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 私生活では、昨年からロクな事が無いが、こと、今シーズンの釣りに関しては過去最高の釣果といえるのではないだろうか。20数年にわたって目標として達成できなかった50pオーバーを三本。しかも2度の自己記録更新。打率も9割近いし、色んな場所で釣りが出来た。今シーズンに関しては満足感が高い。長年目標としていた50オーバーを達成したことで、釣りに余裕が出てきた感じがする。大物、大物と躍起になって釣りをしなくなり、逆にそれが好結果に繋がったような気がする。
 来シーズンは60アップを目指すのはもちろんだが、それ以外にも、尺オショロコマを釣りたいとか、全月コンプリートしたいとか、雪の中で釣りたいとか、決定的瞬間を動画で撮りたいとか、目標が多様になってきた。ま、一言で言うなら、インスタ映えする釣りがしたいってことかな。やってないけどさ(笑)

 2017年12月29日(金)/勇駒別川//釣果:なし
 一応、シーズンオフには入ったのだが、ウェアラブルカメラだの、スリングパックだのを買ってしまって、使いたくなってしまったのだ。それと、12月、1月、2月の3月に釣果が無いので、全月を制覇したいという思惑があったのだ。そんな訳で、たぶん、川に入れさえすれば釣れるであろう勇駒別川に行ってみることにする。しかし、旭岳に麓までくると、なんだか雪が多く、除雪されていないところがちらほら。ありゃりゃ、こりゃ前日から大雪が降ったな。しかも、まだ降ってやがる。入渓場所を探して車を走らせるが、あまりに雪が多くて見当たらない。何とか入れそうなのは、以前、3月に入ったことのあるホテルに入る脇道にかかる橋の横(写真1)。雪捨て場になって居るところだ。車の中で完全防備をし、いざ車の外へ(動画はコチラ)気温はマイナス12、3℃ってとこだが、防寒装備のおかげであまり寒さは感じない。入渓場所までやって来た。意を決して崖を降りていったが、途中で胸まで埋まってしまった。降ったばかりで雪に締まりが無い。しかも雪の下の状況が判らない。半分雪に埋まりながら考える。このまま進んでいくと顔まで埋まって、春まで出てこれないかもしれないなぁ。・・・撤収〜。命あっての物種だからね。結局、何も出来ずに今年の全釣行は終了。2回目の年末釣行だったが返り討ちに遭ってしまった。ここからは日帰りグルメ旅に切り替え。詳しくはブログをご覧下さい。

 2017年11月10日(金)/8:30〜12:00/ナイタイ川//水温:5℃/釣果:虹鱒×6
 もう、体力的に限界である。足の痛み、痺れは相変わらずなうえ、肩・肘ともに痛みが有り、右足のもも上げがウマく出来ないし、腰も痛い。なので、今回を今年の定例釣行のラストにすることにする。一応・・・。ラストを華々しく飾るために、ノーフィッシュは許されないので、この時期でも実績のある十勝の川を泊まりで行脚することにした。まず最初はこの川(写真1)。以前ここら辺を放浪しているときに気になったのだが、その時は先行者が居たので諦めたのだ。こんな時期の、こんな平日なら誰も居ないだろう。
 川に入って水温を測ってみると、5℃!うへー、こんなに低いのかぁ。釣れるのかなぁ?情報によると、初冬くらいでも釣れるらしいが、さてどうだろう。写真の場所から始めるが魚の反応が無い、うーん、いくらなんでもこの水温では厳しかったか?昨日は冷たい雨が降ったみたいだし。ちょっと水量も多いのかもしれないなぁ。と思いながらラインをたぐっていると、あら?何か付いてる。なんと小指ほどの虹鱒。あまりに小さすぎて気がつかなかった。更にもう1尾。また似たようなサイズが(写真2)。こんなのしか居ないのか?先週と変わらんじゃないか。ここは超有名過ぎて抜かれちゃってるかもな。少しポイントを変えよう。上か下か。どちらに行こうか迷ったが、下流の方がこの時期魚が付きそうな緩い流れが多そうだったので、釣り下ることにした。今日はルースニングだし・・・。今日はドライは使いませんよ。暫くは反応も無く、現れたこんな流れ(写真3)。パっと見、何の変哲も無い流れだが、割と広い範囲で緩やかな流れの深みがある。ここにフライを数回流すと、先ほどよりははるかに良い引きの魚がヒット。サイズ的には22,3p位(写真4)だが、ライトタックルだと結構楽しめるな。その後も、同じ場所で同様のサイズが数匹ヒット。やはりこの時期は、魚が固まってる付いてるんだなぁ。居る場所を探し出せれば、連続ヒット。こんな水温なのに元気だなぁ。この後、釣り下りながら、数尾ヒット、したりバラしたり・・・。やはり、なんだかんだ言っても、こんな時期では食いが浅いのは仕方が無いか。
 さすがに、この水温の水の中に立ち込んでいては、足が痺れてきた。もう、正午になるので午前の部はこれで止めておくか。昼飯食って、早めに午後の部を始動しないと、この時期すぐ暗くなってしまうからなぁ。と言うわけで、時間を無駄に出来ないので、昼飯は、久しぶりにお湯を沸かしてカップラーメン。今日はストイックに釣りに徹するのだ。さて、午後は何処に行こうかな。ここまで来たのは、普段釣れない魚種を釣りたかったからと言うのも理由の一つなのだ。そう、午後はブラウンが目標である。はてさて、どこにしようかな。







                /13:45〜16:00/イコッポ川//水温:10℃/釣果:ブラウントラウト×7
 結局、午後は良く来るこの川。ここなら、間違いなく虹鱒、山女以外の魚が釣れるからね。それに晩秋のこの時期、皮の状況がどうなのか見てみたかったしね。ただし、入ったことのないポイントを攻めてみることにした。最初にこの場所(写真1)から入ったが、ポイント的にも良くなく、魚も居なかったので、奥に見える橋まで移動して、そこから再アタック。水温を測ってみると、なんと10℃。こんな時期でも二桁ある。先日雪が降ったというのに。全然、ドライでも行けるんじゃねーの?これなら冬でも釣れそうだな。しかし、今日はルースニングと決めてるのだ。
 橋からちょっと上流に行くと、直線的な川の中で少し蛇行してちょっとした流れ込みが出来ている。そこら辺を流すと20p前後のブラウン(写真2)がポンポン出てきた。いくら水温が高めとはいえ、やはりこの時期は魚は固まり気味なのかな?少しポイントを外すと、反応が鈍くなる。それでも皆無って訳ではないが。大物はいないけど、一般的にはオフシーズンのこの時期に、これだけ良いペースで魚が釣れれば御の字ですわ。そんなこんなで、気がついてみれば辺りが薄暗くなっている。今何時?時計を見るとまだ午後4時である。えー!こんなに早く暗くなっちゃうの。5時位までやろうと思っていたのに、もう全然見えないじゃん。分厚い雲のせいかな。泣く泣く日没サスペンデッド。まあ、数的には十分満足。ラスト釣行としては十分でしょ。さて、晩飯食って、北海道ホテルに向かいますか・・・。
 ・・・実は翌日も士幌川水系を回ってみたのだが、さっぱり。ポイントの選択を間違ってしまった。早々に納竿し、昼飯食って帯広を後にする。帰りの道中、トマムの辺りからみぞれ交じりの暴風雨。釣りが出来たのは運が良かったのかなぁ。



