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 今年はとにかく、雨、雨、雨。盛夏以外はほとんど毎週雨が降っているような状況。この雨のせいで、川が氾濫し、通っている川の渓相がことごとく変わってしまい、林道が通れなくなったりと、雨に泣かされっぱなしだった。
 こんな悪条件の中、その割にはそこそこ釣果はあったので、まぁ、良しとすべきだろうか?しかし、泊まりがけで行くと何かしょぼい結果に終わっているので、行く先を考えなきゃダメだな。

 2011年11月12日(土)/9:30〜11:30/静内川//水温10℃/釣果:なし
 まだ行ってます。ホント今年は暖かく、今日も10月中旬並みの気温なので。しかし、どの川も水温は確実に下がっているので、冬でも釣りが出来るという静内に行ってみる。何年ぶりだろう。とりあえず、目的地は春別川との合流点だ。何度も来ているのに、この場所は初めて入る。川原まで車で乗り付け、川の様子を見てみると、うへっ、濁ってやがる。ダムからの放水があったな。こりゃちょっと厳しいや。ちょっとやる気がそがれたので、水の綺麗な支流の春別川(写真1)を釣り上がってみることにする。しかし、行けども行けども、浅い。浅すぎる。1キロ位上がってみたが、魚の付きそうなところが見あたらない。渇水しているのだろうか?この川を諦め合流点まで戻ってくる。仕方がないので、一縷の望みをかけて本流でロッドを出す。春別川の綺麗な水が入っている辺り(写真2)なら、魚が付いているのでは、と考え、初めてビーズリグで探ってみる。しかし、全くダメ。早々に撤収する。もっと下流の方が良いのだろうか?。
 ここまで来て何もナシではつまらないので、新冠の「椿サロン夕焼け店」で昼食。「ドライカレー」と景色を堪能して帰路につく。来週は雪が降りそうなので、今回が今年の定例釣行ラストかなぁ。





 2011年11月5日(土)/9:00〜12:00/尻別川/のち/水温6℃/釣果:虹鱒
 例年ならとっくにシーズンを終了しているところだが、今年は冬の到来が遅く、まだまだ行けそう。とは言っても、いつも行っている川は望み薄である。この時期に釣りをしていられるのは、低水温でも魚の活性が高いこの場所を見つけたからである。昨年10月末に来たときは0℃近く、ネオプレーンにフリースといった出で立ちだったが、今日は10℃近くあり、ゴアのウェーダーでも十分である。やはり今年は暖かい。しかし、景色は紅葉もすっかり終わって冬間近といった様相である(写真1)。川に降りて水温を測ると6℃しかない。さすがにドライは厳しいので、ルースニングでアタックする。林道のゲートよりもちょっと下流から釣り上がる。暫くするとマーカーの動きがおかしいので、そろ〜りとロッドをあおってみる。すると魚が付いていた。お、やっぱこの川はこの時期でも釣れるんだな。と思っていたら魚がはずれてしまった。くそー、やっぱ、アワセができていないなぁ。うまくテンションをかけられない。気を取り直して釣り上がり、前回来たときに釣れたポイントを流してみると、マーカーが水中に引き込まれた。慌ててアワセると、結構強い引きだ。ティペットを細くしていたので焦ったが何とかキャッチ。30p位の虹鱒(写真2)だ。手の平サイズしか釣れないと思っていたので、このサイズが釣れるとは嬉しい誤算である。さらに数m上流でもヒット。先程よりちょいと小さめの虹鱒だった。この時期に2尾もあげれれば十分満足だ。ある程度上ったところで、今度はドライにチェンジし釣り下る。カゲロウやカディスが結構ハッチしており、マーカーにアタックしてくる輩がいたからだ。しかし、下りはノーフィッシュ。もう昼も過ぎ、雨もパラついてきたので終了とする。




 2011年10月29日(土)/7:00〜11:00/空知地方T川/時々/水温7℃/釣果:なし
 今年は雨ばかりだったが、気温の方は平年より暖かく、今日も10月中旬並みの気温とのこと。このため、例年ならシーズンオフとなる頃だが、まだまだやる気十分である。尻別に行こうかとも思ったが、サイズに期待が持てるこちらの川を選択した。前回見つけた入渓ポイントから川に入る。しかし、既に車が1台。たぶん釣り上がっているだろうと思い、釣り下ることにする。天気はいいが、気温4℃、水温7℃とちょっと厳しい条件だ。しかし、カゲロウは盛んにハッチしている。もう少し陽が高くなればいい感じになるかも。暫く釣り下っていくが、なんか見覚えのない場所だ。うーん、また渓相が変わったか?と思ったが、更に釣り下ると広い川にぶつかった。ありゃ?この場所が本流だと思っていたら支流だった。すっかり勘違い。それじゃ本流を攻めようと思ったが、週の初めの雨のせいか増水気味で渡河が困難である。仕方なく引き返し、支流の上流に釣り上がる。ふと、気が付くと支流のすぐ脇を本流が流れている。あれ?支流だと思っていたこの流れは、大きな中州で分断された本流の流れだった。何年間もすっかり勘違いしていた。まだまだ調べ方が足りないなぁ。しかし、こちらの方も暫く釣り上がると増水気味で上れなくなってしまった。結局ウロウロしただけで、実績のあるポイントを攻められず、なんだかすごく疲れたので終了。釣果も当然なしである。今日の天気(写真1&2)なら、ポイントに行ければ期待できそうだったんだけどなー。残念。



 2011年10月22日(土)/7:00〜12:30/いつもの川/時々/水温10℃/釣果:虹鱒、う○い
 珍しく今週はほとんど雨が降らず、気温も平年より高めに推移している。これならば、まだいけるかも、ということでいつもの川へ。この時期ならイブニングの方が水温が上がって良さそうだが、午後からは雨の予報。午前中の釣行にする。相も変わらず寝坊したが、到着は予定通り。先週の増水と濁りはすっかり治まっている。しかし気温は5℃、水温は7℃と厳しい状況。ハッチもなく水温も低いので、いつもの下りコースはルースニングで釣り下ることにするが、全く反応無し。やっぱこの時期はダメかな。結局、いつもの折り返し地点まで何の反応もないまま到着。さらにその少し先まで行ってみたがさっぱりだった。
 10時近くになり、陽も射してきたので折り返しはドライに切り替える。水温を測ってみると10℃まで上がっている。これなら行けるかも、と思ったが暫くは反応がなかった。暫く釣り上がり、ちょっとした淵を流していると何やら小さな反応が。しかし、いつものビッグフライは弾かれてしまうので、#14のカディスに付け替え流してみると、一発でヒット。30くらいの虹鱒だった。いやー、この時期に初めて釣ったよ。小さいけど無駄足にならずに済んで良かった。ボウズの覚悟はしてたので、ひとまず満足。
 さらに釣り上がり、滝下のポイントに到着。ここで流れの緩やかな場所を攻めていると、また小さなアタックが。しかし、その後が続かない。周りを見るとカゲロウがハッチし始めているので、先週に引き続きアダムス・パラに付け替え二,三度流すと、フライが吸い込まれた。ん?と思いロッドをあおると魚がヒット。結構な引きの強さだ。上げてみると36,7pの虹鱒(写真2)。この時期この型が釣れると思わなかったので、これは満足。さらに5,6m下でもライズを発見。そこを流すとまたヒット。しかし引き具合が怪しい。上げてみると巨大なウ○イ。更に同じ場所で一回り大きなのがもう一本。うへー。こんだけ巨大だとキモいぜ。その後、先程ニジを上げたところでもライズを発見。またウグイかと思ったが、ライズを見ると試さずにはいられない。二,三度流すとヒット。今度は猛烈に走り回りジャンプしまくり。良かった、虹鱒だ。先程より若干小さいが、35位のニジ(写真3)だった。この時期こんだけ釣れりゃあ、十分満足。やはり、例年より暖かいせいかな?既に正午を回っていたのでこれにて終了。しかし、先週、今週とアダムス・パラシュートが威力を発揮したなぁ。さすが定番フライ。来年はもうちょっと巻いとこう。





