞でもある猟奇的な描写が少なくなったのは、良かったのか悪かったのか・・・。

火の鳥2772・愛のコスモゾーン/アニメ/評価:★★★
(監)手塚治虫
80年製作の手塚治虫のオリジナル長編映画。当時としては先進的な技術を使って話題となっていたのを覚えている。宇宙パイロット・ゴドーが地球の滅亡を食い止めるために、火の鳥の血を求めて宇宙を旅する中で、本当の愛とは何かに気がつくというお話。テーマが何かを言わなくても非常にわかりやすく描かれている。今でこそよくある設定だが、ゴドーの愛した者には、当時衝撃を受けた。しかし、手塚作品の主人公はいつも試練を与えられるなぁ。

秒速5センチメートル※/アニメ/評価:★★
(監)新海 誠
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く。一人の少年が青年となるまでの恋模様を3編のショートストーリーで描いた作品。新海監督独特のモノローグ中心のセリフや、美しい風景描写は健在で、それが気持ちを伝えきれない少年少女の切なさの表現に一役買っており、恋愛物の嫌いな私でも、1話、2話と話に引き込まれて、ホロっときた。しかし、山崎まさよしの曲に乗せて描かれた3話目のあの結末は・・・。話に引き込まれていただけに、ちょっとショック。予想とは違う結末に、なんか、うまく消化できなかった。正直好きじゃないエンディングだ。1話、2話だけなら星5つだったな。まぁ、好みの問題だけどね。

ファンタジックチルドレン(全7巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)なかむらたかし
とある星の王女の生まれ変わりを探し、子供の姿で輪廻転生を繰り返す科学者達。その王女の生まれ変わりである少女と、少女を守ろうとする少年のラブストーリー。昔風のデフォルメされた顔のキャラクターは好き嫌いが分かれるが、あまりにも悲しい過去を乗り越えていく少年少女の姿は感動的。さすが名作劇場やコナンを作っていた日本アニメーション。ただ、何で主人公のエピローグはやらんかったんだろう?

Phantom(全10巻)※/アニメ/評価:★★
(監)真下耕一
PCゲームのアニメ化作品。単身アメリカ旅行に訪れていた少年は事件に巻き込まれ、偶然にも暗殺者「ファントム」に遭遇してしまう。「ファントム」の正体は少年と年端も変わらぬ少女アインだった!それまでの過去を消され「ファントム」のもとで数々の技術を学ぶうちに、いつしか少年は組織最高の暗殺者にまでに成長していく。
 やはり、この監督の作品は暗いな。キャラクターの性格が暗いのが、作品全体を暗い雰囲気にしている。シリアスなテーマだからこれで良いのかもしれないが・・・。ストーリー展開は起伏があって結構楽しめた。だが、ラストは気に入らん。あれはいらないんじゃないの?なので、評価低め。

風人物語(全6巻)/アニメ/評価:★★★
(監)西村純二 (原)大島南
風を操る能力を持つ女子中学生の姿を描いた、第1回アニメ企画大賞を受賞した大鳥南の原案をもとにしたTVシリーズ。ある事件をきっかけに “風を操る能力” を手にすることになった中学2年生のナオ。そんな中学生の日常を中心に、等身大の中学生が抱える悩みや問題を描いた作品。悩みや問題と言っても、子供の時には誰でも経験するようなもので、それをいかに解決・消化していくかがテーマとなっている。風が使えるということはさほど重要ではなく、ちょっとしたアクセントとして使われており、話にメリハリを付けている感じがする。ほのぼのとした感じに好感が持てる「まったり系」の作品。こういった作品、最近増えてきたなぁ。監修として押井守が参加しているが、押井色はほとんどない。これまでのIG作品とは全く別物。

ふしぎの海のナディア(全10巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)庵野秀明
名作SF「海底二万哩」を元にしたSF冒険活劇。「エヴァンゲリオン」の庵野秀明が初監督をしたTVシリーズ。庵野らしい支離滅裂な感じがでている。N○Kもよく起用したよね。某ディ○ニーがこの作品をパクったとか、パクってないとか・・・。

ブラックジャック OVA版&劇場版(全10話)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)出崎統
ご存じ手塚治虫の名作。「エースをねらえ」の出崎・杉野コンビが製作。実は原作はあまり読んだことがないのだが、原作よりも時代背景は現代的になっており、絵柄も劇画調で大人の視聴にも十分耐えうる秀作。原因不明の病気の真相に迫っていくXファイル調の話が多いのも私の好み。おすすめ。