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 2017年11月3日(金)/9:00〜12:50/似湾川//水温:8.5℃/ちび山女×いっぱい、う○い×1
 ここは早春専用の貴重な川だが、晩秋に来てしまった。この時期の状況が気になったのと、下流のほうはどんなもんか気になったのである。下流の方で釣れれば来シーズンの選択肢も増えるのだが。まずはいつもの上流域(写真1)。なんか、年々、川の流れが悪くなっているなぁ。こればっかりは自然現象なので仕方ないが・・。しかし、魚の活性はすこぶる高い。ちび山女ばかりだが、ピンクのインジケーターに飛びついてくるヤツが後を絶たない。こりゃ、ドライでもまだ行けそうだな。しかし、今日はルースニングで行くと決めているのだ。・・・ちょっとだけ浮気したけど。しかし、魚は掛かってくるのだが、軽すぎてフッキングしづらくバラしが多発。ちょっと、いいサイズ、と思ったらヤツだったし。本日一番のサイズはこんな程度(写真2)。しばらく釣り上がって、林道沿いの護岸まで来たので、ここで脱渓する。いつもはもう少し上流まで行くのだが、この先もきっと似たようなサイズしか釣れないだろうし、下流の方も見てみたいし。
 支流との合流している道道の橋より少し下流に入ってみる。支流が合わさって川が少し大きくなっている(写真3)。これくらいの川幅があれば、もう少し大きい魚が居てもいいよな。それに釣りやすいし。ちょっと期待していたのだが、まったく生命感がない。表面上は少しいい感じに見えるのだが、川底が悪い、ずっとチャラ瀬のようなフラットな流れで、魚の付き場が無いのだ。少し釣り上がってみたが、状況に変化が無いのでスタート地点に戻り、今度は少し下ってみるが、こちらもイマイチ。うーん、だめだな。昼もだいぶん回ったことだしこれにて終了にする。
 ま、やはりこの川は他の川が釣れない早春に来るべき川だな。サイズを期待して来る川でないことは確かだ。でも、魚影が濃いのは嬉しい限り。なんかこの川に来るとほっこりするわ。さて、昼飯は何処にしよう。考えるのがめんどくさかったので、千歳空港行けば色々あるだろうということで、行ってみたが激混み。なんじゃこりゃ。連休だからかな?とても時間が掛かりそうだったので、結局、恵庭までのおとん食堂でラーメン。またすっかり昼飯が遅くなってしまった。あー腹減った。





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 2017年10月28日(土)/9:45〜12:30/余市川//水温:6.5℃/釣果:なし
 余市の上流部にも岩魚が居るらしいってことで行ってみることにした。この間から岩魚釣りたいと思ってるのに、イマイチ釣れないので・・・。何処が良いか判らず、キロロの辺りを行ったり来たり。結構、谷になっている所が多くて、川まで降りる場所が限られている。結局、キロロに入る道路の一番最初の橋から入渓した。ちょっと深みがあって良いかな、と思ったのだ。水温を測ってみると、6.5℃しかない。あちゃー、こりゃ厳しいや。よく考えたら、スキー場だもの。いち早く雪が降る場所だもの。そりゃ、水温も低下するわ。深場を探るも、全く生命反応が無い。虫は結構飛んでいるのだが・・・。橋の下を通り、カーブを曲がると見えてきた流れはこんな感じ(写真1)。ダメだな。こりゃ、夏にやる場所だ。100mも歩かずに終了。場所変えすることにする。赤井川を見て回ったり、下流でもちょっと竿をだしたが、全く釣れる気がせんので、もうやめた。温泉に入って帰ろうっと。

 2017年10月21日(土)/8:30〜12:15/喜茂別川/のち/水温:8.5℃/釣果:ちび山女×11
 岩魚を釣りたいと思っているのに、ここ数回で1尾しか釣っていない。喜茂別でも釣れるようなので、行ってみることにした。でも、ちび山女以外いるのかなぁ、あそこ。あまり早い時間だと、峠の路面凍結も心配だし、水も温んでいないだろうから、ちょっとゆっくりめに現地へ向かう。しかし、7時前には到着してしまった。川にはまだ日が当たっていなかったので、陽が高くなるまで川を暫く見て回った。この川あまりマジマジと見たこと無かったので。街の少し上流に架かる橋から上流側を見て回ったが、あまり上まで行くと橋を工事しているようなので、結局、少し下流の方まで戻ってスタートする。昼になれば少し暖かくなるようだが、気温はまだ4℃。寒い。でも、結構虫が飛んでるな。
 今日はビーズヘッドニンフのルースニングしばりで行こう。水温が低いのでどうかなと思ったが、早々にチビ山女が釣れてくれた。その後もコンスタントに同様サイズの山女が釣れた(写真1)。ま、あまり書くべきようなトピックも無いので細かいことは省略。一応、二桁にのったので、一番の大場所(写真2)でドライを解禁。この規模の川にしては川岸は1mくらいの水深があり、流れ込みもある典型的なポイント。いつものビッグドライを流してみる。完璧なライン取りで何度も流したが、反応無し。やはりこのサイズを食べられる魚がいないのかな?試しに#14くらいのアダムス・パラを流したら1発だった。よし、これで止めるか。あれ、そういえば岩魚が釣りたかったのに、山女ばかりだったな。もっと上流に行かなきゃダメなのかな。さて、真駒内の「うどん山菜塩屋」で、うどんでも食って帰るかぁ。山菜の天ぷらもね。



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 2017年10月14日(土)/8:30〜12:30/長流川//水温:9.5℃/山女、虹鱒
 2週続けて同じ川ってのは性に合わないのだが、本来は今日来るつもりだったのだ。しかも、先週は緊急避難的に来たうえに、雨でちょっとし出来なかったし。決して、先週食べ逃した、きのこ王国のきのこ天丼を食べたかった訳では無いのだ。・・・いや、食べますけどね。
 先週と同じ場所から入渓。とりあえず、橋の辺りまでドライで釣り上がって、そこからルースニングで下流の方まで釣り下るつもりだ。水温を測ってみると9.5℃。この川でも遂に一桁か。10月に入ってからは、気温の低下が著しく、状況は厳しくなってきているなぁ。前回ゴーマルを釣ったプールでは全く反応無し。抜かれちゃったのか、元々、魚が居ないのか・・・。このプールを諦め、少し上流のトロ場にフライを流してみる。ちょっと浅いし、流れも緩やかすぎて居ないんじゃ無いかなーなんて思っていたら、いきなり魚が浮かんできて、フライにアタックしてきた。おっと、ヒット?・・・何か変な暴れ方すると思ったら、スレでやんの。んー、まあ、魚の方からフライにアタックしてきたんだから、釣ったと言ってもいいでしょう。ニジかと思ったら、なんと山女(写真2)。しかも、9寸くらいの、結構良い魚。尾びれがでけー。先週に引き続き、満足できる山女が釣れたな。
 暫く釣り上がり橋の上流側まで行ってみたが、上流の渓相はイマイチだったので、ルースニングで引き返すことにする。先ほどは反応が無かった橋脚周りを流していると、魚が飛び出してきた。慌てて合わせるが、よく考えたら、沈んだニンフに飛び出してくるわけもなく、またしてもインジケーターに食いついてきたようだ。なんで、こうもよくインジケータに食いついてくるかなぁ?今度は、これでフライを作ってみようかな。その後、一段下の落ち込み(写真3)を流してみると、インジケーターが引き込まれた。お、今度はヒット。さっきドライでは反応無かったのに。やはり、活性が低くなっているのかな?その割にはインジケータにもアタックしてくるしなぁ。なかなかいい引きたが、それほど大きくないなぁ。おや、よく見るとまたしてもスレ。口の横に掛かっている。なんだかなぁ。やはり魚の反応が鈍いのかな。サイズを測ってみると33pだった(写真4)。
 更に釣り下り、今度は入渓地点より下流まで釣り下る。しかし、全く魚の反応が無くなってしまった。1尾くらい居てもいいのに・・・。ほんと、この辺りの渓相はポイントだらけで素晴らしいんだけどなぁ。もっと魚が居てもおかしくない感じなんだけど。ただ、上流や下流にダムや河川改修なんかが入ってるので、魚が居着かないのかなぁ。結局、ニジを釣った後は生命反応が無かった。正午のサイレンが鳴り、いつの間にやら昼を過ぎている。まあ、まずまずの魚が釣れたので、この位で止めておくか。足も痛いし。さ、それではキノコを食べに行きますか。道の駅の横は混んでいるので、北湯沢店で。・・・またなんか買っちゃいそう。きのこ王国の誘惑に勝てるだろうか・・・。