 2011年10月14日(金)/9:30〜12:00/空知地方T川/時々/水温10℃/釣果:虹鱒
 今週は土曜日から天気が下り坂というので、休みを取って釣行。今週は週の初めに雨が降ったが、イチかバチかいつもの川へ行ってみる。着いてガッカリ。濁っているうえ増水していて、こりゃダメだ。さて、どうしたもんかと考え、100キロほど離れているいつもの川パート2であるこの川に向かう。先週辺りえらく増水したようだし、下流の方が濁っていたので心配したが、いつも行く上流部は全く濁りもなく水位も平常どおり。が、しかし、なんといつも通っている林道が通行止めだ。大雨の影響で護岸が削られている。仕方がないので、対岸の川からちょっと離れた道路を走り入渓場所を探す。すると、川の方まで続く道を発見、ここから入ることにする。ちょっと藪こぎをしたが、割とすぐに川に出られた。う〜ん、ここは何処だろう?いつものコースのはずなのだが、川の様子がまたまた大きく変わっており良くわからない。いつもの入渓場所かな?とりあえず釣り始める。暫くすると、平日だというのに新たな釣り人が入ってきた。なんか落ち着かないので、上流に向かう。ちょっと歩くといつもの折り返しポイント(写真1)まで着てしまった。あれ?なんか早いな。しかし、いつもは浅いこの場所が深みになっていて、いい感じだ。そう思った矢先にライズ発見。いつものビッグドライを流してみる。一度アタックはあったのだが反応がイマイチ。粘っているうちに先程の釣り人が追いついてきた。なんで後を着いてくるかなぁ。下流にもポイント有るのにと思いつつ、どうにも反応が鈍いのでティペットを細くし、カゲロウが多くハッチしていたので、#14のアダムスパラシュートにチェンジ。数回流すと勢いよく魚が飛び出してきた。まさにマッチング・ザ・ハッチの釣りだ。こう計算どおりに行くと爽快である。久しぶりに手応えのある魚なので、慎重にネットでランディングすると、まずまずのサイズ。35,6pの虹鱒(写真2)だった。うーん、今年は私の期待に応えてくれたのはこの川だけだなぁ。時間も昼近いし、満足したので引き返すことにする。ルースニングを試しながら下っていたら、入渓場所あたりでさっきより小さめの魚がヒット。しかし目の前でバラしてしまった。やはりアワセを勉強しないとダメだな。
 川から上がり、藪を漕いで引き返すが道に迷ってしまった。なんとか開けた場所に出たと思ったら、また川に出てしまう。あれ?ここ、いつもの入渓場所じゃん。さっき入った場所はもっと上流だったのか。すっかり勘違いしてたぜ。でも新たな入渓場所を見つけられたのは収穫だったな。ヒグマ注意って書いてあったけど・・・。







 2011年10月8日(土)/7:30〜16:00/忠別川、石狩川支流A川//水温:9℃/釣果:なし
 今年に関してはいつもどおり、休み前に結構な雨が降り、またまた選択肢が限られる状況。いつもの川パート1、パート2とも、増水でとても期待がもてない。かといって早朝の峠越えは、霜で路面凍結のおそれがあって夏タイヤではやめといたほうが良さそう。となると旭川方面しかない。あまり雨も降らなかったようだし。と言う訳で、朝の3時に起きようと思ったのだが寝坊して4時過ぎ起床。やる気がそがれたが、とりあえず5時に出発し、7時頃に到着した。目的地は忠別川である。前回来たとき入れなかった、ダムのちょいと上流に行ってみたかったのだ。水温を測ってみると9℃。こいつはちょっと厳しい。案の定、さっぱり反応がない。釣り上がっていくが、こちらもやはり川の真ん中に土砂が堆積し、川が細く枝分かれしてしまっている。昼前まで粘ったがダメ。一度旭川市内に戻ることにする。
 昼飯時だったので、旭川の老舗ラーメン店「つるや」で醤油ラーメンを食い、午後はどうしようか考える。一か八か南下しいつもの川に行くことも考えたが、ちょっと時間がかかるので、3,40分で行けるA川に行くことにした。現地に着いてみると、結構人が入っている。この川であまり人に会ったことはないのに。しかも、一番の有力ポイントに先客が。話を聞くとさっぱりダメとのこと。仕方なく、その人達より更に下流に入ることにするが、久しぶりに来てみると、何だか川の流れが以前と違う。流れがイマイチで水温も9℃と低い。暫く釣り下ってみたがさっぱりなので引き返す。戻ってみると、先客がいなくなっていたので有力ポイントを試してみたが、散々叩かれた後では言わずもがなである。ダメだこりゃ。もうやめだー。久々に完全ボウズである。

 2011年10月1日(土)/8:00〜11:30/鵡川/時々時々/水温11℃/釣果:虹鱒
 またしても天候に恵まれない週末。前日から雨。予報は、峠では雪がとか言ってる。今週前半は割と天気が良かったので、川の水が落ち着いていることを願いつつ、イチかバチかいつもの川に行ってみる。6時頃現場に到着。しかし玉砕。川が真っ白けである。さて、どうしたものかと考え、支流の上流ならもしやと思い、初めて登山道へ行く林道を走って山の中まで入ってみる。奥まで進むと、何故か人が立っていて何かと思ったら、狩猟の解禁日なので監視をしていたようだ。「ハンターが入っているので気をつけて。」と言われたが、どうやって気をつけたら撃たれないのだろう・・・。と考えながら、川を見てみたがこちらも状況は同じであった。ええい、こうなったら鵡川まで長くない足を伸ばしてみるか、ということで鵡川初釣行である。ここは、奇跡的に濁りもほとんど無いようだ。何処に入ったらいいのか判らないので、入りやすそうな所に入ってみる。占冠の道の駅のちょっと下流(写真1)である。ちょっと街中に近すぎるかと思ったが、川幅も川原も広く、流れも緩やかで、そこそこ淵も点在しておりフライ向きだったので、とりあえず行けるとこまで試し撃ち。初場所は強いんだよなオレ、と思いながら暫く釣り続けていると、何やら手応えがある。ん?と思ってラインを巻き取ると、ありゃ、いつの間にやら魚が掛かっている。20pくらいの虹鱒だった。やはり釣れてしまった。たいした魚じゃないが、オレって持ってるよなー。その後暫くして、またまた同じような手応え。今度はさっきよりも一回りくらい大きな虹鱒(写真2)だった。
 一応一通り探ってみたので、場所替え。今度は占冠市街より上流で良さそうな場所を探し、ちょうど高速の下を蛇行するポイント(写真3)に入ってみた。ここは、ずっと淵が続いており至る所ポイントといった感じだ。入ってすぐに魚がジャンプするのを目撃したので、期待が膨らんだのだが、さっぱり反応がない。うーん、やはり高速の車の音がうるさくて魚が付かないのだろうか。ここでは結局ダメ。他の場所も見て回ったが、雨も降り出し、もうお昼前だったので今日はこれで終了。もうすぐ高速もつながるし、来年はちょっと通ってみようかな。






 2011年9月23日(金)/6:30〜12:30/尻別川//水温8.5℃/釣果:岩魚、虹鱒
 3連休の初日。一昨日に台風の影響で道内各地でまたまた大雨、増水。例年、この時期にはいつもの川に通う頃だが、とても釣りの出来る状況じゃない。何処に行ったらいいのか、今年ほど場所の選定に苦労する年はない。毎日、国土交通省の水位情報とにらめっこである。調べてみると、小樽やニセコ方面は今回の台風の影響があまりないようなので、今回は尻別川に行くことにする。
 1時間ほど寝坊して4時起床、5時ちょっと前に出発。6時半頃に現地に到着した。まずは、鈴川の辺りに入ってみる。ここに入るのは今回初めてだ。空は快晴。しかしそのため放射冷却でグッと冷え込み、気温は一ケタである。川の方は、雨の影響もなく、逆に透明度が高くなっているような感じだ。渓相的にもまずまずである。しかし、上流、下流とも攻めてみたが全く反応がない。やはり、人気河川だけに抜かれてしまっているのかなぁ?
 最初の場所に見切りを付け、今度はシーズン始めに入った上流部へと向かう。しかし、やはり人気河川。入渓ポイントは行く先々に車が停まっている。空いてる場所を探しているうちに、相当上流まで来てしまった。川の様子を眺めてみると、これは中々の雰囲気だ。前回より上流部なのに、川幅も少し広いし、おいしそうなポイントも点在している。もう時間も10時を過ぎているので速攻で川に入る。こちらは先日の大雨でだいぶ大水が出たようで、大木が倒れていたり、川原の草がなぎ倒されている。しかし、もう水は落ち着いており、こちらも異常なくらい透明度が高く感じる。まず水温を測ってみると、なんと8.5℃。この時期にしては低すぎじゃないのかぁ?ドライじゃダメかと思ったのだが、2,3投で早々にヒット。20p位の岩魚(写真1)だ。ダメかと思っていただけにこんなサイズでも嬉しいや。でも、もう岩魚系の領域か。と思いつつ、倒木の脇(写真2)を攻めてみると、またまたヒット。すると、今度はちょっと引きが強く、更にジャンプ。お、虹鱒じゃん。挙げてみると30弱のニジ(写真3)。ここより下流で手の平サイズばかりだったので、こんなサイズ釣れると思わなかった。またまた嬉しい誤算。更に釣り上がると、ちょいと小さめのニジもゲット。その後はポイント、ポイントで小さめの岩魚が顔を出した。なんか、狙った場所で魚が顔を出してくれる。やべー、楽しくなってきた。渓相(写真4)も私好みなので、先が気になり、ずんずん釣り上がってしまう。フィッシャーズ・ハイとでもいうのだろうか?やばい、やばい。このままでは止まらなくなり、体力の限界を超えてしまいそうなので、正午になったら引き返すことにして釣りを続けることにした。結局、2時間程度で、虹鱒2尾、岩魚4尾。バラシ2尾の結果。サイズ的には物足りないが、なんだか楽しかったので満足、満足。