BLACK BLOOD BROTHERS(全6巻)※/アニメ/評価:★★
(監)吉川博明 (原)あざの耕平
ラノベ原作の吸血鬼物。人間と吸血鬼が共存する世界で、突如暴走を始めた九龍の血統と呼ばれる吸血鬼から世界を守るため、伝説のバンパイア・ジローとその弟コタロー、吸血鬼との間を取りもつ調停員・ミミコの戦いを描く。原作はもっと長いらしいが、このシリーズは全12話と短いため、その世界観を描き切れていない感じだ。オープニング前にジローの過去が描かれているが、その他のキャラの背景がイマイチよくわからないため、物語が淡泊で軽い感じがする。

ブラック・ラグーン 第1期&第2期(全12巻)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)片渕須直 (原)広江礼威
タイの架空の都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織・人物達が繰り広げる、コミック原作のバイオレンス・ガンアクション。いやー、面白いね、これ。ガンアクションものは大好きなので、コミックは1巻が出たときから買っているのだが、コミックをアニメ化すると期待を裏切られることが多いため、これは、あえて観ていなかった。しかし、これは原作の雰囲気を全く壊してない上、コミックで描ききれない部分まで補完している感じ。しかも、迫力という点ではアニメ化して大正解だ。さらに多様な魅力的なキャラが多い。ヒロインのトゥーハンド・レヴィをはじめ、ナイフ使いの中国女、ゴスロリ姿の幼い双子の殺人鬼、生真面目な女子高生極道、声帯を切られた鬱系の少女始末屋等々、魅力的なキャラが満載。そして、最も人気の高い、メイド姿の殺人マシーン・ロベルタが登場するところから加速度的に面白くなっていく。どいつもこいつも目つきが最悪で、人の命を屁とも思ってない奴ばかり、倫理観や道徳感など皆無だが、やるならここまでやらなきゃね。原作は継続中なので第3期も期待したい。

プラネテス(全9巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)谷口悟郎 (原)幸村誠
NHKで放映された、宇宙のデブリ(ゴミ)回収屋の話。主人公の心境の変化がちょっと強引な感じもするが、舞台考証がしっかりしていて、思ったよりずっと面白かった。

BLOOD the LAST VAMPIRE/アニメ/評価:★★★
(監)北久保弘之
セーラー服に身を包んだ少女が人間社会に身を潜めた吸血鬼を倒すため、日本刀を武器に死闘を繰り広げるホラーアクション。押井守企画のフルデジタル・アニメ。デジタル上映する事を前提に作られた日本初(?)の作品。

FREEDOM(全7巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)森田修平
23世紀、人類は月に移住していた。「科学技術の研究の自由」「地球の渡航への自由」が奪われた月共和国エデンでは、高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている。タケルは、本当の自由を求める中で、エデンがひた隠しにしていた地球の本当の姿に触れ、地球を目指すようになる。
 さんざんCMで流れていたので、何となく話はわかっているつもりだったがCMとは少々違う展開だった。これが結構おもしろかったっんだよね。ただ、何が面白かったのかがよくわかんないんだけど・・・(^_^;)。ストーリーはSFの王道って感じだし、登場人物もちょっと古い感じのキャラ(やんちゃな悪ガキ?)設定だし。ただ、自分の信じることに脇目もふらずに突き進んでいく姿が気持ちよかったのかも。
 これ、大友作品だと思ってたら、キャラ&メカデザインだけだったのね。

フリクリ(全6巻)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)鶴巻和哉
エヴァンゲリオンのガイナックスが製作した、スラップスティックSFギャグアニメ。わかる人にはわかるギャグが満載で、とにかく、絵やセリフの勢いがすごい。それでいて、きちんとSFしている。カナダのファンタジア映画祭銅賞受賞。オススメ。

フルメタル・パニック(全12巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)千明孝一 (原)賀東招ニ、四季童子
世界最強の特殊部隊「ミスリル」に所属する戦士・相良宗介は、日本の高校に通い、謎の知識を有する少女「千鳥かなめ」を守るため、転校生としてやって来る。しかし。高校では「軍事おたく」の大ボケ野郎扱い。一方で「かなめ」の知識をめぐって暗躍するテロリストが襲いかかる。学園ラブコメと軍事サスペンスの両方を持ち合わせたSF作品。これだけ両極端なストーリーを併せた作品は中々ないので、結構面白かった。絵のクオリティも良い方。しかし、せっかくロボットが出てくるのに、その活躍が少ないのはチョット寂しいかも。ストーリーの本筋ももうひとひねりあったら良かったかな。