 2017年10月7日(土)/7:15〜10:00/オロウェンシリベツ川//水温:9.5℃/釣果:山女×2、岩魚×1
 岩魚が釣りてーな。けど、遠くまで行くのはめんどくせー。ということで、この川。先日、峠は初雪が降ってどうなることかと思ったのだが、この3連休は、結構、気温高め。早朝の中山峠も10度以上あった。この川は、過去に2,3度下流でやったことはあるが、その時はまともに釣れなかった。なので、今回は上流の方に入ってみる。岩魚も上流じゃないといないだろうし。
 林道を走って、3つめくらいの橋から入渓。小さな支流からの流れ出しがあり、良さげな場所だ。魚影らしきものが見えたのだが、全く無反応だったので釣り下ることにする。初めはビーズヘッドニンフのルースニング。しかし、まったく反応が無い。そこでカディスに付け替えると、ようやくヒット。しかし、10pくらいの山女だ。なんだ、山女かよ。岩魚釣りに来たんだってば。それからドライとルースニングをローテーションしながら釣り下るが、反応が無い。やはり抜かれちゃってるのかなぁ。断続的にそこそこのポイントは出てくるのだが・・・。暫くして、ようやく2尾目の魚がヒット。小さいけど岩魚だ(写真2)。これで、一応、目標達成だな。その後釣り下るが、やはり反応が無い。いつの間にか、黒い鳥(カワガラス?)(写真2)が、つかず離れず、ずーっと先導をしてくれる。なに?おこぼれでも待ってるのか?そんなら魚の居る場所教えてくれよ。なんか、ずーっと見られていると緊張するわ。暫くして倒木が川全体を塞いで遠巻きしなければ下れなさそうなので、引き返すことにする。
 鳥とはここでお別れ。今度はドライでたたき上がる。さきほど下るときに、魚影が見えたような感じがしたこのポイント(写真2)で、ちょっと粘ってみることにする。フライをローテーションし、アダムス・パラシュートを数投すると、やっと魚が飛び出してきた。よーしよし。粘り勝ちだ。しかも、さっきのよりはちょっと大きい。上げてみると23.4pのサビの入った山女だ(写真3)。こんなサイズなのに、口先が曲がってきてどう猛な顔付き。しかも口が真っ黒で悪魔的な色合いだ。メタラーだ。これは中々良い魚。岩魚釣りに来たのだが、まあまあ満足できる1尾ですな。ま、これ以上は望めそうもないので、ここは終了とする。(映りは悪いけど、この一部始終は動画をごらん下さい。)
 まだ時間もあるし、3連休で体力の回復に2日間充てられるので、もう少し他の場所を回ってみようかしら。うーん・・・。それじゃあ彼処に行ってみようかな。彼処と彼処にも寄りたいしな。
 後半に続く。







              /11:00〜12:30/長流川/のち/水温:14℃/釣果:虹鱒
 2カ所目はここ。モンキーリバー。春先以来だな。先ほどの川から20qちょっとと近かったのと、北湯沢で温泉入りたかったのよねー。あと、きのこ王国にも行きたかったのだ。そろそろ時期だしね。邪な理由だけど、釣りに対して無欲だと何かが起こるのよね。今年は。30pくらいのニジなら1尾や2尾釣れるでしょう、きっと。
 いつもの場所、と言っても過去に2,3回しか来ていないが、この場所から入渓する。入りやすく、歩きやすいので、足が悪くても釣りやすいのだ。いつもはここから釣り下るのだが、何だか上流側の流れが良くて、妙に惹かれる。なので、釣り上がることにした。釣り始めると、しとしとと降ってきやがった。こりゃ、あまりやってる時間が無いかもな。入りっぱなの岩陰に数投。すると、いきなりアタックがあったが掛けられず。その後数投するが、2度目のアタックはなかった。しくったー。仕方ない。ここを諦め少し上流に釣り上がる。ちょっと長めのプールになっている。少し流れが緩すぎて、ここには魚が付いていないかなぁと思いながらフライ(もちろんいつものMr.X)を流していると、川底になにやら影が見えた。ん?魚か?数回流し直してみたが、反応が無い。んー。フライを乾かし、フロータントを塗ったくって、再度投入。すると、底の方からゆーっくり魚が浮かんできた。そこそこ大きいな。「よーし、食え、食え。」更に浮かび上がって、ゆーっくりフライを咥えた。それを確認して、せーの、で思いっきり合わせる。よっしゃー。フィーッシュ。おおっ、40位かと思ったが、もっとデカいぞ。重た!これはインスタネットではランディングが難しいサイズだと判断し、岸まで引きずり上げることにする。しかし浅瀬に寄せると嫌がって猛烈に暴れる。そんなこんなを何度も繰り返し、ようやく引きずり上げた。いるいるとは聞いていたが、ホントにこんなサイズいるんだな。計測してみると、ジャスト50pの虹鱒(写真2&3)。なんと、今シーズン3度目の50オーバーである。どうなっちゃってるんだろう?気がついてみると、過去2回と同じシチュエーションだ。場所移動後の「ついで」の釣りで、雨の中の釣り。偶然だろうか?
 一応、動画も撮っていたのでチェックしてみると、またしても肝心な部分が映っていない。なんでやねん!やはり本格的にウェアラブル・カメラの導入を考えなくてはダメかな。更に続けようと思ったのだが、本格的に雨が降ってきやがった。フライを浮かせるのが困難なくらいになってきたので、やむなく終了する。もう少しやりたかったな。今シーズン、もう1回くらい来れるかなぁ。
 さて、帰りは寄りたかった北湯沢温泉。ホロホロ山荘でひとっ風呂。その後、きのこ王国で昼飯だー、と思っていたのだが、激混み。お土産を買うだけで精一杯だった。結局、昼飯を食う場所が無くて、真駒内の白樺山荘で昼飯にありついたのは16時近くだった。いやー、腹減った。昼飯にありつけないのも、前回の50アップの時と同じだな(汗)。





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 2017年9月30日(土)/8:00〜10:30/夕張川/のち/水温:11℃/釣果:なし
 今日は、先週来ようと思っていた夕張川。しかも入ったことのないダムの下流域。長年、夕張上流には通っていたが、下流のマッディな水はどうにも受け付けず、これまで敬遠していたのだが、上流域が厳しくなったので新しい釣り場を開拓する意味でもやってみようと思ったのだ。しかし、ここのところ不安定な天気が続き、川の状態が気になる所だ。色々見て回っているうちに先を越され、入る場所が限られてしまった。唯一空いていたこの場所から(写真1)。天気が心配だったが青空だなぁ。
 水質はやはりマッディだ(写真2)。これがデフォなのか、先日の雨のせいなのか判らないが、まあ、これくらいなら釣りになるだろう。入った場所は全体的に浅く、これといって目立ったポイントが無いが、流れの筋や水中の岩周りなどを流してみる。しかし、まったく生命反応がない。というか、生き物の気配を感じない。上流なんかはベイトをよく見かけるのに・・・。あれだけ人が入っているので釣りきられているのか・・・。餌とかだとまた違うのかな?釣りをはじめてそれほど経たないうちに、急激に雲が広がり薄暗くなってきた。しかも、遠くで雷鳴らしき音が。やばいかな?まったく釣れる気もしないし、もうやめよう。風呂入って、蕎麦食って、帰ろうっと。ひとっ風呂浴びて、帰ろうと思って外を見ると、いつの間にやらバケツをひっくり返したような雨。早めに止めて正解だったな。




 2017年9月23日(土)/7:40〜12:00/忠別川//水温:10.5℃/虹鱒×9
 今週はずっと不安定な天気が続き、大雨やらなんやらで川の状態が懸念される。昨日からようやく天候が回復し、今日は午前中は秋晴れ。気温も平年より高いそうな。ホントは夕張辺りに行こうかと思ったのだが、近隣で床上浸水だ何だと言っていたので取りやめ。忠別に行くことにする。今日辺りが今シーズン最後のチャンスかなって気もするし。
 高速で前の車がガードレールに激突しているのを避けながら、何とか到着。相変わらず渇水気味だが、なんか水がちょっと白っぽい感じがする。一回増水したかな?いやー、しかし寒いな。10℃あるんだろうか。しかも風が川上から吹いたり、川下から吹いたり安定しない。釣りづらい。長袖のシャツだけでは寒いので、レインジャケットを羽織る。水温も10度ちょっと。もうこんなに低いの?大丈夫かな?
 釣り始めると、予想に反して結構反応がある。小さいけどね。みんな20pちょい。前回はとんでもないものが釣れたけど、今の忠別ダム上流はこれがデフォって感じがするな。暫くはこんなやつを相手にしていたが、ようやく少しましなサイズの虹鱒がヒット(写真1)。35あるなしってとこかな。流れの筋というよりは、大岩の前の緩い流れの所から出てきた感じ(写真2)。さすがに季節の進行を感じるな。しかし、気がつけば日差しが強くなり、結構暑い。日焼けしそうだ。ジャケットを脱いで再スタート。前回は雨だったので、途中で終了したが、今回はダム直下まで行ってみた。昔はプール状になっていたが、すっかり土砂で埋まり浅くなってしまっている。反応もあまり芳しくないなぁ。小さいのがちょっかいを出して来る程度。なので、ここで折り返し。今度はルースニングで釣り下ってみる。ドライでは出なかった所から引きずり出すことはできたが、やはり金太郎飴状態。27、8のニジ(写真3)が最もいいサイズだった。ちょいと寂しいなぁ。下りで4尾ほど釣り、合計9尾。次でちょうどツ抜けの1尾。せっかくヒットしたのに最後はバラしで終了でした。とほほ。