 2011年9月16日(金)/5:00〜11:00/網走川/のち/水温16℃/釣果:虹鱒、う○い
 8月後半からは雨の合間に、雨の降らない日があるような状況で、道内の川はどこもかしこも濁りまくり。9月の最初の3連休前に休みを取り、1泊の釣行に行くことは7月くらいから決めていたのだが、行く場所の選定が難しい。阿寒なら雨の影響も少ないが、ワンパターンだし、いつものお宿ホテル・エメラルドが休業中である。なので、水が治まってきた網走川へ行くことのする。天気予報は数時間おきにコロコロ変わり、全く予測が付かない。ただ、気温は真夏並みとのこと。もう天気を気にしていては、今年は何も出来ないので考えないことにする。家を午前1時に出発。深川の辺りから雨が降り出し、結構な本降りに。途中、高速走行中ワイパーのゴムがはずれたり、愛別から先が工事通行止めというアクシデントに見舞われながらも、石北峠を越えると雨は無くなっていた。
 午前5時ころ到着。最初の目的地は津別町の弁慶岩のあたり。川に降りてみると、大物が潜んでいそうな渓相である。もう、遡上を始めた魚が数匹見える。前回来た時よりは水が多めで、濁りも入っているが、なんか期待させる雰囲気だ。しかし、いくらやっても全く反応がない。手を変え品を変えしても全然だ。やはり抜かれてしまっているのか?
 この場所に見切りを付け、今度は一昨年入った、津別高校の裏辺りに入る。橋の上から川を見ると、あれ?全然景色(写真1)が違う。下流に向かって右手の木々が全て無くなって、川幅も広くなっている。なんだこりゃ?洪水か、はたまた伐採か?いいポイントだったところが無くなっている。仕方がないので暫く釣り下り、津別川の合流点を超えたあたり(写真3)でようやくヒット。しかし小さい。ここら辺から5、6尾釣ったが、30弱程度のニジ(写真2)が最大。もっと下流に行かなきゃ大きいのは居ないのか?
 ということで、今度は大きく下流に移動し、活汲橋下流(「写真4)に入る。ここではツーハンドを久々に引っ張り出しスペイキャストでチャレンジ。すると、一投目でいきなりヒット。何かと思ったら、10pくらいのニジ。とほほ。さらに、キャストのため上流にラインを打ち返したら魚が掛かってしまう。何かと思ったらう○い。なんか今日一の引きだったな。情けない。やはり水が多めなのか、立ち込んでの釣りがあまり出来ないし、昼も近かったので、午前中はこれで諦める。前回、休みで行けなかった「西洋軒」で昼食をとる。






               /14:00〜17:30/津別川//水温16℃/釣果:虹鱒
 昼になると、もうすっかり晴天で、気温も30℃近い。午後からは網走川本流に見切りを付け、支流の津別川に入る。合流点から5、6キロ上流の橋の脇から入渓。思ってたより小さな川だ。ちょっと上流過ぎたかな。それでも、まだ陽は高いのに、ちょっとした淵や流れ込みでライズしている元気なヤツが居る。ライズめがけていつものビッグドライを投げこむが、あまり反応が良くない。ちょっとフライがデカ過ぎるかな。それでもすぐに一発目がヒット。小さいニジ。だが、なんか変。異様に背っぱりになっている。農薬かなんかの影響か?ちょっと川の状況が心配だなぁ。ずんずん釣り上がって、そこそこ魚はいるのだが全て20pちょい。うーん、やはり川が狭すぎるかな。川幅が狭まってきたので、最後に倒木の下(写真2)を攻めてから移動することにする。サイドキャストでフライを木の下に潜り込ませると一発でヒット。今日の中では一番の引きだ。木の下から強引に引きずり出すと30弱の虹鱒(写真1)。まぁ、最後に一番のサイズが釣れたから良しとするか。
 次に何処に行くか悩んだが、どうしても最初に入ったポイントに魚が居ないか確かめたくて、弁慶岩の辺り(写真3)に戻ってみる。1時間ちょい、色々と試してみたがやはり全く反応がない。だめだこりゃ。辺りも暗くなってきたので本日は終了。
 本日の宿泊地は川湯温泉である。川がダメだった場合、緊急避難的に屈斜路湖ででもやろうと思ってたのだ。阿寒にも行きやすいしね。それにここの泉質は、個人的には北海道一だと思っているのだ。ホテルにチェックインし、晩飯を食いに、下調べしておいたカフェ・ノーブルに向かう。ちょっと迷って到着。平日の夜と言うこともあり、客は私一人。のんびりと、お目当てのそば粉を使った「摩周ガレット」を食す。こりゃうまい。満足満足。ホテルに戻り、温泉に入って、爆睡する。





 2011年9月17日(土)/11:00〜12:30/阿寒川//水温19℃/釣果:虹鱒、雨鱒
 朝七時前に起床。天気が心配だったが、陽が出ている。帰りも少しは釣り出来るかな。朝飯のコンビニパンを食って、八時半頃チェックアウト。なんでも、ここら辺はツール・ド・北海道のコースになっていて、交通規制が敷かれるらしいので、あんまりのんびりしてられないのだ。それでも、途中、20年ぶりに屈斜路湖の砂湯に立ち寄り、湖を眺めてから本格的に出発する。行きは上回りだったので、帰りは下回りで帰ることにする。その方が、道中、十勝方面で釣りの出来そうな川が多いだろうという計算だ。しかし、阿寒のあたりに近づくと、ここまで来て阿寒川に入らないのも悔いが残ると思い、急遽、阿寒川に入ることにする。もう、11時近くなのであまり期待は出来ないだろうけどね。
 お気に入りの雄観橋下流から入渓するが、湿地帯を歩いていたら、泥だまりの中の木に足を滑らせ思いっきり転倒。全身泥まみれなってしまった。さい先悪いなぁ。ここも多雨の影響があるのか、いつも以上に倒木が多い。しかし、川はいたって平常である。最初から阿寒に来れば良かった。あんまり期待していなかったが、橋から2,30m下流(写真2)で、割とすぐに1発目がヒット。25位のニジ(写真1)だ。さらに、その下流、私のお気に入りの流れでポツポツと反応があるので、ここで暫く粘って終わることにする。すると、ちょいと大きめなのがヒット。すかさず合わせると、あれ?なんか軽い。なんと、信じられないことにリーダーが真ん中あたりでプッツリ。なんで、こんなとこで切れるんだー。結構、良い型だったのになぁ。その後もここで粘り、川では珍しい雨鱒(写真3)を釣り上げて終了。1時間半程度だったが結構楽しめたな。やはり、阿寒にしとくべきだった。
 阿寒を後にし、足寄で通りがかりに見つけたハンバーガー屋「ウッディ・ベル」で昼食を取る。帯広を過ぎた辺りから段々雨が降り出した。帯広近辺や占冠方面の川は濁っていて釣りにはちょっと厳しそうだ。阿寒で釣りしといて正解だったな。道が結構混んでいたため17時半頃ようやく帰札。実家に直行し、泥だらけの釣り具一式を洗って、今回の釣行は終了。






 2011年9月10日(土)/5:00〜9:00/石狩川支流A川/一時のち/水温13℃/釣果:虹鱒
 先週は台風やら30年に1回の大雨やらで、釣りどころではなかった。今週に入っても雨が続き、道内の河川は軒並み洪水警報・注意報が出ていた。今週も釣りは無理かと思ったが、もう、禁断症状が出てダメなのだ。一か八か、比較的雨に強いこの川に行ってみることにした。午前5時頃到着。今まで行ったことのない上流の方に行ってみることにした。川の様子を見て回ったが、雨に強い川とはいえ、先週の大雨の影響が大きい。河畔林の中まで水が流れているし、何カ所も木が倒れたり淵がえぐられており、昨年までと流れが変わっている。ようやく水が治まりかけてきたところという感じだ。濁りの方は、何とか底が見えるので、釣りは出来そうだ。平常の水位の1.5倍位あるので、川沿いを歩くのは難しい。車で移動しながら、入れそうな所をスポット的に攻めていく事にする。
 最初に、これまでよりだいぶ上流に入ってみたが、反応なし。ちょっと流れが強すぎるので、ここを諦め、車で流れの緩やかなところを探しているうちに、結局、いつものポイント(写真1)まで来てしまった。しかし、ここも流れがきつくドライでは何とも厳しい。ちょっと下流に移動し、こういう状況の定石どおり流れの緩い淵にフライを流してみる。すると奇跡的に魚がヒット。25位の虹鱒(写真2)。釣れると思ってなかったので、ちょっと嬉しい。その後、同じような流れを探っていると魚が追ってくるのが見えたが、アタックしてこない。やはり、底にべったり張り付いているようだ。そこで、ウェットをアウトリガーで何度か流していると、またヒット。しかし、やり慣れていないためアワセが浅く、手前でバラしてしまった。そんな事をしているうちに、気づいたら辺りが薄暗くなっており、雨が降り出してきた。ええっ、さっきまで陽が差してたのに。それでも粘ってやっていたが、結構、本格的に雨が降り出し、帽子のつばから水がしたたり落ちてくるほどに。こりゃダメだな。ということで、中途半端で撤収する。このまま帰るのもつまらないので、富良野に立ち寄り、FBふらのバーガーでハンバーガーを食って帰る事にする。道中、幾つかの川の様子を見てみたが、濁流というより泥水状態。いつもの川もご多分に漏れず同じような状況だった。来週はまた休暇取って行くつもりだけど、釣り出来る川あるかなぁ?