フルメタル・パニック?ふもっふ(全6巻)※/アニメ/評価:★★
(監)武本康弘 (原)賀東招二
ラノベ原作のミリタリー・ロボット・アクションのスピンオフ。戦場育ちの戦闘まみれで戦争ボケな主人公・相良宗介が高校生活に戦場の常識を持ち込み大ぼけをかます、戦争ギャグアニメ。結構、評価が高かったので観てみた。絵のクオリティはさすが京アニだけあって見事だ。ただ、本編を見ていないので、人物の相関関係がピンとこなかった。ギャグも中の上くらいかな。ただ、最終回はぶっとんでて相当笑えた。

フルメタル・パニック The Second Reid(全7巻&OVA)※/アニメ/評価:★★★
(監)武本康弘 (原)賀東招ニ、四季童子
ラノベ原作の人気シリーズの第3作目。この作品の特徴はシリアスな戦争アクションと学園ギャグの融合だが、今作はシリアスの比重が高い。後半はほとんどといっていいほどギャグがなく、ちょっと意表をつかれた。ギャグが少なくなった分、ありがちな戦争ロボット物になってしまった嫌いもあるが、物語自体は面白いし、台詞を使わずに、キャラクターの心理を描写する演出には唸らされた。さすが「京アニ」。クオリティが高いね。ここまで考えた演出をするハリウッド映画がどれだけあるだろうと思わず考えてしまった。

プロジェクト・ブルー〜地球SOS〜(全6巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)岡村天斎 (原)小松崎茂
1948年に挿絵画家の小松崎茂が「冒険活劇文庫」において連載を開始し、1951年に未完のまま中断した伝説的SF「地球SOS」を現代のアニメーション技術で映像化。極秘の地球防衛組織・迷宮機関と行動を共にすることになった2人の少年が、地球制服を狙う謎の宇宙人と戦いを繰り広げる。絵のクオリティが高く、昔の人が思い描いた未来像をうまく表現しているところが、とても好感が持てる。ストーリーは「宇宙戦争」の様な感じで斬新さはないが、そこそこ楽しめる。

ベクシル 2077日本鎖国※/アニメ/評価:★★
(監)曽利文彦
日本はハイテク技術を駆使した完全なる鎖国を開始。日本の情報はすべて厚い秘密のベールで覆われて孤立したまま10年が経過した。そしてその間、本当の日本を見た外国人は誰もいなかった。2077年、米国特殊部隊所属の女性兵士ベクシルは、恋人でありチームリーダーのレオンとともに日本への潜入作戦を実行する。しかしそこでベクシルが目にしたのは、想像を絶する光景であった。ストーリーは割と斬新だったが、何か盛り上がりに欠けるんだよなぁ。映像的にも、アニメとはいうもののフルCGの作品。実写や通常のアニメと違ってキャラクターの表情が硬くて、何か感情移入ができない。同監督も「ピンポン」では独特の映像を見せていたものの、何かあまり特徴が出てなかったな。

Hellsing(1〜6巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)ところともかず (原)平野耕太
大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」を管轄するヘルシング家の女性当主インテグラと、インテグラに服従する不死身の吸血鬼アーカード、アーカードによって吸血鬼となった新米吸血鬼の元婦警セラスらが、戦争を目論むナチス残党のヴァンパイアを駆逐する。
 以前にもTVシリーズとなったが、あちらはオリジナルストーリー。これは、ほぼ原作に忠実に作られており、クオリティ重視で発売延期を繰り返してただけ有り、なかなかの出来。相変わらず声優陣の演技・声ともにすばらしい。

Hellsing Rescript(全5巻)※/洋画/評価:★★★
(監)飯田馬之助
平野耕太原作のコミックをTV化。英国の秘密機関に仕える吸血鬼アーカードが悪の吸血鬼を退治する、ホラー・アクション。原作とは違う話になっているが、まずまず。