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 2017年9月13日(水)/13:00〜17:00/佐幌川/時々/水温:18℃/釣果:虹鱒×1、ホウライ鱒×1、チビニジ×7
 あたたた(>_<)。実家の粗大ゴミの廃棄作業で、軽〜く腰をやってしまった。今日から2泊3日の予定で釣り旅に出るというのに。さらに雨の予報だもんなー。ホテルの予約もあるので予定は変えられん。朝9時に出発。ちょっと遅いが、のんびりと行く予定である。身体が無理が利かなくなっているので、できるだけ楽に釣りをすることにしているのだ。とりあえず、今日は午後だけの予定。十勝清水に到着したのが11時。ちょっと早すぎたかな?時間もあるので、少し逆戻りして日勝峠の麓のとかち亭で牛玉ステーキ丼でも食べてこよう。いまだ日勝峠は通行止めで、商売も大変だろうから応援しなくちゃね。途中、道路の復旧工事だらけで店がやっているのか心配だったが、多少は観光客も来ており、がんばってやっているみたいだな。牛玉ステーキ丼を食べながら、これからの予定を考える。今回、メインに据えているのは然別川で、今日もその予定だったのだが、子ニジは釣れるだろうが満足できる釣果が得られるか不安である。なので、保険として過去2回そこそこ結果の出ている佐幌川に変更する。
 新たな場所を探ろうかとも思ったが、それでは保険として選んだ意味が無いので、またまた同じ場所から入渓する。のんびり準備をし、13時釣り開始。久しぶりにイブニング狙いである。これまでと同じく、釣り下るがイマイチ反応が悪い。アタックしてくるのも、こんな小さいのばかり(写真1)。季節が進行すると、どんどんプレッシャーがキツくなるのかな?
 パッとしない状況のまま、前回よりも更に釣り下り既に16時。もう戻らないと暗くなってしまうし、ホテルのチェックインもあるので引き返すことにする。ちょっと戻って、先ほど反応の無かったこの場所(写真2)をもう一回打ってみる。すると今度バシャっと魚が飛び出してきた。むむ、結構いい引き。しかし50ってほどじゃ無いな。しかし倒木が多いので下に潜られると厄介だ。ラインを出されないように気をつけながら、岸に引きずり上げた。なかなか厳つい顔した虹鱒(写真3)。サイズは42pだったが、結構楽しませて貰った。
 更に10mほど戻って、倒木の脇にフライを通すとまたまたヒット。先ほどより重量感は無いが、走る走る。何じゃこりゃ、と思ったら32pのホウライ鱒(写真4)。どおりで走るわけだ。でも、なんかちょっと変な体型。一瞬、うぐいかと思ってしまったわい。
 何か急に釣れ始めたぞ。もう時間があまりないってのに・・・。行きは反応が無かった場所で魚が反応し始めた。時間帯、というか薄暗くなってきたせいかな?まあ、そこそこ満足したので、後は50オーバーを釣ったポイントを打って終わりにする。まあ、保険としての役割は果たしてくれたな。今後、困ったときの佐幌川って感じになりそうだ。
 さて、本日は近くのホテルが取れなかったので、士幌の「プラザ緑風」で一泊。今日は何とか天気がもったが、明日は雨予報。釣行計画の練り直しが必要かなぁ?







2017年9月14日(木)8:30〜12:30、14:30〜16:00/然別川/のち/水温:16→15℃/釣果:虹鱒×12
 釣行2日目。朝起きて窓を開けると、なんと青空ではないか。昨日の夜は雨が降っていたようだし、今日も雨予報なのに。天候によっては計画を変えなきゃならんと思っていたが、これなら当初の計画通りでいいな。ということで、本日は1日いっぱい然別川の探索に充てることにする。ホテルで朝食を取ってから出発。最初の目的地は、旧日勝国道付近である。以前上流部には入ってたが、川が細すぎるので、今度は下流側を試してみることにしたのだ。1時間ほどで到着。旧道の橋を渡ろうと思ったら、通行止めになっていたので、すぐ横の現国道を通る。旧道の橋はM字にひん曲がっている。これも昨年の大雨の影響かな。何処に行っても、昨年の大雨の被害が見受けられる。環境破壊って、人為的なものばかりではないんだなぁ、と今更ながら思う。
 とにかく入渓場所を探して川沿いを走ってみるが、結局、新道の橋の下が一番は入りやすそうなので、ここから入渓する(写真2)。なんかもたもたしてるうちに空模様が怪しくなってきた。ささっと準備をして川に降りる。然別川は堰堤が次から次へと出てくるので、そこの落ち込み、流れだしを攻めるのがセオリーだが、どうも反応がイマイチだ。ちょっと下流すぎるのかな?天候は何とか持ったが、24,5pの虹鱒が4尾と寂しい限り。昼飯を食って、場所変えだな。
 鹿追のカントリーパパでステーキ丼を食べてのんびりしてるうちに、ますます空模様が怪しくなり、ついには降り出してきてしまった。今度は、少し上流に上がって笹川橋あたりからスタート。やはり上流湯の方が魚影が濃いのだろうか?先ほどよりは魚の反応が良い。しかし、どうにも金太郎飴状態。こんなサイズ(写真3)ばかりである。釣り上がるが、自分の身長ほどの堰堤を越えるのが一苦労である。情けな。五体満足なら、こんなものよじ登っていたのだが、どうにも上れない。土手まで上がって遠巻きする。こんなことしていては時間が掛かってしまうわい。何だか雨も強くなってきて、フライを浮かせるのが困難になってきた。しかも、まだ16時前だというのに暗くて(写真4)フライもよく見えなくなってきた。もうこれが限界かな。右足の親指も痛いしこれで終了。今年の宿泊釣行はなんか雨に当たるなぁ。ま、雨の時に良い釣果だったので、雨との相性は悪くないのだが、今回はなぁ・・・。1時間半ほどで8尾とペース的には良かったが、サイズがなぁ・・・。
 さて、本日の宿は、ちょっと遠目の忠類アルコ236。何故かというと、まだ行ったことの無い襟裳岬を見学して帰る予定だからだ。明日は釣り無し。もう、体力も限界だしね。
 翌日。エリアメールのやかましい音で起こされた。またしてもミサイルが通過していったそうな。襟裳岬沖2千キロの辺りに落ちたとか。こんだけ離れてりゃ大丈夫か。







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 2017年9月9日(土)/7:30〜11:30/空知地方T川/のち/水温:17℃/釣果:虹鱒×2
 また寝坊してしまった・・・。先週は2時間も寝坊したうえ、あまりの身体のだるさにお休みしたのだ。昨年1年間のブランクがあるので、今年は徐々に身体を慣らしていこうと思っていたのだが、釣行時間こそ短くはなりはしたが、シーズンインからフルにやってしまったので、疲れが溜まってきたのだろう。そんな訳で、先週行こうと思っていたこの川。早起きして上流に人が入る前に行こうと思っていたのだが、もろくも計画が崩れてしまった。しかも雨降ってるじゃないか。・・・ま、いいさ。今日から10日間の夏休み。後半に宿泊釣行の遠征に出るので、今日は軽めにするつもりだから。
 現地に到着。林道に新しいタイヤ跡が付いていて、上流は既に先行者がいるようなので、前回と同じ、だいぶん下流の方から釣り下ることにする。準備をし、川に入るが、まだ雨が降っている。天気予報では、もう止んでいるはずなんだがなぁ。まあ。今年に限っては、雨は幸運を運んできてくれているので、あまり悪い気はしないのだが。ここからだと釣り下りしか選択肢が無いので、初めはルースニングで下り、戻りがてらドライでたたき上がりだ。しかし、行きは全く反応無し。あれ?釣り人が多いので魚影は薄いだろうけど、こんなにダメか?前回よりも更に下流まで釣り下ったが、沈める釣りでは全く反応がなかった。今度は引き返しがてらドライに変えて釣り上がる。するとどうでしょう。魚が反応し始めた。むむむ。こんなに顕著に差が出るとは・・・。そして、ようやくの今日のファーストヒットはこんな場所(写真1)。竿抜けするような細い流れで25p位の虹鱒。その後もう1尾アタックしてきたがかけられなかった。更に釣り上がり本日の2尾目はこの大場所(写真2)。ルースニングでは全くダメだったのに・・・。ここでも25,6の虹鱒(写真3)キャッチ。この後さらにヒットしたのだが、何故かフックオフ。うーん・・・。結局、今日は6バイト、4ヒット、2キャッチ。打率がワリーな。フッキングに問題アリだな。まあ、私のあのフライはアピール重視で、その分、小さい魚へのフッキングは犠牲にしているからなぁ。技術を磨いてカバーだな。さて、鹿でも食って帰るかぁ。