 2011年8月26日(金)/5:00〜11:30/渚滑川//水温15℃/釣果:虹鱒
 夏休み最後の平日。本日は、翌日キャンプだというI君を拉致し、渚滑川釣行である。昨年同時期にいい思いをしたので、2匹目のドジョウ狙いである。午前2時に出発し、5時前に到着。準備をして、いつもの6線に入る。天気の予想が全く付かなかったが、空は青空。川の水量も昨年よりちょっと多いくらいで、渡河しやすくいい感じ。しかし、いつも見かけるライズがない。う〜ん、嫌な予感。昨年釣ったポイントを順々に攻めていくが、反応がない。ようやく、昨年爆釣したポイントの近くで30p位のニジ(写真1)をヒット。その後、また近くで40位のニジを掛けるが、痛恨のバラシ。これでケチが付いたのか後が続かない。なので、この場所に見切りを付け、大滝橋下流(写真2)へ移動。橋の上から覗くと結構な数の魚が泳いでいる。期待したのだが、こちらもさっぱり。一度ライズを見つけたものの、それを取りきれず、結局こちらでは、私のフライに知らぬ間に掛かっていた小さいニジだけ。I君に釣らせることが出来なかった。またしてもガイド失敗である。くそっ!こーなったら奥の手を出すしかないな。プロのガイドに頼むか・・・(^_^;)
 昼で釣りをやめて、コンビニ弁当を公園で食っていると天候が急変。ポツポツと雨が降り出し。雷まで鳴り出した。早めに撤収して良かった。帰りの高速は前が見えないほどの豪雨になったかと思えば、晴れ間が出たりと不安定な天気。なんで夏休みはいつもこんな目に遭うんだろう。ストレス解消のはずが、ストレスばかりの夏休みだったな。






 2011年8月22日(月)/5:30〜11:00/美里別川//水温12℃/釣果:虹鱒、う○い
 毎年恒例の夏休み温泉泊釣行。今年もまたまた十勝リベンジである。こっち方面は川もいっぱいあるし、なにより、北海道ホテルに泊まりたかったんだよねー。(2泊3日の2泊目しか泊まれなかったが・・・。)しかしながら、先週は雨ばかりで、何とも嫌な予感。今週は晴れると言っていたが、最近の天気予報は当たらないことこの上ない。案の定、直前の予報では期間中に雨が降りそう。とりあえず雨に強いと言われるこの川を選択した。午前2時頃出発し、4時半頃に到着。川の様子を見ながら、足寄湖の上流側にかかる橋から入渓した。しかし、思っていたよりずっと規模の大きな川だ(写真2)。しかもちょっと増水している感じだ。川通しで歩くには限界がある。行けるところまで釣り上がることにするが、なんともポイントが絞りにくい。それでもちょっとしたたるみで魚がヒット。今回の一発目は、25、6の虹鱒(写真1)。更にもう1尾似たようなサイズをゲットした。しかし、暫く行くと遡行が困難になり仕方なく引き返す。引き返しがてら、またポイントを探ると、またヒット。しかし、今度は嫌われ者のう○いだった。こんなとこにもいやがるとは。
 今度は、もう少し下流の橋から入渓してみる。しかし、川底がツルッとした粘土層の場所が多く、良いポイントがないのでここもすぐに撤収。その後、川を見て回ってるうちに、もう昼も近くなってきた。まあ、まだ初日だからここは早めに終わりにするか、ということで午前中は終了。士幌の道の駅でカツカレーをテイクアウトし、お昼にする。




               /14:00〜18:00/士幌川/時々/水温18℃/釣果:虹鱒
 さて、午後から何処に入ろうか?ということで選択したのがこの川。直線的で護岸も多く、あまり渓相的に良くない(写真1)のだが、何故この川かというと、ブラウンが釣りたいからなのだ。午前中に入った川もそれが理由。毎年十勝地方に来るのもそうなのだ。何カ所か橋の上から見て回って、入りやすそうな場所から川に降りる。平日だというのに、良さそうな場所は先客が入っていたのだ。やはり、川は変化に乏しいが、それでもちょっとした落ち込みや深みで20p前後の虹鱒が顔を出した。うーん、ブラウンが釣れないじゃないか。下流の方がブラウンがいるんじゃないかと思い、釣り下っていくが反応がない。仕方が無く引き返す。ポイントを探りながら引き返していると、また魚がヒット。本日では一番の引きだ。今度こそブラウンか?と思ったのだが、ジャンプしまくりで、すぐ虹鱒と判明。ちょっと細いティペットを使っていたので、やや慎重にネットでランディング。30ちょいの虹鱒(写真2)。結局これが最後で本日の釣行終了。まだ明日があるし慌てなくてもいいや、ということで本日のお宿、十勝ガーデンズホテルにチェックイン。
 晩飯は「はげ天本店」で豚丼を食うことに決めていたので、店に向かう。店でメニューを見ていると、どうしても天ぷらも食べたくなり、本日の晩飯は豚丼&野菜天ぷら盛り合わせ。うん、こりゃうまい。随分と豪勢になってしまったなぁ。




 2011年8月23日(火)/7:00〜8:00/伊忽保川//水温12℃/釣果:なし
 2日目は音更川に入ろうと決めていたので、朝の4時半にチェックアウトしホテルを出る。しかし、川を見て回ってるうちに雨が降り出し、結構本格的に降ってきた。また今年も雨かよ!ちょっと状況が悪いので、緊急避難的に、以前雨の日でも釣れたこの川に入ることにする。ブラウンも諦め切れんかったし。しかし、釣れん。どうしたことだ?よくよく見ると、結構新しめの踏み後がある。これじゃ、こんなちっちゃい川じゃダメだな。暫く釣り下ると砂防ダムのような所まで来てしまった。これ以上下れそうにない。ということで、小1時間ほどで終了。雨も止みそうにないので、音更の道の駅で仮眠を取る。
               /14:00〜18:00/音更川//水温15℃/釣果:虹鱒
 ちょっと仮眠を取るつもりが、2時間も寝てしまった。時間も11時近い。雨は若干小降りになったものの、まだ降っている。こりゃ午後に掛けるしかないな。近くのマックで昼飯を澄ませ(ちょっと贅沢しすぎなので、昼は質素にした。)、当初の予定通り音更川に入ることにする。まず航空公園近くの下流に行ってみることにする。橋の脇から土手まで道が付いているので、川の近くまで車で入ってみる。河畔林に囲まれていて、駐車場所から川の様子が見えないが、とりあえずここから入渓することにする。雨は随分と小降りになったが、いつまた本降りになることやら。林を抜けると川原に出た(写真1)。しかし、川の流れが速く、川を渡るのは無理そうなので、川原が続く2,30メートルの範囲しか探れない。しかも、ドライではちょっと厳しい流れの速さである。それでも、ちょっとした流れの緩やかな淵を流してみると、一度だけ反応があった。その後は、私の必殺フライには全く反応無し。そんな中カゲロウが1匹飛んでいたので、試しにモンカゲパターンのパラシュートを結び同じポイントに投げてみる。すると一発でヒット。20p位の虹鱒が釣れた。珍しくマッチング・ザ・ハッチの釣りをしてしまった。しかし、もうこれ以上はこの場所を探れそうもないので場所を大きく移動することにする。
 次に来たのは駒場市街近く(写真2)。ここも川の横まで車で入れる場所だ。ここは、川幅も、川原も広く、少しはポイントを探れそう。しかし、さっきよりも多少雨が多くなってきた。夏だというのに、気温も終日20℃未満である。もう少し水が少なく、暖かければイブニング・ライズでも有りそうな場所だが、天候が天候だけにそんな気配は全くなし。ずんずん上流に釣り上がっていくが、反応があったのは一度だけである。厚い雲に覆われ、いつもより暗くなるのが早く、そろそろ折り返すことにする。釣り下りながらもドライでやってみるが全然ダメ。うーん、こんな日は底に張り付いているのか?と推測し、探ってみた中で一番良さそうなポイントで、一か八かアウトリガーに変更。2,3回ポイントを流してみると、何やら手応え。ありゃ、あっさりと釣れてしまった。結構いい引きだったが、20p位の虹鱒(写真3)。音更の魚は引きが強いってのはホントだなぁ。更に、もうちょい下流で同サイズがもう1尾釣れた。しかし、辺りも暗くなってきたし、雨も一向に止まないので、これでゲーム終了。また今年もリベンジならず。もう、来年からは根本的に計画を考え直さねば。いつもいつも雨に降られるし、もうこの時期の十勝はヤメだー。
 すっかり身体も冷えてしまったので、温まるものが食べたくなり、帯広の人気店「カレー・リーフ」でスリランカ風チキンと野菜のカリーを食す。その後、念願だった「北海道ホテル」に一泊。釣りの方は散々だったので、ホテルを満喫する。やはりいいな、このホテル。ここに長期滞在して釣り歩きたいものですなぁ。しかし、今回の計画はこのホテルに泊まることを中心に考えたから失敗したのかも・・・。もっと釣り中心に計画を考えなければダメかな。