亡念のザムド(全8巻)※/アニメ/評価:★★
(監) 宮地昌幸
油泥海に囲まれた小さな島、尖端島。70年前の戦争で南大陸自由圏に吸収されたこの島で、アキユキは母と二人暮しをしていた。
ある日、アキユキは、親友のハルやフルイチと通学中、共に爆破事件に巻き込まれる。爆発によって生まれた謎の光を腕に受け、アキユキはザムドと呼ばれるバケモノに変身してしまう。自我を失い、暴走するザムドの下に現れたのは、赤い髪をした異国の少女、ナキアミだった。
 異形の者となってしまった主人公の苦悩や戦争による悲劇などを描いている点など、何となくエウレカちっく話だが、ちょっと世界観がわかりにくい感じがする。なんかちょっと、とっつきにくかった。

xxxHOLiC劇場版 真夏ノ夜ノ夢/アニメ/評価:★★★
(監)水島努 (原)CLAMP
女性漫画家集団CLAMPの人気コミックの劇場版。「アヤカシ」が見えてしまう高校生、四月一日(わたぬき)君尋が、願いを叶える「ミセ」の女主人、壱原侑子と出会い、その元で「アヤカシ」が見えない体にしてもらう為、対価として働いている。ある日、四月一日たちは、変わった趣味ののコレクター達と共にとある屋敷に招待されるが、招待客たちが次々と消えていく。こういった話は好きなので、それなりに楽しめた。絵も綺麗だったし。しかし、主人公のキャラ設定は、こんな奴いるかなぁって感じで、ちょっと違和感が。女性視点だからかなぁ?

魔界都市〈新宿〉※/アニメ/評価:
(監) 川尻善昭 (原)菊池秀行
この世を魔界に売り渡そうとする魔道士レヴィ・ラーとの戦いに敗れ去った弦一郎。ラーが放った邪悪なパワーの大地震により、新宿の街は魔界都市へと変貌した。そして10年後、眠りから目覚めたラーの前に弦一郎の息子・十六夜京也が立ちはだかる。
「吸血鬼ハンターD」の菊池秀行が原作なので、ファンとしては観ておかなくちゃと思って観たのだが、いかんせん古すぎるし、この作品を1時間弱の中に押し込めてしまうのは無理がある様な気がする。なんかスケールの小さい作品になってしまったような・・・。川尻・菊池コンビの作品は結構あるが、菊池秀行もこの作品はあまり気に入ってない様子。

魔女の宅急便/アニメ/評価:★★★★
(監)宮崎 駿
「女の子のために作った作品」と宮崎駿が公言していたのでどうかなぁと思っていたのだが、観客を引きつけるのがうまいね。ラストは手に汗握るもんね。これを見終わって劇場を出ると、本物の飛行船が飛んでいたことが思い起こされる。

マクロスプラス(全4巻)※/アニメ/評価:★
(監)渡辺信一郎
マクロスの伝統である、飛行機乗りの三角関係もの。戦闘シーンなどはさすがという感じだが、中味はワンパターンかも。

まりあ+ほりっく(全6巻)※/アニメ/評価:★★
(監)新房昭之 (原)遠藤海成
コミック原作。ミッション系の女子校を舞台に、百合趣味の少女と女装したドS少年を巡るラブコメディ。らしいのだが、ラブの部分は無かったな。好きな監督なので、観てみたのだが、ちょっと下ネタが多すぎてうんざりする部分が多々ある。全体的なストーリーもまるでないし・・・。笑えるっちゃあ笑えるんだけどね。ただ、オープニングはなかなか。

麿子/アニメ/評価:★★★
(監)押井 守
押井守監督のOVA「ご先祖様万々歳!」の劇場版。未来からやって来たという自分の孫をめぐり、家庭が崩壊していく演劇的演出の不条理ホームドラマ。

ミチコとハッチン(全11巻)※/アニメ/評価:★★
(監)山本沙代
厳しい里親のもとで育ち、そこから逃げて自由に生きたいと願う少女ハッチン。でも、そんなことが出来るわけないとすぐあきらめてしまう。しかし、その日が突然やってきた。女脱獄囚「ミチコ・マランドロ」が突然現れ、ハッチンを強引に父親捜しの旅に連れ出す。
 全編、映像・音楽ともに非常にスタイリッシュに作られていたお洒落。だが、スタイリッシュな演出に重きを置いたせいか、登場人物に感情移入できないし、あまりキャラが魅力的に映らない。結局、この旅で得たものは何だったのか、イマイチよくわからないしね。