 2017年8月25日(金)/8:30〜10:30、14:00〜16:00/尻別川&白井川/のち/水温:18℃&18.5℃/チビ山女×3
 夏だというのに、1日しか有給を取っていなかったので、急遽休みを取り、釣りに行くことにした。そのため、全く何も計画していなかったのだが、夏のニセコに年に一度くらいは行っときたいので、尻別川に行ってみることにする。明け方まで結構な雨が降っているが、今日は晴れ予報なので何とかなるでしょう。航空写真で入れそうな場所に目星を付けていたが、実際行ってみると入渓が難しい所ばかりだった。結局、留産の辺り(写真1)に入る。雨の影響だろうか?ずいぶん濁っている感じがする。河原が広く歩きやすくて良いのだが、さすがにプレッシャーの強い場所だし、川の直上が道路で結構うるさい。ちょっと魚が薄そう。少し上流の沈み石の影で極小の魚のアタックはあったが、デカいフックを使っていたので針掛かりしない。この場所で粘っても無理っぽいな。・・・ということで移動。第2候補と思っていた真狩川に行ってみる。上流の方に行って見るも、公園なのであまり釣りをする雰囲気では無い。川も小さいし。一瞬ロッドを出したが、とてもやる気がせず、すぐに終了。午前中はこれでおしまい。京極まで戻り野々傘でうどんを食って出直しだ!
 さて、午後は何処にしようか?上流に行けば多少は釣れるのだろうが、この足ではちょっと厳しい渓相だし、帰りに赤井川の道の駅に寄りたいので真逆である。そんなわけで、赤井川の赤井川では無く白井川に入ることにする。ややこしい。ここら辺を通るとき、いつも気になっていたのもあるし。上流から下流まで見て回り、入りやすそうな国道の橋から入渓する。しかし、ここでもアタックしてくるのはチビ山女ばかり。なので場所変え。更に下流に下って、ドローム近くの国道沿いの護岸(写真2)に入ってみる。どこよりも深いので、もしかすると・・・と思って入ってみたのだが、やはりこんなサイズ(写真3)ばかりなり。逆に、なんでこんな小さいのばかりしかいないのだろうか?育つ前に全部抜かれちゃうのかな?いまだにこんな小さいのを大量に釣って喜ぶ輩が居るからなぁ。2,3年釣り禁止にして、育つの待った方がいいんじゃないかな?もういいや。ちょっと早いが終了。赤井川カルデラ温泉に入って、途中、銭函のムラタポトフーで塩漬けラムのポトフを食って帰路につく。本日はどちらかというとグルメ旅だったな。






 2017年8月19日(土)/8:30〜12:00/志幌加別川/のち/水温:18℃/釣果:虹鱒×2、チビ山女×1、う○い×2
 先週、結構ハードに動いたので、今週はのんびりと夕張川の支流でも探検してみるかな。今シーズンは2度の50アップ、2度の自己記録更新と、十二分に目標は達成しているので気持ちに余裕があるのである。以前から一度試してみないとと思っていた川なのだが、夕張に通っていた頃は、本流でそこそこの釣果が期待できたため、こちらでやる必要性が無かったのだ。本流がダメになった今、支流を開拓しようと思っているのだが、山奥の方はヤツらの住処なので、この足ではヤラれてしまうのだ。と言う訳で街中のこの川である。何処の入ろうか悩んだあげく、本流との合流点に近い下流域に入ることにした。川辺まで車で入れる所を見つけ、そこから入渓する。しかし、う〜ん。汚いな。街中を流れる川だけあって、水質もあまり良くないし、川底も所々ヘドロっぽく、ゴミも多い。しかし一応一通り試してみよう。上流よりも下流の方が歩きやすそうだったので、釣り下ってみる。所々で魚がアタックしてくるが、針掛かりもしないような小さいサイズ。そんな中、道路沿いのコンクリート壁の段差の部分に流れ込みのある淵があり(写真1)、そこにフライを流すと、魚が飛び出してきた。こんな小さな川では中々いいサイズ。30ちょいの虹鱒だ(写真2)。この後は、どんどんサイズが小さくなる始末。下流の橋まで来た所で、この先あまり大したことなさそうなので、引き返す。入り口まで戻った所で正午のサイレンが鳴り、ここで終了。やはり、もうちょっと綺麗な所で釣りをしたいな。今更ながらロケーションの重要性を痛感する。釣れりゃいいってもんじゃないよな。
 さて、思いの外、気温が上昇し汗だくだ。ユンニの湯によって汗を流し、栗山の小林酒造で蕎麦でも啜って帰るか。あ、そうそう、そろそろシーズンも終わるので夕張メロンも買ってこうっと。




 2017年8月10日(木)/7:15〜10:00/ペペケナイ川//水温:18℃/釣果:ちび山女×2
 3連休前に休暇を取って、プチ夏休み釣行を前々から計画していたのだが、北海道内は天候がイマイチ。しかも、もう秋かというほどの低温予報である。十勝方面を予定していたのだが、北海道の下半分は雨が多めとのことなので、雨を逃れて道北へ。こっちの方に来ることは予定していなかったので、行く場所があまり思い当たらない。道北と言えばやはり天塩川水系かな、ということで航空写真で良さそうなところを当てずっぽうで決めたのが、この川。午前4時ちょっと前に出発し、高速をひた走り7時頃に到着。川を少し見て回るが、うーん・・・。思っていたより遙かに小さい。こりゃ、失敗だったな。せっかく来たので、一応やってみる。中でも川幅の広そうな場所(写真1)から入渓する。上流は川幅が狭くなっているので釣り下る。しかしやはり、川は全体的に浅く、釣れるのは指サイズの山女(写真2)のみ。暫くやったが、ちょっかいを出して来るのは、チビ山女のみなので移動することにする。
 もっと下流じゃ無きゃダメかなと思い、一気に天塩川との合流点近くまで行ってみる。しかし、逆に川は浅くなり、ポイントらしいポイントがない。本流まで出てみたが、#3ロッドではどうしようもないので、ちょっと早いがここでの釣りは終了とする。
 さて、せっかくここまで来たのだから、行かなきゃならん所がある。音威子府駅の常磐軒で蕎麦を食わにゃあ。まだ11時だが、朝飯も早かったのでちょうどいいや。月見天蕎麦を食べていると、あれよあれよという間に行列ができてきた。絶妙のタイミングだったな。汁まで完食し、まだちょっと物足りなかったので、美深の道の駅でかぼちゃチーズコロッケを食して、午前の部終了。