 2011年8月13日(土)/8:00〜11:30/空知地方T川//水温19℃/釣果:虹鱒
 もう1週間以上30℃前後の日が続き、昨年とは打って変わって猛暑の夏。シーズン前半雨ばかりだったのが嘘のよう。その所為か、金曜日はお腹の調子が悪い上に、異常な眠気に襲われ熱中症気味。このため、いつもの週末のように早く寝たのだが、大幅な寝坊。3時に起きるつもりが、気が付いたら5時半過ぎ。すっかりゴールデンタイムを逃してしまった。何だかやる気がそがれたが、せっかくの休みがもったいないので、いつもの川パート2に向かう。お盆ということもあり、この時間になると結構道路は混んでいる。それでも、猛烈にとばしたので何とか8時前に到着。いつものように、林道を歩いていつもの上流に入渓する。今日は久しぶりに貸切状態だ。しかも抜けるような青空。道中は20℃前後まで気温が下がっていたが、準備をしている間に急上昇。またまた30℃近い気温である。それでも、風が強いため、これまでよりは涼しく感じられる。まず、いつものパターンで実績の高い落ち込み部分を攻めるが反応無し。うーん、前回からここで出なくなってしまった。どうしたんだろう?気を取り直して、前回、前々回と40弱を挙げているポイントに向かう。すると、2,3カ所でライズがある。しめしめ。ライズめがけて2,3投すると、魚がボコッとフライを咥えた。すかさずアワセると、そこそこの重量感。前回は#5ロッドだったが、今回は#3のスローアクションのロッドなので、バットからロッドが曲げられる。う〜ん、面白い。またまた、37,8の虹鱒(写真1)だ。なんか、このところ同じポイントで同じくらいのサイズが掛かる。同じ魚じゃないだろうな?他にもライズがあったので、フライを流してみたがここでは反応なし。うーん。前回から感じるのだが、ライズしてる魚が私の必殺フライになかなか出てこない。ちょっとセレクティブになっているのだろうか?その後は4,5回アタックがあったが、27,8のニジが2尾と、ちょっとお粗末な結果。まぁ、始めた時間が時間だけに仕方ないか。そんなこんなで折り返し地点のプール(写真2)に到着。今日は、行ったことのないこの上流を探検してみようと思っていたのだが、右手側の支流を覗いてみたが、ちょっと川が細い。上流を覗いてみるとすっかり渇水で川が浅すぎる。というわけで、時間も時間だし終了。もっと奥まで行けば状況が変わるのかな?今度時間のあるときに探検してみよう。




 2011年8月6日(土)/5:30〜8:30/忠別川//水温15℃/釣果:虹鱒
 いつもタイミングが悪く、昨年から中々釣りが出来なかった忠別へ。(ま、釣り以外にも目的があるんだけどね。)昨年の大洪水の後、また今年も洪水があったとのことだがどうだろう?ここは駐車場所があまりないので、いつもどこからはいるか迷ってしまう。今回も結局4年前に入ったダム上の場所から入渓する。天気の方は、予報では雷雨に竜巻なんて言っていたが、全くはずれて夏晴れ。合っていたのは気温くらい。陽が昇るとともに気温は急上昇。釣りを始める前から汗が噴き出してくる。
 川に降りてみると、川が見えない。なんじゃこりゃ?山のように土砂で埋まっており、その間を細々と水が流れている。川が何本かの筋に別れてしまっているため、川幅が非常に狭い。これじゃ小河川の釣りじゃないか。きついなー。気を取り直して釣り上がっていこうと思ったら、対岸に釣り人発見。上流に向かっていく。仕方がないので、釣り下ってダムのインレットまで行ってみることにする。なかなか良いポイントがないが、それでもちょっとした淵や落ち込みから魚の反応がある。しかし、フッキングできない。小さいのかな?何回目かのアタックでようやくヒット。27,8の虹鱒(写真1)。旭川に3年も住んでいたのに、忠別での記念すべき初物ではないだろうか?その後も数回アタックがあり、先程よりもいいサイズを掛けたのだがバラしてしまう。そうこうしている間にダムの手前に到着。しかし、この土砂(写真2)を片付けるためか、川に重機が降りてきたためここでの釣りは終了とする。ダム下の方が良かったのかなぁ?しかし、それにしてもあっつい。




               /9:00〜11:00/辺別川//水温20℃/釣果:虹鱒
 忠別がダメだった場合の第2案として考えていたこちらの川へ移動。陽も高くなり、気温も益々上昇。車の温度計は、午前中だというのに33℃を指している。この川も、いまいち入りどころが判らないんだが、ナビを見ていると川まで伸びている裏道を発見。とりあえずそこから入渓。川幅はあっていいのだが、なんだか川の半分が岩盤で浅くなっており、さらに堰堤やら護岸があって、渓相的にはイマイチである。下流の方が良さげに見えたので、釣り下ってみる。しかしこちらの川は忠別と違って魚の反応がない。入りどころを間違えたかな?下っているうちに尋常じゃないくらいの汗が噴き出してくる。頭もボーっとしてくる。うーん、やばいなぁ。こりゃ早めに切り上げないと熱中症になるでは?などと考えてフライを流してたのだが、フライが見えない。ありゃ?ロッドをあおると、魚がジャンプした。おおっと、掛かってるよ。しかも、結構なパワーだ。ちょっと手こずったが、何とかネットにランディング。サイズは32,3しかなかったが、体高のある虹鱒(写真1)だ。釣れる気がしなかったんだが、初場所には強いな、オレ。その後もがんばって釣り下ったのだが、砂防ダムらしきところにたどり着いてしまった。ここでも反応が無く、もう体力が限界である。水分も底をついた。もうダメだ。未だかつてこれ程体力が削られたことがあっただろうか?ふらつきながら、元の場所に戻る。チョウチョ(写真3)がいっぱい見える。もうダメかも・・・。これにて本日の釣り終了。3年も旭川に住んでて、この時期の旭川の暑さを知っていたのに・・・考慮してなかった。場所の選択を根本的に間違えたかな?
 だが、旭川方面に来たのにはもう一つの目的がある。「ふるき」のラーメンを食うことだ。今日は絶対、並んででも食う覚悟である。30℃を超える中20分ほど待ち、よせばいいのに味噌ラーメンを汁まで完食。また、尋常じゃない汗が吹き出す。あまりに汗をかいたので、ひとっ風呂浴びたくなって、今度は美唄に立ち寄り「ゆ〜りん館」で温泉に入る。これでまたまた汗が噴き出し、もう出るものも無い。夕方、札幌に到着し、新しくできた「カレーのふらのや」で「季節の野菜カレー」を食べた。いつもなら汗だくになるところだが、出たのは鼻水だけ。汗一つかかなかった。
 今日はちと欲張りすぎたな。家に着いたら完全にグロッキーだった。 







 2011年7月30日(土)/6:30〜11:00/空知地方T川/のち/水温17℃/釣果:虹鱒
 いつもどおり寝坊して4時起床。そろそろベストシーズンに突入するであろう、いつもの川パート2に向かう。なんだか空はどんよりしているが、まぁ釣りには最適なくらい。いつもの駐車場所に着くと既に車が1台。またまた、前回と同じく林道を歩いて上流から入ることにする。川に出ると、案の定、渇水が始まっておりいい具合になってきている。何度も言っているが、この川は盛夏の渇水期こそベストシーズンなのだ。いつも魚が付いている落ち込みもいい感じだ。まずはそこから攻めてみるが反応がない。おやっ?どうしたことだろう。少し下ってみると新しめの足跡がある。うーん、抜かれちゃったかな。仕方ないので、前回そこそこの型をあげた淵を攻めてみよう。渇水で前回より相当浅くなっているがどうだろう?と思ったが、今回も居ました。いきなり38pの虹鱒(写真1)。前回に引き続き、この川のアベレージを上回るサイズだ。さい先いいぞー。前回はここから50m位で遡行不可能だったが、ようやく遡行が出来るくらいまで水位が下がったので釣り上がってみる。昨年の氾濫以降、遡行できる状態ではなかったので久しぶりだ。ポイントを攻めながら釣り上がると、アベレージサイズの30前後の虹鱒が数尾顔を出した。やはり、さっき釣ったサイズは稀なのかな。暫く釣り上がると、木がせり出しているちょっとした淵にさしかかった(写真2)。ここを攻めてみると、ちょうど木の辺りで魚がアタックしてきた。しかしヒットしない。もう一度フライを流すが、またアワセ損ね。さらにもう一度流すが、今度は見切られたようで反応がなかった。ちぇっ!と舌打ちしながら、惰性でフライを下流まで流していたら、数m下流で突然違う魚が飛び出してきた!慌ててアワセると中々の重量感。これは最初に釣ったヤツ位有るな、などと思っていたのだが、さっきよりも抵抗が激しいうえに、中々寄せられない。なんだなんだ?何とか魚の行く先に回り込んで、魚をネットですくい上げたが、げげっ!ネットに入りきらない。一暴れしてネットから飛び出していったが何とかバラシは免れた。やばいやばい。思ってたよりずっと大きいじゃないか!途端に緊張感が高まって、慎重にやりとり。しかし、寄せては逃げられての繰り返し。手前でネットを差し出すと逃げられてしまうので、魚が抵抗して逃げる方向を予測して、ネットを水の中に突っ込んでから、魚を引き寄せる。(この時、変に腕を伸ばしたせいか、左肩を軽く脱臼してしまった。)すると、ネットを差し出していた右手側に魚が突進。自分からネットの中に飛び込んできた。ふっふっふ。予想的中。やってやったぜ!今までこの川で辛酸をなめてきたが、ついにこのサイズをゲット。47pの虹鱒だ(写真3&4)。いつもこのサイズをバラしていたポイントがあんなこと(写真5)になってしまったので、こいつらも上流まで上がってきたのかな。やっとこの川で勝利の一服ができるぜ。この川ではいつも敗北感がしてならなかったが、今日は俺の勝ちってことでいいよね?ふふふ。でも、勝利者らしくないこの身体の痛みは何?