みなみけ(全6巻)※/アニメ/評価:★★★
(監)太田雅彦 (原)桜場コハル
人気コミック原作のコメディアニメ。南家の3姉妹、ハルカ・カナ・チアキの平凡な日常生活を描いた作品。「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」がキャッチフレーズ。
 ゆるーいギャグと、一癖も二癖もある登場人物たちが作品を盛り立てていて、割と私の笑いのツボにはまるギャグが多い。なんも考えずに観るには最適かも。

みなみけ おかわり(全6巻)※/アニメ/評価:★
(監)細田直人 (原)桜場コハル
人気コミック原作のアニメ第2期。同じ原作で1期とは製作会社もスタッフも全く変えて製作するという、変わった作り方をしている。だから同じコミックの原作でも、演出や絵作りに制作者の個性が出ている。笑えるけど、演出や絵は第1期の方がクオリティが高かったな。

未来少年コナン※(全7巻)/アニメ/評価:★★★★★
(監)宮崎駿
内容は説明するまでもない、ご存知、宮崎駿の名作TVアニメ。私の世代が「コナン」といえばこれだった。最近はあまりこういう作品を作ってないが、宮崎駿がもっとも輝くのは、こういった冒険活劇ではないだろうか。何度観ても、ハラハラ、ドキドキする。

蟲師(全9巻)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)長濱博史 (原)漆原友紀
文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞も受賞しているコミックのアニメ版。この世のあらゆる生命よりも命の源流に近い「蟲」と呼ばれるものにより引き起こされる様々な謎を、蟲師ギンコが解き明かしていくストーリー。原作コミックはとても面白く、話が面白いのは言うまでもない。不幸な結末になるとわかっていてもその方向に進まざるを得ない人間の悲しさや、そんな不幸の中にある小さな幸せなどが丁寧に描かれており、そんな哀愁漂う登場人物達がとても魅力的に映る。日本の100年前という設定の美しい風景や抑えたトーンのセリフが郷愁を誘い、その原作の雰囲気を見事に表現している。自信を持ってお薦めできる素晴らしい作品だ。文化庁メディア芸術100選にも選出。

ムネモシュネの娘たち(全6巻)※/アニメ/評価:
(監)うえだしげる  (原)XEBEC・GENCO
幾重にも交わる時間、繋がっている全ての時代。それら全てに変わらぬ姿で存在する不死の女。女は、日常と非日常、狂気と快楽と猟奇の狭間で生きる。時代の異なる場所、東京・新宿をメインの舞台として、次々起こる常軌を逸した事件―連続殺人、要人暗殺、生物兵器テロ、非合法研究、日常と非日常、狂気とエロスとハードなアクションを交えて、人間、不死者、天使と神の業を描き出す。
 1話1時間弱の話で、なかなか変わった作り。アイディアも面白い。しかし、ちょっと、主人公や敵の目的がわかりにくく、いったい何がしたいのか、ラストにならなければよくわからない。ラストは神と悪魔の戦い(?)みたいになっちゃったが、そういう世界観をベースに、日常の事件を描いた方が、個人的には面白かったんじゃないかと思う。わたしの好みとは違い方向に展開してっちゃったな。

名探偵コナン劇場版※/アニメ/
 「時計じかけの摩天楼」/評価:★★★
 「14番目の標的」/評価:★★★
 「世紀末の魔術師」/評価:★★★
 「瞳の中の暗殺者」/評価:★★★
 「天国へのカウントダウン」/評価:★★★
 「ベイカー街の亡霊」/評価:★★
 「迷宮の十字路」/評価:★★★
 「銀翼の奇術師」/評価:★★★★
 「水平線上の陰謀」/評価:★★★
(原)青山剛晶
人気コミックの映画作品。映画ということもあって、アクションシーンが多めで、原作よりもトリックは甘めだが、推理物はついつい手を出してしまう。「ベイカー街の亡霊」は、自殺した江戸川乱歩賞作家の野沢尚が脚本を書いた異色作。(私の好みではないが・・・)「銀翼の奇術師」はミステリーとしてよりも、スカイ・パニック映画として良くできている。

名探偵コナン劇場版「紺碧の棺」※/アニメ/評価:★★
(監) 山本泰一郎 (原)青山剛昌
人気ミステリーコミックの劇場版第10弾。今回のはTVスペシャル的な感じで、ストーリーも、登場人物も、舞台も、あまり豪華さがなく、こぢんまりした話だったなぁ。