                12:45〜14:00/ペンケニウプ川//水温:17℃/釣果:ちび山女×2
 午後は第2候補として考えていたこの川。先ほどの川より倍くらいの規模はあるようだ。下流から上流まで来るまで見て回ったが、あまり上流まで行くと極端に川が小さくなっているので、少し下流の水門のあるところ(写真1)から入渓する。下流は人が入っていたので釣り上がることにする。ここはさっきよりも倍くらいの川幅がある。少しはサイズアップできるかな。しかし、川に入ってみると、やはりもう少し深さが欲しいところだ。まあ、この足にはちょうど良いかな。所々で魚のアタックがあるが、先ほどと大差ないサイズばかり。小さい魚が掛からないように、大きいフライをつけているが、たまに掛かってしまう。こんなサイズばかりだし、この先もあまり変化がなさそうなので1時間ちょいでこの場所を諦める。
                15:00〜17:00/名寄川/時々/水温:21℃/釣果:虹鱒×2、ちび山女×2
 サイズアップを求めて、どんどんデカい川に移動してきた。今度は名寄川だ。相当規模が大きくなった。相当昔に来たことがある水門に来てみたが、さすがに#3ロッドでは太刀打ちできない。少し川を見て回り、岐阜橋のちょっと下流に入る。ここも、そこそこ川幅は広いのだが、川岸があって歩きやすく、流れ込み、岩盤のエグレがあって、ポイントが絞りやすそう。もうあまり時間も無いし(晩飯に、士別でサフォークラムを食うため、ラストオーダーまでに行かねばならんのだ。)、ここら辺一帯でラストにしよう。都合良く、ポイントが大きいので、一カ所で結構探れそうなので。
 ここでも同じタックル、同じフライでアタック。Mr.XとCDCビックカディスのローテーションである。しかし、大物求めて、どんどん川を大きくしていったにも係わらず、またしてもチビ山女がかかってくる。(虹鱒も混じっていたが。)まあ、こういう小さいのが掛かってくるのは、川で再生産が行われている証拠で、ありがたいことだが・・・。少し釣り上がると岬があり、その直下がドン深になっている。その奥が気になったのだが、まずはその岬の際を流してみると、魚が勢いよく飛び出してきた。おおっと、この釣行で初めてドラグを鳴らされた。しかし、ティペットも3Xと太いので強引に引き上げる。ようやくまともなサイズのニジ(写真2)。とはいえ、35あるなしといったところ。これを最後に終了とする。
 さあ、サフォークラムだ−。しかし、目星を付けていた店が閉まっている、仕方なく2軒目に行ってみるがこちらも終了。ようやく3軒目の「和風レストランてしお」でステーキ風サフォーク定食を食して、本日のお宿、士別の美し乃湯で1泊。



 2017年8月11日(金)/10:45〜13:15/忠別川/時々/水温:14.5℃/釣果:虹鱒×2、ちびニジ×5,6尾
 翌日。昨日1日中動き回っていたので、今日はのんびりと行く予定であったのだが、まさか、あんな事が起ころうとは・・・、この時は予想だにしていなかった。
 ホテルで朝飯を食べて、すぐに出発。本日の目的地は旭川市内を流れる倉沼川である。田園地帯の川なので入るのが楽そうなのと、結構、大物情報が上がっているので一度試してみようと思ったわけである。しかし、川に向かう途中、急にお腹の具合が・・・。朝起きがけに飲んだ、ビフィズス菌が腸まで届く飲むヨーグルトが原因か?急遽、当麻の道の駅のトイレに駆け込む。ホテルで2回もしたのに(汗)。とんだ時間を食ってしまった。気を取り直して川に向かうが、なにやら、しとしとと雨が降ってきた。そんな中、川を見て回るが、めぼしい所には既に人が入っている。やはり途中のタイムロスが痛かったなー。うーん、ここから東川が近いので、いっそのこと忠別にでも行ってみるか。前回の惨状から、今年はもう行くつもりはなかったのだが・・・。
 川に到着すると、これまで入渓場所としていた「大岩」周辺は既に工事現場と化し、立ち入ることさえ出来なくなっていた。なので、更に上流の前回入った場所(通称「森の神様」)から釣り始める。釣りの準備をしていると雨脚が強まってきた。何だよ、もう。これからって時に。(ん?前にもこんなことがあったような・・・。)前回にも増して、更に渇水しているようだ(写真1)。川の水量が少ないだけに、釣れる魚もこんなのばっか(写真2)。数だけはいっぱい釣れるんだけどね−。やはり下流で河川の改修工事を行っていては、湖から大きな魚が上がって来ないよなぁ。しばらく小物相手に釣り上がっていると、奥の方に江卸ダムが見える。結構上がってきてるんだな。ここまで来ると、二つに分かれていた流れが一つになって、少し水量が多くなり、まずまずのポイントが現れた(写真3)。久々にちょっと期待できそうな場所だ。フライを結び直し、バブルラインを丹念に探っていくと、フライに魚が飛び出してきた。しかも30ちょい位のが2尾!えー!?長いこと釣りやってるが、こんなのは珍しい。支笏湖のチビアメ位の魚ならあることだが・・・。話が逸れたが、2尾のうちの1尾がヒット。おおっと、今年の忠別では初めてのいっちょ前の引きだ。大きな方が掛かったのかな?ドラグを鳴らすくらい元気なヤツだが、それほどのサイズでも無いので難なくキャッチ。30ちょいの虹鱒(写真4)。まあ、今の忠別ダム上としては、このサイズが釣れれば十分なんじゃ無いかな?
 さて、ここには少なくとも、似たようなのがもう1尾いることは確認済みなので、もう1回チャレンジ。動画撮影もしておこうかな。暫くフライを流すが反応が無い。ちょっと場を荒らしてしまったからなぁ。場を休ませる事も兼ねて、ティペットをチェックし、心機一転、フライを新しい物に付け替える。ポイントの右側から順々に探っていくと、左側の泡の切れ目でバシャっと小さなライズ。すかさず合わせると魚がヒットした。先ほどと似たようなサイズかなと思っていたら、突然、ロッドが絞り込まれる。おおおっ!ちょい待ち!これは想定していなかった重量感だぞ。サホロで自己記録更新した時と感覚が似ている。しかし、今回ティペットは4Xのナイロン。強度が心配だ。しかし、走られると一発でやられるので、ロッドを伸されながらもラインを出されないよう、何とか堪える。魚の下流側にポジションを取り、下られないよう気をつける。徐々に魚を寄せ、ネットでキャッチ!しようと思ったら、下をすり抜けられ、下流に走られてしまった。わー、待ってー。魚を追いかけ下流に下る。撮影していたカメラからもフレームアウト。しかし何とか魚を止め、浅瀬に引き寄せようやくネットイン!(動画ではノーカットでお送りしてます。)やったー。これはデカい。明らかに忠別での記録更新だ。ネットに入りきらない(写真5&6)。さすがにここまでデカいとは・・・。通い始めてから、最も悪い状態であろう今の忠別で、こんなサイズが釣れるとは1mmも思わなかった。サイズを測ってみると、なんと!54.5p!なんと今年2度目の自己記録更新である。フライを始めて今年で23年目。前年までどうしても超えられなかった50の壁(イトウは別。)を、今年だけで2度も突破してしまった。どうしちゃったんだろう?何か悪いことでも起こらにゃいいけど・・・。まあ、昨年我慢した分のご褒美かな?
 数枚写真を撮り、さて、針を外そうと思ったら、フライは丸呑み。外すのに手こずっているうちに、魚が急に暴れ出し下流に走り始めた。わわー!待ちなさいって。針外してからだってば。本日2度目の50オーバーとのファイトをするハメに。しかし、疲れていたのか、今度はあまり抵抗されること無く2度目のキャッチ。針を外そうと思ったら、ティペットはプツリ、針もポロリだった。危ねー。同じ魚との2度のマッチアップでもうお腹いっぱいだ。いや、昼もだいぶん過ぎているのでお腹は減ってんだけどね(汗)。なので、これにて終了。初日がダメだったりとか、雨に降られたりとか、6月の記録更新時と似た状況だったな。偶然だべか?この後、昼飯にありつくまで4軒も回るハメになったのは、この幸運の反動かな?ま、この位で済むならドンと来いだ!










動画
(YOU TUBEへ)

 2017年8月5日(土)/8:30〜12:30/空知地方T川/のち/水温:18℃/釣果:虹鱒×3
 先週、ちょっとやり過ぎて、足へのダメージが半端なかったので、近場のどこかに行こうと考えた結果、2年ぶりにこの川へ行くことにした。何故かというと、帰りがけに「かばと製麺所」のうどんが食べたいから・・・。しかし、朝、思いっきり寝坊。3時半に起きるつもりが、目が覚めたら5時半を過ぎていた。うわっ!しかも雨が降っているではないか。もっと近くに場所替えしようかと思ったけど、うどんの誘惑には勝てず、当初の予定通りこの川へ出発する。すっかり出遅れてしまったため、いつもの駐車スペースにはすでに車が停まっている。仕方がない。今日は入ったことの無い下流の方に入ってみることにする。入渓も楽だしね。
 川に出てみると広い浅瀬だ。へー、こんな風になっていたのか。上流はいつもの入渓ポイントで、既に人が入っているので釣り下ることにする。心配していた天候の方は、どんどん晴れ間が出てきて、すっかり青空。気温の方も急上昇である。釣り下りはビーズヘッドニンフのルースニング。しかし、反応が無い。渓相は、中々変化に富んでいて面白いが、ちょっとの間で、既に3人もの釣り人とすれ違い、プレッシャーが厳しいことは安易に予想が付く。しかし、すれ違った方から、ここら辺(写真2)で釣れたとの話を聞き、少し粘ってから引き返すことにする。岩盤の川底だが、所々にエグレがあり、夕張を思い出す。戻りは、釣り上がりなのでドライでアタック。すると魚が反応しだした。ニンフはダメだったのに・・・。時間帯なのか、ドライだからなのか。ようやく、小さいながらも虹鱒をゲット。なんとかボウズは免れたな。今年はどうも打率が悪いので、よかった。しかし、その後数度のアタックがあったがかけられず、なんとか1尾、小さいのを釣り、下ってきたときには反応の無かったプール(写真3)までやってきた。ちょうど付いた途端にライズ発見。なんだ、やっぱりいるじゃん。2,3度フライを流すと、バシャっと魚が飛び出してきた。これが本日の最大サイズ。30p弱の虹鱒(写真4)だ。写真を撮り、リリース。時間を見ると、既に12時を回っている。朝方より、真っ昼間の方が反応がいいな。あまり、のんびりしてるとうどん屋が閉まってしまうので、本日はこれにて終了。のんびり釣るには良い場所ではあるが、やはり下流は人が多いな。まあ、最近は上流だからと言って、人が少ない訳では無いが・・・。それに、もう少し大きい魚が欲しいところだ。居てもおかしくない渓相なんだがな。
 さ、それではうどんを食いに、れっつらごー!