 2011年7月23日(土)/5:00〜11:00/いつもの川支流K川、いつもの川//水温16℃/釣果:虹鱒、雨鱒、う
 ようやく雨の降らない週末。だが、何処の川も、これまで降った雨の影響が未だに残っているようなので、近場に行くことにする。前からちょっと気になっていた、いつもの川の支流。前にも近くまでは行ったのだが、林道にチェーンが掛かっていて、奥まで車で行けなかったのだ。今日もチェーンが掛かっていたが、そこから暫く歩いていくことにする。20分くらい歩いて、最初の橋に到達したが、ここが何処だかが良くわからない。とりあえず竿を出してみるが魚の気配を感じないし、浅くて狭い。どうもここはダム下のようで、ポイントはもっと先みたいだ。正直、これ以上歩くのは無理だ。熊も怖いし。
 なので、結局いつもの川に。やはり雨の影響が残っており、川原に水が溜まっている。しかし、思ったよりも水が少なく、笹濁り程度、水温はこの時期にしては低め。条件ははベストなのだが、うーん、なにか感じが良くない。思った通り、掛かるのはヤツばかり。それでも何とか25,6のニジを数尾釣り上げた。折り返し地点も近づいた頃に、ようやく32,3の虹鱒(写真1)をヒット。本日はこんなのが最大。う○いの方がデカいぐらいだった。戻りがてらフライを流していると、この時期珍しい雨鱒(写真2)がヒット。そういえば今年は初めて釣ったなぁ。結局、虹鱒6、雨鱒1、う○い多数という結果だった。釣り終わって、何か川が良くなく感じるのか気が付いた。今までポイントだったところの、水深、流速が微妙に違うのだ。どうも砂利のようなものが堆積してきて、川底がフラットになってきている。水面を見ただけでは判らないが、やはり工事の影響が出ているなぁ。






 2011年7月15日(金)/6:30〜11:30/鳥崎川/時々/水温15℃/釣果:虹鱒、ブラウントラウト
 温泉宿泊付き釣行第2弾。どうも、鳥崎で大きいブラウンが釣れるようだということで、3連休前の金曜日に休みを取り、5年ぶりに鳥崎川へ。しかし、連休中の天気予報は最悪。釣行当日も、渡島地方は終日雨予報。午前2時に起きて、3時出発。とりあえず大した雨は降っていないようだ。洞爺を抜け、途中から落部まで高速に乗って、3時間半かけて現地到着。今回は熊対策も万全にして(熊撃退スプレーと熊鈴2個)、行ける所まで奥に入ろうという気概でやってきたのだが、暫く行くとゲートが閉じられており、既に車が停まっている。平日だというのに、もはや先客が。仕方ないので、少し戻り、いつもお世話になっている国交省の降水量計測点から川に降りる。ここ暫くぐずついた天気が続いた割に、水は少なく渇水状態。天気は予報がはずれ、曇りだが時々陽が差し込んできた。まず、入りっぱな。崖沿いの淵を攻めると、本日一発目がヒット。しかし、ヒットしたのはなんと27、8の虹鱒。この川、ニジもいたんだ。ちょっとビックリ。その後、釣り下っていくが反応が無く、何か轟音がすると思ったら、滝の上に(写真1)に出てしまった。こりゃ、魚止めの滝だな。ブラウンはこの下じゃないといないかと思い、一度車に戻り、滝の下に降りた(写真2)。こんなとこに居るかなぁ、と思いながら、とりあえずこの滝壺にキャスト。数回流していると、なんだかラインが引っ張られる。ラインを引いてくると、魚が掛かっている。おおっ、ブラウン(写真3)ではないか。苦節10年。30p弱の小物だが、ようやく鳥崎で初ブラウン。長かったなぁ。その後、似たようなサイズが4、5回アタックしてきて、2尾ヒットしたのだが、どうもおかしい。ここぞという大場所で全く反応がない。うーん。これは抜かれちゃったのかな?結局ダムのインレットまで釣り下ってきてしまい、もう昼も近かったので終了とする。すると、林道を車が5台も6台も通って行く。平日だっつーのにこんなに人が入ってたんだ。ダメだこりゃ。
 お昼は。森町のラッピでチャイニーズチキンカレー。激混みで、たかがカレーに30分も待たされた。午後は、戸切地川のダム上に入ろうかと思い行ってみるが、入渓出来そうな場所はここも既に先客が。ずんずん奥まで行ってみるが、どんどん崖が高くなり、とても川まで降りられる高さじゃなくなってしまった。結局ここは諦め、松倉川など見て回ったが、良い場所が無く、午後は釣りが出来なかった。遠出すると、いつもこんな感じだなぁ。
 もう釣りは諦め、函館市内に向かう。実は函館に転勤になった友人に、有名すき焼き店「阿佐利」を予約してもらっていたのだ。転んでも只では起きないのだ。むふふふ。友人と二人ですき焼きを堪能。これで、札幌、旭川、函館の三大都市すき焼き店を制覇だ。友人と別れ、本日のお宿、大沼プリンスで一泊。温泉に入って、ベッドに横になっていたら、いつの間にか寝てしまった。
 翌日、目が覚めるともう既に8時。あちゃー、出遅れた。帰りに釣りしようと思ったのに。しかし、窓の外を見ると、本格的な雨。ダメだこりゃ。今回の釣行、終了〜。







 2011年7月9日(土)/7:00〜11:00/空知地方T川/のち/水温13.5℃/釣果:虹鱒
 またまたすっかり寝坊して、4時半起床。慌てて準備をして出発する。今日の目的地は私のホームNo2のこの川。今年の初釣行である。ベストにはまだちょっと早いが、昨年の大洪水ですっかり川の流れが変わってしまったため、様子見である。現場に到着し、いつもの駐車場所に車を停める。天気予報では曇りと言っていたのに、霧雨が降っておりムシムシしている。しかも、異常に蚊が多い。このじめじめした天気のせいだろうか?川を見てみると、濁りはほとんど無いものの、結構、増水気味。準備をして、とりあえず駐車場所から入渓。暫く上流に行くと対岸に先客が居た。仕方なくさらに上っていくが、水が多すぎて遡行できない。仕方なく駐車場所まで戻ることにする。まともに釣り始める前から全身汗だくである。もうやめようかとも思ったが、折角来たので、林道から更に上流に入ることにする。
 15分ほど林道を歩き、いつもの実績の高いポイントへ。到着した時にはもうバテバテのビチョビチョである。眼鏡が曇って視界が悪い。しかも、川原でフライを結んでいると蚊が攻撃してくる。こんちくしょー!この川で、川に入ってから蚊に攻撃を受けるのは初めてだ。やはり今年は多いなぁ。ようやく準備をし、そのポイントにキャスト。しかし増水で手前の流れが速すぎてうまく流せない。そこで、上流に回り込んでダウンクロスでフライを流すと一発で出てきた。今年のこの川の初物は25p位の虹鱒だった。この川の状況では半ば諦めていたのだが、現金なもので釣れると俄然やる気が出てきた。2,30m上ると、対岸がいい感じに深みになっている。しかし、流れがちょいと速い。私がドライフライでもっとも重要視しているのが流速である。速い流れの中に、例え1mでも、人が歩く位の速さの場所があれば、そこを攻めるようにしている。実際、そういうところで大物が釣れるケースが多いのだ。で、そんな場所を発見(写真3)。倒木の下流側がちょうどそんな感じ。ピンポイントでフライを流すと、川底から魚が追いかけてきて食いつくのが見えた。おっ、結構いい型。ロッドが低番手なのと、流れの強さが相まって中々寄らない。ドラグが鳴るー。駆け引きを楽しんでいたのだが、本当に寄せられないので焦ってくる。いつもよりティペットも細いのだ。新調したネットを取り出しどうにかすくい上げる。おっ、この川のアベレージよりはデカいな。計ってみると35pの虹鱒(写真1)。大したサイズじゃないが十分楽しめたよ。写真を撮り、勝利の一服をしてから、まさかとは思いながらもう一度同じ場所を攻めてみる。すると、またまたヒット。2匹目のドジョウではなく虹鱒がいました。さっきほどではないが、結構いい引き。こんどは30ちょいのニジ(写真2)。しかし、ここの魚は顔が小さく八頭身?のせいか、サイズより大きく見えるなぁ。よしよし、今日はこれで満足じゃ。試しに上流の方も覗いてみたが、水量が多くて50m程で遡行が出来なくなってしまった。やはり、この川は渇水期じゃないと全流程を遡行するのは難しいな。まぁ、満足したので少し早いがこれにて終了。