名探偵コナン劇場版「戦慄の楽譜」※/アニメ/評価:★★
(監)山本泰一郎  (原)青山剛昌
劇場版第11弾。前作よりもミステリーっぽくはなっていたが、ちょっと物足りないな。アクション部分重視って感じで。これだけの作品を作っていると、ちょっとマンネリ化してきた感じもある。子供向けだから仕方ないけど、ミステリー特有の血なまぐさい感じがもっと欲しいね。

名探偵コナン劇場版「漆黒の追跡者」※/アニメ/評価:★★
(監) 山本泰一郎 (原)青山剛昌
劇場版第13弾。今回は黒の組織との駆け引きがメインで、正直言ってミステリーっぽさが少ない。原作での組織との闘いはハラハラして面白いが、映画でこのテーマだと、原作が続いている以上組織との闘いに決着が付かないのがわかっているので、イマイチ緊張感がないな。もっと推理重視の方がいいな。殺人の舞台ももっと特殊な状況でないと盛り上がりに欠けるな。

名探偵コナンSECRET FILE(全2巻)※/アニメ/評価:★
(原)青山剛昌
少年サンデーの読者プレゼント用に制作されたビデオのDVD化。内容は、ちょっと低年齢向け。全然、殺人事件が起こらん。まぁ、低年齢層へのプレゼント前提の作品だから仕方ないか。

劇場版名探偵ホームズ/アニメ/評価:★★★
(監)宮崎 駿
ナウシカと同時上映された、英国でのTV用に作られたが、ポシャッてしまった作品、登場人物が全て犬になってる。後に日本でTV放映されたが、これは劇場公開バージョン。「青い紅玉」「海底の財宝」の2作。

MEZZO/アニメ/評価:★
(監)梅津泰臣
「MEZZO FORTE」の日本でのTVシリーズ。日本でのTV放映を考慮したためか、バイオレンスシーンが中途半端。コミカルにしたいのか、シリアスにしたいのか、そのバランスがイマイチ良くない。ラストもすっきりしない。

MEZZO FORTE/アニメ/評価:★
(監)梅津泰臣
アメリカでヒットした、危険代行業の3人組の活躍を描く逆輸入の作品。これを元にしたシリーズ物もある。本監督の別作品はハリウッドで実写版が制作されている。過激なシーンが結構あり、大人向けの作品だが、もっと渋さが欲しかった。「Zガンダム」の頃から注目していた監督だけに残念。

メトロポリス/アニメ/評価:★★★
(監)りんたろう
手塚大先生の原作を最新技術でアニメ化。人間とロボットの愛や共存がテーマの、もう一つの「アトム」ともいえる作品。脚本に大友克洋も参加。

妄想代理人(全6巻)※/アニメ/評価:★★
(監)今 敏
何の繋がりもなく、精神的に追いつめられた人間達が、次々と謎の通り魔「少年バット」に襲われていくサイコホラー。そこそこ面白かったが、最後がいまいちよくわからん。

もっけ(全13巻)※/アニメ/評価:
(監)西田正義 (原)熊倉隆敏
妖怪ものコミックのアニメ化。妖怪の見えてしまう姉と、憑かれやすい妹。姉妹をどう育てようか思い悩んだ家族は祖父母の暮らす田舎に二人を預けることに。田舎の町で姉妹は、祖父母や町の人達から自然や妖怪と共存することの意味を学ぶ。
 なんか話が子供だましというか、大人の視聴には耐えられない。なんか行動が不自然というか、どうしてそういう選択するの?とか思う部分が多々ある。子供だからといってしまえばそれまでだが、今の子供はそんなに幼稚じゃないだろとか、思っちゃう。登場キャラより低年齢じゃないとちょっとね。

もののけ姫/アニメ/評価:★★★★
(監)宮崎 駿
この作品ができる十年近く前に、雑誌の片隅にこのタイトルを見た覚えがあり、公開された時は遂にできたんだと思ったものです。自然に対する畏敬の念がよく表現されている。感動的だが、面白味はちょっと欠けるかな。