 2017年7月29日(土)/6:50〜12:30/佐幌川//水温:18.5℃/釣果:虹鱒×たくさん
 このところぐずついた天気が続き、昨日の夜まで雨が降っていたが、本日も好天に恵まれた。暑い。予報では26,7℃と言っていたが、30℃あるんじゃねーの?それはさておき、本日の目的地は佐幌川である。6月始めに来た時には、自己記録更新という不運の後の幸運に恵まれたが、土砂降りに見舞われ実質1時間も出来なかった。なので、前回の続きである。まずは、前回のヒットポイントへ一目散(写真1)。しかし、全然水が少ないし、流れが弱くなっている。うーん、よくよく考えたら、もう盛夏の渇水期だった。もうちょっと早めに来るべきだったなぁ。試しにやってみたが、フライも咥えられないような小さいヤツがちょっかい出してくるだけで、ロクなのがいなかった。この場所を諦め、これからは未開の地の探索である。
 しかし、この後はあまりに情けない状況に、事細かに時系列に書くのが面倒である。結果的に言うと、40p前後の魚を3度もヒットした。しかし、ラインブレイク、フックオフの連チャンと、良いサイズの魚が一本も採れなかった。2本目はフッキングし直したにも係わらず、である。全く原因がわからん。3本目に至っては少なくとも40後半はあった。その魚をバラしたポイントがこちらの場所である。2本目(写真2)&3本目(写真3)。グッドサイズが掴めていたら、もっと早い段階で終了していたのに、悔しさから、次のポイント、次のポイントへと歩を進めていたら、すでに11時半。脱水と足の痛みがもう限界である。下流から釣り人も上がってきたので、もう引き返すことにする。引き返しがてら釣ったこの魚が本日の最大サイズ。30弱くらいの虹鱒である(写真4)。
 結果的に、数は忘れるほど釣れたが、釣れたのは全て15センチ以下の小物ばかり。大物に限ってバラしてしまった。川の印象としては、魚影はなかなか濃い。しかし、10センチ前後の小物10:大物1くらいの割合で、30センチ前後の中型クラスが妙に少ない印象だ。放流のだからだろうか?結論としては、北海道の川としては珍しく、ずっと河原が続きとても歩きやすい。魚影も濃いし、初心者にはすごく良いという感じだ。まだ、1q程度しか釣り歩いていないので、もう少し探索したいところだ。今度はもう少し水量が増えた頃を見計らって来てみよう。
 もう、体力も限界だ。早く栄養補給をしなければ。前回は新得蕎麦を食したので、今回はチーズである。前から食べてみたかった、共働学舎新得農場のチーズを、農場のレストラン「ミンタル」でいただくのだ。季節の野菜ピザにじゃがいものラクレット・オーブン、アイスミルクミントティーを注文。なんか、段々と注文が五郎チックになってきた。食べきれるか心配だったが、朝飯も少量だったため、空腹でペロリだった。職場にお土産のチーズを買い帰路につく。いやぁ、今日は無理しすぎたかな?明日の朝、身体が動くか心配だ。








 2017年7月15日(土)/5:45〜10:00/夕張川//水温:20℃/釣果:虹鱒×4、雨鱒×1、う○い×たくさん
 いやー暑い。もう3日だか、4日だか、真夏日を継続中である。いつも真夏になると天候が不順になっていたが、今年の週末は天気に恵まれている、というか恵まれすぎ。釣りにはキツいかな。でも、夏はやっぱりこういう天気がいいな。さて、今日は久々に元ホームの夕張。おつとめを終えて2年ぶりのカムバックである。しかし、黄色いハンカチは残念ながら見当たらなかった・・・。
 林道の入り口辺りに入ろうと思っていたのだが、既に人が入っている。仕方なくちょっと下流の橋の辺りから入渓。既にそのちょっと下流にも人が入っている。昔はほとんど人がいなかったのに、なんでこんな環境が悪くなってから人が入るようになったのかなぁ。まあ、それは置いといて、この辺りは、昔はとんど入らなかった場所(写真1)である。あまり釣れなかったので。もっと他に入ってみたい場所もあるのだが、この足では険しい場所は難しいし、毛むくじゃらの黒いヤツに会っちゃったら、もう逃げられないので自粛している。いつまで持つかわからんが・・・。
 この川は、ここら辺から上流は川が浅く、川底もフラットなところが多いため、魚の付き場があまりないんだよな。しかも昔より水量も少なく流れも緩い。なので、もはや水温が20℃である。まあ、ここ数日の真夏日のせいもあるだろうが。初めはドライで釣り上がり。一発目はう○い。さい先悪いなぁ。2尾目でようやく小さな虹鱒(写真2)。3尾目は真夏には珍しく、雨鱒(写真3)が釣れた。その後は、ぽちぽち魚が掛かるが、グイウーばかりだ。
 しばらく釣り上がると上流から釣り人が下ってきた。足もぼちぼち限界に来ていたので引き返すことにする。ドライへの反応がそれほど良くない感じがしたので、帰りはルースニングでビーズヘッドニンフを流しながら釣り下る。するとどうでしょう。明らかに魚の反応が多くなった。もう、爆釣である。グイウーが・・・。ドライでは小さめだったが、尺越え連発である。グイウーが・・・。そんな中、この場所(写真4)では数尾の子ニジも釣れた。入渓地点に戻るまでに、既にう○いは何尾釣ったか判らなくなった。昔はこんなにう○いは釣れなかったのに。やはり、水温上昇と緩い流れ、それに天敵となる大きなニジやアメが居なくなったことが、大増殖に繋がっているのだろう。しかし、相変わらず、川の生命感は豊かだ。何だか判らん稚魚やら、水生昆虫やら、トラウトのベイトは豊富に存在する。川の流れがもう少し強く深く、トラウト向きになれば、また昔のように40前後が釣れるようになるのではないだろうか。どうにかならんもんかね・・・。
 少し早く始めたので、終了もちょっと早め。途中で職場のお土産に久方ぶりに夕張メロンを買い(ここだと安いのだ。)、シューパロの湯で足を回復させ、長沼のカフェでカレーを食って帰路につく。