 2011年7月2日(土)/6:30〜12:30/いつもの川//水温17℃/釣果:虹鱒、ホウライ鱒、う○い
 天気予報では、久々に土曜日は晴れの予報。しかし、昨日の夜から札幌はガスっていて、朝の4時過ぎに眼を覚まし(また寝坊した。)、窓の外を見ると厚い雲が空を覆っていた。ホントに晴れるのか?と思いながらも、いつもの川へ出発。昨日の段階では、新冠や静内辺りと思っていたのだが、先週の状態が状態なだけに、気になって急遽予定を変更したのだ。道中は、ずっと曇り空で雨でも降るんじゃないかと思ったが、現場について用意を始めると、一気に雲が晴れ、ほぼ快晴状態。川の状態も先週が嘘のように水位が下がり、濁りもなくなっている。もう、夏の渇水状態。う〜ん、こりゃ、今年はベストシーズンを逃したな。とりあえず、水位が下がって、ポイントっぽくなった駐車場所目の前から開始する。すると、すぐに25,6pのニジがヒット。更にすぐ下のポイントでまたまたヒット。今度はちょっとした重量感。なかなか抵抗するなぁと思ったら、割といいサイズ。37、8の虹鱒だ(写真1)。こりゃ、川の状態がいいのかな?更に、その下の下流でも30位の虹鱒がヒット。なんか、ワンキャスト、ワンフィッシュだ。結局、ここで4連チャン。こりゃ、ニジマス祭の始まりかぁ?と期待して釣り下って行ったのだが、下流に行くに従ってサイズが小さくなり、逆にう○いのデカいのが多くなってくる。なんだこりゃ。今年は異常にうぐ○が多いぞ。それでもなんとかまた30ちょいのニジをヒットし水中撮影(写真3)。その後、いつもより更に下流まで行ってみたが、反応が無くなってしまった。うー、釣れん。あづい。腕も日焼けで大変なことになってきたので、引き返すことにする。帰りしな、中州の辺りでバチャバチャライズする魚がいたので、フライを流してみるとすぐにヒット。しかし、巨大なヤツだった。うへー。
 結局20尾位釣ったが、半数近くが嫌われ者のヤツだった。こんなに釣ったのは初めてだ。「う○いマスター」になるのは嫌だー!






 2011年6月25日(土)/6:00〜11:30/いつも川/のち/水温11℃/釣果:虹鱒
 本日は後輩のI君との今年の初釣行。先々週のこの川の状態から見ると、今日辺りがちょうど良い感じになっているだろうということでセッティングしていたのだが、木・金にかけて結構な雨が降ってしまった。朝4時半頃に出発し、6時頃現場に到着。心配していた川の状態は、あーらら、案の定濁りがきつめである。しかも少々肌寒い。昨年はこの時期非常に天気が良く、既に夏といった感じだったが、1,2週間季節が遅れているみたいだ。水温も前回より下がっているではないか。うーん、キビシー。それでも、前回釣った滝のポイントでライズを発見。二人で暫く粘ったがものにできず、いつものコースを釣り下る。しかし、実績の高いポイントを攻めてみても反応がなく、私がようやく20p位の虹鱒(写真2)をヒット。そんなこんなで、いつの間にやら、いつもの折り返し地点まで到達。ここで暫く粘っていると、I君に初ヒット。小さいながらも虹鱒である。これで何とか二人ともボウズは免れた。しかし、その後はパッとせず、私もうーやんを釣ってしまう始末。また、滝のポイントまで戻り粘るが、結局、その後は釣れずじまい。こんなはずじゃあなかったのに。もう一度リベンジせねばなるまいな。



 2011年6月17日(金)/6:00〜11:00/長万部川・支流二股川/のち/水温13℃/釣果:山女
 急遽思い立って休みを取り、前々から気になっていた長万部方面の釣行を決行する。最初の目的地はこの川。午前3時に出発し、5時半頃に到着。まずは川を見て回り、ロッドを思い切り振れそうな中流域(写真2)に入る。今日は晴れの予報だったのに、曇っていて少々肌寒い。まずは釣り下ることにする。うーん、何か思っていた感じと違う。全体的に川が浅いのだ。しかも平坦な流れでポイントらしきところが見あたらない。それでも、ちょっと深くなっている淵を探っていると、小さいながらも山女(写真1)をゲット。しかし、暫く下ってもあまりに変化に乏しいので、今度は釣り上がってみる。その後、また山女を釣ったが、イマイチ状況が変わらないので、上流の二俣川まで移動する。道路っぷちから川に入り釣り上がってみるがイマイチなので釣り下ってみる。しかし、本流もそうだったが、浅い。しかも、何故だか川底に泥が被っており、水も少し濁っている。あまり芳しくない状況だ。下流に釣り下ってみると川が枝分かれし細くなってきた(写真4)。川の水も少し綺麗だ。何か、阿寒の上流部を思い出す。この頃になるとすっかり陽が差してきて随分と暑くなってきた。ここでも何とか2尾ほどゲットしたが、また小さい山女(写真3)。もうこの川はここまでだな。頭の上でキーキー鳴いていたアカゲラ(写真5)を写真に撮り、午前の部終了。






 2011年6月17日(金)/13:00〜15:00/紋別川//水温15℃/釣果:山女
 第2部。長万部公園でパンとカップ麺を食べ30分ほど仮眠を取る。その後、第2の目的地であったお隣の紋別川へ。ちょっと高さのある橋のたもとから入渓。川は小さいが、渓相はなかなか。しかし下に降りてみると、ここもやはり川が浅い。うーむ。こちら方面は渇水気味なのだろうか。とりあえず釣り上がっていくが、ここでも小さな山女1尾を釣るが、すぐに大きな砂防ダムにぶち当たってしまった。仕方なく釣り下るが、堰堤の落ち込みで、またしても山女1尾。どこまで行っても川が浅いので、もう諦めて川を変えることにする。
 2011年6月17日(金)/16:00〜17:30/朱太川//水温18℃/釣果:山女
 ガイドブックで川を調べると、近場に有名河川の朱太川がある。今日の宿泊地ニセコに向かう途中でもあるので、ここに向かうことにする。小一時間で到着。割と上流の方に試しに入ってみる。水も綺麗だし、なかなかいい感じの川だ。最初は魚道が設置されている堰堤の落ち込みにフライを投げ込んでみると、魚がアタックしてくる。しかし、フライが大きすぎるせいか咥えきれない様子。うーん、こりゃ、また小さい山女だな。フライをサイズダウンして、#12位のカディスを投げ込むとようやくヒット。思った通り小さな山女(写真1)だ。ポイントにフライを投げ込むと、結構魚が反応してくる。割と魚影は濃いようだ。水生昆虫のハッチもすごい数だ。河川環境は良いのかもしれない。ちょっと上流過ぎるかと思い、車を走らせ国道5号線に架かる橋から入ってみる。ここら辺は、ちょっと流れが平坦だ(写真2)。しかし、ここでも小さな山女を何とかゲット。5時半を告げるチャイムが鳴ったので、これにて終了とする。実は、もう両膝が痛くて限界なのだ。どうも靴が変形していて、両膝に負担がかかったようだ。でも、この川、ちょっと気になる。もっと下流の方に入ってみたいな。
 本日のお宿はニセコの「あしりニセコ」。ホテルにチェックインする前に飯を食おうと思ったのだが、飲食店がない。ニセコってこんなに飯屋が少ないのか。結局、変なレストランでまずい飯を食う羽目になってしまった。コンビニ弁当にすりゃよかった。皆さんも気をつけて。


 2011年6月18日(土)/10:00〜11:30/昆布川//水温15℃/釣果:山女
 ニセコに一泊。信じられないが、昨日あれほど痛かった膝が全く痛くない。筋肉痛も出ていない。こりゃ温泉の効能だろうか?ホテルで朝食を食べ、貸切状態で露天風呂に浸かり、のろのろとホテルを出発。何処へ行こうか迷ったあげく、昼飯までの時間つぶしに、すぐ近くの昆布川に行く。以前は随分と上流に入って、小さな山女ばかりだったので、もっと下流に入ることにする(写真1)。川の規模的には、今回の釣行の中では自分の好みに一番近い感じだ。あまり時間もないし、もうゴールデンタイムも過ぎていたので、あまり期待してはいなかったが釣り始めてすぐに魚がアタックしてきた。スレているせいか、一度きりしか出てこなかったが、ポイントを攻めていくとようやくヒット。しかし、しかし、昨日に引き続き、またしても小さな山女(写真2)。その後何度かアタックはあったが掛けられず、最後の最後に今までで一番いい引きをする魚を掛けたのだが、手前でバラしてしまった。ちくしょー。これで今回の全釣行は終了。結局、小さな山女ばかりだった。場所の選択を根本的に誤っていたかな?反省。
 さて、今日の目的のもう一つは「茶房ヌプリ」に行くこと。12時過ぎに到着。狭い店なので、待つかと思ったが運良く席に付けた。もちろん注文は「季節の野菜カレー」。ニセコならやっぱ野菜でしょ。たいへんおいしゅーございました。これで今回の旅もちょっとは報われた感じだな。