ヤマトナデシコ七変化(全8巻)※/アニメ/評価:★★
(監) ワタナベシンイチ (原)はやかわともこ
初恋の相手に「ブス」と言われて失恋して以来すっかり陰気になったホラー大好き女子高生スナコ。その叔母の洋館に下宿する同い年の恭平、武長、蘭丸、雪之丞の美少年4人組は、叔母に「スナコを立派なレディーに仕立てたら家賃タダ」と言い残され、同居することに。あの手この手を使ってスナコをレディーにしようと試みる。少女コミック原作のラブコメ。笑えるかなと思って観たのだが、う〜ん、なんか笑いが古い。昭和の臭いが・・・。そこそこは笑えるのだが・・・。そこそこなんだよなぁ。それでも主人公の設定が面白いので、割と飽きずに観れたな。

ユニコ※/アニメ/評価:★★★
ユニコ2 魔法の島へ※/アニメ/評価:★★★
※1(演)平田敏夫 ※2(監)村野守美 (原)手塚治虫
キャラクターはあまりにも有名だが、ストーリーを知らない人が多いんじゃないだろうか。ユニコーンの子供のユニコは、人から愛されると、人を幸せにできる力を持っている。しかし、人を幸せにすると、その人とは一緒にいられなくなってしまうという運命を背負っている。これがとても切ない。どうしてユニコも幸せにしてやらないんだと子供ながらに思ったもんです。

吉永さん家のガーゴイル(全7巻)※/アニメ/評価:★★
(監)鈴木行 (原)田口仙年堂
平和な御色町に住む、吉永家の双葉は、小柄な女の子でありながらも特技はプロレス、好きな言葉は「先手必勝」な勝気なトラブルメーカー。そんなある日、双葉が商店街の福引きで引き当てたのは、錬金術で生み出された喋る犬の石像ガーゴイル。しかも吉永家の門番になったことから巻き起こるドタバタ劇。こういう世界観は嫌いじゃない。けど、ストーリーはやっぱ低年齢向けだね。

よみがえる空(全7巻)※/アニメ/評価:★★
(監)桜美かつし
自衛隊の戦闘機パイロットをめざしていたが、レスキュー部隊のヘリのパイロットに配属され、くさっていた主人公が、優秀な仲間達とのミッションの中で、その仕事にやりがいを見いだしていくストーリー。設定が非常にリアル。リアルなのも悪くはないが、リアルすぎて面白味に欠けるところがある。ドラマなんだから少しぐらい奇跡を起こしてもいいんじゃない?話も短くてちょっと中途半端な感じが・・・。

ラーゼフォン(全9巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)出渕裕
突然異次元のドームで覆われた東京から連れ出された少年が、過剰に増殖した異次元を調律する運命に苦しむ。俗に言う、うつ系・謎系の作品。ソフトな「エヴァ」といった感じ。退屈しのぎに手に入れたのだが、結構ハマってしまった。

ラーゼフォン 多元変奏曲※/アニメ/評価:★★
(総)出渕裕 (監)京田知己
TVシリーズの劇場版。内容がTV版とはちょっと違っているが、全体的にはダイジェスト版で、TVを見ていない人にはわかりにくいと思う。よくまとめているとは思うが、1つの作品としては消化不良だろう。TVシリーズを見た人なら、ちょっと違う展開なので、それなりに楽しめるかも。

らき☆すた(全12巻+OVA)※/アニメ/評価:★★★★★
(監)山本寛、武本康弘 (原)美水かがみ
ちっちゃくてオタクな女子高生 泉こなたとその友人でゆったりした性格の柊つかさ、つかさの双子の姉でしっかりものでツッコミ役の柊かがみ、容姿端麗で博識ながら天然な所がある高良みゆきの4人を中心として、その周囲の人々も含めた、ゆるーく、まったりとした日常を描いている。舞台となった埼玉県鷲宮市が同作品とタイアップして、「聖地巡礼」で話題となった。
 いやー、何か度肝を抜かれたね。まぁ、よくここまで自由奔放に作れたもんだ。原作が4コマ漫画だけに、話題がまったく脈絡もなく急展開したりもするが、あるあるネタや危ないネタ、コミックを遙かにしのぐ量のパロディ満載で非常に面白い。ゲストの声優がでれば、その人ゆかりの作品のパロディを入れるし、自社制作の作品はもれなくパロってる。オープニングや次回予告からしてパロディだもの。シリーズ前半のエンディングが、毎回違う昔の歌がかかるのも楽しめた。(アクマイザー3のテーマには吹き出した。)ただし、オタクネタにどれだけ精通しているかによって、面白味の度合いが違うと思う。演出面では、監督交代騒動もあったが、京アニならではの間とテンポの良さがでていて、観ていて気持ちがよかった。何が飛び出すかわからないビックリ箱のような作品。

LAST EXILE(全13巻)※/アニメ/評価:★★★★
(監)千明孝一
ヴァンシップと呼ばれる飛行機乗りの少年と少女が、世界を支配するギルドとの戦いに巻き込まれていくSFアクション。ラピュタ的な世界が舞台だが、内容はもっとクールな作品。世界観の説明がないため、取っつきにくいが、その世界になじんでくるとだんだんハマる。手書きとCGの融合がもっともうまくいった作品ではないだろうか。絵のクオリティは最高レベル。とてもTVシリーズとは思えない出来映えだ。

Reキューティーハニー(全3巻)※/アニメ/評価:★
(総)庵野秀明 (監)今石洋之 (原)永井 豪
映画と同様に、お子ちゃまむけだね。もっとシリアスなものを期待しているのだが、ギャグの要素の方が多くて、大人が観るにはちょっとね。

ルパン三世・カリオストロの城/アニメ/評価:★★★★★
(監)宮崎 駿
ご存じ宮崎駿の映画初監督作品。内容は説明の必要はないでしょう。素晴らしいの一言。もう、何十回と観ているが全く飽きることがない。クラリスは全男性の理想の女性だよね。何でも某ディ○ニーではこの映画を技術研修の素材に使っているとか。これが面白くない奴がいたら、自分の感性を疑った方がいいね。

ルパン三世 ルパンVS複製人間/洋画/評価:★★★
(監)吉川惣司
あのマモーが登場する、記念すべきルパン三世映画化第1弾。ルパンシリーズの中では特にSF色の強い作品。こんな昔にクローンを題材にするなんてすごいね。この作品で意味を知った人が多いんではないだろうか。’78年制作

RED GARDEN(全11巻)※/アニメ/評価:★★
(監) 松尾衡
ニューヨークの同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレアは朝から身に覚えの違和感を感じる。その日クラスメイト・リーズの死を伝えられ、悲しみに暮れる4人。その夜、4人は蝶に導かれ、人気の無い倉庫へと集まった。そこに現れた謎の男女から、自分たちは死んだのだと聞かされる。そして、生き返るためには、呼び出しに応じ、謎の化物を殺し続けなければならないことを知らされる。アイディアはすごくいいんだけど、演出がちょっとね。変なタイミングで突然ミュージカル調になるし(後半なくなったけど。)、化物退治の方法も、もうちょっといい方法あるんじゃないのとちゃちゃを入れたくなる。アイキャッチとかのイラストはすごくうまいのに、作画レベルはイマイチだし。ラストもどうなったのかイマイチ良くわからなかった。新しい演出を模索して挫折してしまった感じだ。それでも、次が気になるストーリー展開はまずまず。しかも、続編が制作されたと言うことで、ちょっと期待してしまう。このことでラストがなんとなく理解できたな。

RED GARDEN〜DEAD GIRLS※/アニメ/評価:★★★
(監) 松尾衡
ホラーサスペンス「RED GARDEN」のその後の話。ストーリーを書いちゃうと前作のラストがネタバレしてしまうので書かないが、これがなければ前作は中途半端な感じがしただろう。はっきり言ってこっちの方が面白いかも。でも、こちらの話の面白さも前作があってこそ。2つ併せて1つの作品だな。

レンタル・マギカ(全12巻)※/アニメ/評価:★★
(監)川崎逸朗 (原)三田誠 
臆病で弱気な高校生・伊庭いつきが父の失踪を機に継ぐこととなった会社・魔法使い派遣会社アストラル。慣れない社長業に悪戦苦闘するいつきが、頼もしい社員たちとともに迫りくる敵と戦う、ラノベ原作の異種魔法戦闘ファンタジー。
 アイディアは面白いけど、肩書きほど戦闘シーンに迫力がないし、魔術の能力の設定があいまいな感じがするし、何より主人公の活躍が物足りない。迫力があったのは1話目冒頭だけだったな。

(※印は訳あり品,、この色は新作です。)
映画(あ〜さ行) 映画(た〜は行) 映画(ま〜わ行) アニメ(あ〜さ行) アニメ(た〜わ行) 新 着

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