 2011年6月11日(土)/6:30〜9:00/いつもの川/のち/水温12℃/釣果:虹鱒
 いったいどうなっているのか?またしても土曜日は雨の予報。しかし、朝、寝坊して起きてみると、曇ってはいるが雨は降っていない。よしよし。今日はいよいよホーム開幕戦なのだ。昨年のこの時期は、もう既に夏のような天気が続き川のコンディションも良かったが、悪天候続きの今年はどうだろう?川に着くと既に先客がいたので、邪魔にならないよう車を停める。川の状況はイマイチ(写真3)。濁りが取れていないし、水量も多め。釣りをせずに撤退する一歩手前って感じだ。キビシー。しかし、開幕戦を順延するわけにはいかないので準備を始める。新兵器(リール)の使い初めもしなきゃ。と思ったらリールトラブル。バッキングがスプールの上を空回り。ええーっ。もー。ラインとバッキングを全部引き出して、もう一度きつくまき直し。余計な時間を取られてしまった。
 30分後、いよいよ釣り開始。入りっぱなは全く反応無し。最初の中州があるポイントも反応無し。試しにビーズヘッドニンフも流してみたがダメだった。滝のあるポイントまで来たが、あまりいい感じがしないしやめようか、と思いながら煙草を吸っていると、対岸っぷちで水しぶきが上がったような気がした。ムムッ!ライズじゃねーの?いつもの必殺フライを試しに投げ込んでみる。すると一発。雨鱒かと思ったが、掛かった瞬間にジャンプしたので虹鱒(写真1)と判る。おおっ!結構引くなぁ。ちょうどいいので、リールのドラグ性能を確かめてみる。うむ、こりゃスムースだ。遊んでいて逃げられたら嫌なので、さっさと引き上げる。サイズは35,6ってとこだ。初っぱなにしては、まずまずのサイズ。なんだ、居るじゃん。諦めてたけど釣れちゃった。やめようと思った矢先にライズを発見したりするのって、結構多いんだよね、私。(魚も何かを感じ取るのだろうか?)そんならと、10mほど上流の気になる所にもフライを流してみる。するとまたまた一発でヒット。しかも先程よりも重量感があり、結構、ラインを引き出される。そこそこいい型だな。岸まで引きずり上げてみると、やはりさっきよりもちょいと大きく太った虹鱒(写真2)。泣きの40ってとこか。よしよし、今日はこれで満足じゃ。ちょっと水量が多く遡行がキツそうだったので、ここでの釣りは切り上げる。やはり長いこと詣でていると、ツキも味方してくれるんだなぁ。






 2011年6月4日(土)/8:00〜12:30/ソーケシュオマベツ川、尻別川/時々/水温:8℃/釣果:なし
 またまたまた雨の予報だ!どうなってんだ今年は?なぜ土曜日に雨が集中するのだ!まぁ、自然相手に怒ってもしょうがないので、前回、尻別上流に行く途中に気になったソーケシュオマベツ川に行ってみることにする。橋のたもとから入渓。橋の上から見た感じだと、良さげな感じだったのだが、釣り上がって行くと、浅くてあまりめぼしいポイントが無い。前回同様ルースニングで攻めるも全く反応無し。一度、小さい魚のライズがあったが、それも一度きり。ダメだな。移動しよう。
 ということで、先週に引き続き尻別上流へ。今回は先週よりも更に上流へ入ってみる。へぇー、ちょいと上流の方が流れが変化に富んでいて、いい感じだ。しかし、反応がない。誰か人が入っていたみたいだし、水温を測ってみると何故か先週よりも低い。こりゃダメだな。最初っからこっちに入ってれば良かったかも。雨も降ってきたし、これにて終了。今年は負けが先行しとるなぁ。

 2011年5月28日(土)/7:30〜10:30/真狩川、知来別川/時々/水温10℃/釣果:なし
 またまた週末の予報は雨。あまり遠出しても何なので、ニセコ方面に向かう。最初の目的地は真狩川(写真1)。ここなら何となく水も綺麗そうだし、水温・水量も一定しているような気がしたのだが・・・。予報に反して、朝のうちは陽が差して割といい天気。しかし川の方は、結構、濁りが入っていて、しかもゴミが多い。この川は梅花藻揺れる清流のイメージだったのだが・・・、ちょっと下流過ぎたかな。とにかく釣り始める。今回は、昨年ラストで味を占めたルースニングでチャレンジ。すると一発目からヒット。魚影からすると雨鱒っぽい。しかし、先週に引き続き痛恨のバラシ。やっぱ、こういうの続くんだよね。気を取り直して、再アタックするが、それ以降は全く反応ナシ。ブヨ(?)の多さにも辟易していたので、ここでの釣りは諦める。
 次に真狩川の支流、知来別川(写真2)に入ってみる。しかし、ここも虫が多いなぁ。流れも単調で、ほとんどポイントらしいポイントがない。暫く川通しに歩いて行くと堰堤が出てきた。こりゃダメだ。魚道も着いてないや。一応、堰堤周りの深みを探ってみたが、全く反応なし。だめだこりゃ。場所変えよーっと。



 2011年5月28日(土)/11:30〜12:30/尻別川/時々/水温11℃/釣果:虹鱒
 そんな訳で、2週連続のボウズは嫌だったので、昨年ラストに入った尻別川上流部(写真3)へ。昨年あんな悪条件でも釣れたのだから、ここならイケるだろう。昨年と同じく上流に向かおうと思ったのだが、少し水が多く、釣りやすい対岸に渡るのが面倒だったので、釣り下ることにした。結構カゲロウがハッチしていて、ドライでもいけるかと思ったが、やはりルースニングで攻める。シーズン本番に向けて練習しとかないと。暫くは反応がなかったが、10分ぐらいフライをながしていると、いつの間にやらヒット。うーん、またしてもアタリがとれなかったなぁ。先程のこともあるので、慎重に魚を寄せ岸まで引きずり上げる。今年の一発目は20pくらいの虹鱒(写真2)。小さいが、ようやくの1尾にホッとする。その後、手の平サイズと同じくらいのサイズを立て続けに釣り、雨も降ってきたので終了とする。
 すっかり昼飯時。朝からパンを二つしか食べてないので腹が減った。喜茂別の郷の駅で食おうかと思ったがメニューがイマイチだったので、緑と紫のアスパラを買うだけにして、札幌で飯を食うため喜茂別を後にする。中山峠は結構な雨が降っていたが、定山渓の辺りに来るとぱらつく程度になっていた。道中、藤野のカレー屋に行こうと思ったのだが、なぜか店が閉まっている。仕方なく、ちょいと遠回りだが平岸のラーメン屋に向かったのだが場所が解らず、放浪しているうちに、結局、清田の「タムラ倉庫」に来てしまった。入り口に、土日祝は食事中止と書いてあり焦ったが、空いてきたので食事OKとのこと。「鶏と野菜のホワイトソースライス」を注文。結局、昼飯にありつけたのは、16時過ぎになってしまった。あー腹減った。



 2011年5月21日(土)/8:15〜11:30/錦多峰川、社台川//水温12℃、9.5℃/釣果:なし
 ようやく今年の初釣行。が、しかし雨。こんな天気であまり遠くに行くのも何なので、近場の苫小牧周辺の川にアタックしてみることにした。狙いは錦多峰(ニシタップ。読めねーよ。)川(写真1)。人気河川だが、こんな天気ならあまり人がいないだろうということで、朝7時に出発。ホントは6時に出ようと思ったが、寝坊したのだ。とほほほ。
 川に着いてみると、濁りもなく、こちら特有の平地を蛇行する流れで、なかなかの渓相。しかし、小さいな。思っていたよりずっと小さい川だった。水温は適温だ。とりあえずカディスを結びアタック開始。うーん、反応がない。やはり場荒れしているのかな?そのうえ、川幅が狭く木がせり出しているので、ライントラブル多発。イライラしながら釣り続けていると、不意に小さな魚がヒット。慌ててロッドを立てたら、せり出した木にロッドがぶつかり、合わせきれなくて逃げられてしまった。くそっ。堪忍袋の緒が切れて、ここでの釣りは終了。
 もっと川幅のある所ということで、今度はお隣の社台川(写真2)へ。川のキャパは好みなのだが・・・浅い。しかも川底がフラットで、めぼしいポイントがない。しばらく釣り上がってみたが、気配が感じられないので終了。最後に、入渓したあたりで、フライを流してみると、小さな魚のアタックがあったが、1回キリで打ち止め。なんともさい先が悪いなぁ。
 ここまできて何も無しではつまらんので、昨年入りそびれた白老のレストラン「おおきな木」で白老牛ハヤシライスを食して帰路につく。





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