 2017年7月7日(金)/7:20〜17:00/武利川水系//水温:15℃/釣果:岩魚×6、オショロコマ×4
 本当は来週金曜に休みを取って宿泊釣行を行う予定だったのだが、会議が入りそうな怪しい雲行きだったため、急遽本日休みを取り、宿泊釣行を決行した。しかし、2日前に決めたため、きちんと計画を練っていない。来週行く予定だった丸瀬布に前倒しで行くことにする。最初に、一昨年少しやって気になった支流との合流点(写真1)に入ることにする。前回来たときは、護岸工事が入ったばかりのようだったが、プールになっており、イブニングには多数のライズがあった場所だ。しかし、2年の間に渓相が変わっており、プール状では無くなっていた。プールだった場所の真ん中あたりに、人為的に岩が並べて置かれている。まあ、それはそれでポイントを形成しているので、そこに第一投。すると一発でヒット。さすが、こちらは魚影が濃いなぁ。小さいけど岩魚だ(写真2)。さらにここで3尾ほど釣ったが、金太郎飴状態なので、釣り下ってみることにする。しかし、ここから下流しばらくは、河川改修で土手らしき物が作られて、変化に乏しい流れ。やはり、こちらの方も昨年の大雨の影響があったのだろうか。あちこちで改修工事が入っている。2尾ほど釣り上げたが、やはりサイズがイマイチ。魚影も薄くなってしまった。ここはこれまでだな。場所を変えよう。今度は上流まで行き、山彦の滝入り口の辺りに入ってみる。しかし、まったく反応が無い。こんな事があるだろうか?誰かに抜かれてしまったのか?まったく生命感を感じられないため、1時間程度でやめて昼飯にする。
 昼飯の後30分ほど仮眠を取って午後の部スタート。せっかくここまで来たのでオショロコマも釣っときたい、ということで、私のカーティスクリークである支流に入ることにする。いつもの橋(写真3)から入渓するが、なんかいつもと違う。うーん、なんだ?そうか、水量が多いのだ。流れも強いし。なんでだ?ここ数日はいい天気だったと思うのだが・・・。なんか、まったく魚もいないし、こんな小さいの(写真4)がようやく4尾釣れただけ。この川でこんなに釣れないのは、なかなか無い。どうにも状況が悪いので2時間程度で撤収。移動することにする。
 このあと何処に入ろうか、アチコチ見て回ったが、もう足もイカレてきて長距離を歩くのがキツくなってきたため、結局、入りやすい朝イチの場所に再び戻ってくる。朝は釣り下ったので、今度は釣り上がってみる。しかし、流れ的にもイマイチで、全く反応も無い。もう5時も回ったし、今年釣っていなかった、岩魚、オショロコマも釣ったので、これくらいにしておくか。そそくさと片付け、本日のお宿、遊湯ぴっぷへ出発する。珍しく夕食付き(ステーキ御膳)のパックなんで、早めに行かないと・・・。
 しかし、下調べがきちんと出来ていないとダメだな。初めこそぽんぽん釣れたが、その後はさっぱりだ。昨年、釣りが出来ていない分、河川の状況が把握できていない。特に昨年は大雨被害が酷かったから、その影響を計算しないといかんな。翌日に続く。







2017年7月8日(土)/8:30〜10:30/忠別川//水温:12℃/釣果:虹鱒×1
 ホテルの朝食を食わにゃならんので、少し遅い出発。本日は、旭川時代の同僚とランチの約束をしているので、あまり時間が無い。そんで、先週も来た忠別の状況を再確認しようと思う。先週は増水もしていたし、それが治まったらどんな感じなのか確認である。今回の結果如何では、今年の忠別上流部はもうないかもしれないな。今回は、前回よりちょっと上流から入渓する。もう、どこがどこだかわからん位の変わり様だ。先週同様、全く魚の反応が無い。しかし、何投かするうちに、知らぬ間に魚が掛かっていた(写真1)。これは、ある意味貴重な1尾かもしれないなぁ。暫く釣り上がってみたが、土砂の堆積で川が浅くなり、魚の付き場が極端に減っている(写真2)。下流のダムのインレットも大がかりな改修工事が入っており、ダムからの遡上も阻害されているのでは無いだろうか?このまま続けても期待が出来ないので、もうやめにして、2週続けて花かぐらでひとっ風呂浴びてからランチに行くことにする。
 先週同様、ロースターコースターのコーヒーをお土産に買ってから、旭川市内に向かう。今日は、前々から行きたかった「自由軒」でのランチだ。食べたかった五郎セットを食べて満足。さらに、こちらも行きたかった三浦綾子の小説で有名な「喫茶亭ちろる」で一服。うむ。釣り以外は満足な旅だったな。




 2017年7月1日(土)/6:00〜11:00/忠別川&辺別川//釣果:なし
 今年初めて忠別に行ってみた・・・。なんだ、こりゃ。いつも来ていた場所が判らないくらい無茶苦茶になっている。昨年の大雨・洪水のせいか・・・。入り口だったところに土手が作られて川が見えない。えっちら、おっちら土手を上ってみると、こんな有様(写真1)。川が無い。もっとも気に入っていたポイントに水が無くなっているのだ。川は何処へ行った・・・。ようやく流れを見つけ(写真2)近づいてみた。完全に対岸っぷちがえぐり取られている。もともと、どんな流れだったっけか?しかも、これは結構濁っているのではないか?なんか雪代っぽい。それに幾分増水気味だな。ちょこっと試しに投げてみるが、どうにも生命反応が感じられない。魚が付きそうなポイントが極端に少なくなっている。少し釣り上がってみたが、どうにもやる気が失せてしまった。さっさと見切りを付けて、移動することにする。
 ここからすぐに移動できる場所と言えば、隣を流れる辺別川である。ここは流れも澄んでいて、いつも通りに見えたのだが・・・(写真3)。しかし、よくよく見ると、川岸にあった倒木やらのストラクチャーが綺麗さっぱり消えている。平坦な岩盤が多いだけに、ストラクチャーが無いと魚の付き場が無いのだ。過去に必ず魚が付いていた倒木も何も無くなっている。ここでも全く魚っ気がない。だめだなこりゃ。早々に本日の釣りを終了する。
 日帰り温泉に入り、午後は美瑛のカフェでもと思って見て回るが激混み。暫く時間をおいて行ってみたら、今度は品切れ。うーん、何から何まで上手くいかんな。仕方がないので旭川まで戻り、27,8年ぶりに蜂屋でラーメン。時間もあるので、旭川駅のイオンをぶらついていたら、魔除けのストーンが半額だったので思わず買ってしまった。これで、この悪い流れが断ち切れるかな?値段も半分、効果も半分じゃなきゃいいけどね。






 2017年6月17日(土)/6:50〜11:00/美笛川//水温:11℃/釣果:山女×3
 先週、遠出をしたので、今週は休んだ方が良いかなとは思ったのだが、こんなにいい天気では家にじっといていられない。でも、体調も考慮し近場でのんびりとした釣りにしよう。近場と言えば、ここ数年はラルマナイだったのだが、今のところほぼ壊滅状態なので、その他の候補として考えたのが豊平川と美笛川。豊平川は何やら色々と大物の噂も聞くので、いつかは試したいと思っているのだが、やはり街中でやるのは勇気がいる。本州だったら当たり前のロケーションなんだろうが、道産子にはちょっと抵抗がある。そこで、今回は美笛に行くことにした。前回、長流川に行った時、通りがかりに川を見て気になっていたのだ。目指すは中流域。当然、プレッシャーがきつく、魚影も薄いことは百も承知である。でも、いいのだ。青空の下でのんびり釣りが出来れば。(先週、自己記録を更新する大物が釣れたので、心に余裕があるのだ。)
 まず入ったのは、駐車できる広い場所のある中流域。川も大きく蛇行していてポイント的にもいい場所。しかし、当然たくさんの人が入っているだろう。見た目は最高(写真1)。しかし、全く生命感がない。これだけのポイントなら、倒木の下からガボッと出てきてもおかしくないのだが・・・。1時間ほどやって、移動。峠一つ超えて、長流川に行った方が釣れるような気がするが、意地でも美笛で釣ってやる。
 今度は、以前入ったことのある少し上流の橋の辺り。昔入った時は、もっと川が細かったような気がしたが、まあ、いいや。どうも先行者が居るようなので、橋の少し上の小さな堰堤の落ち込みを試した後、釣り下ろう。その落ち込みに、先週、自己記録の虹鱒をあげたラバーレッグパターンのフライを流すと、本日初めての魚のアタック。なんだろう?アメマスっぽかったが。しかしその後は無反応。ここは後でやろう。さて、釣り下ろう、と思ったら下流に人が。釣り上がっていると思ったら下っていたのね。そんなら釣り上がりましょう。堰堤の一つ先に行くと、支流の流れ込みの絶好のポイント。フライを流すと魚がヒット。予想通り12.3pの小さな山女だ。しかし、54pの虹鱒も、12,3pの山女も同じフライで釣れるとは・・・。と、妙なところで自画自賛してしまった。このポイントには、結構、魚が付いているようだが、さすがに小さすぎる魚はこのフライには掛からないな。なかなか掛からないので、#14のカディスにサイズダウン。しかし、こちらには全く反応が無い。うーん・・・。また、さきほどのフライに付け替え流すと、本日2尾目がヒット。さっきよりちょっと大きめの山女だ。ここの魚はカディスは見慣れているのかな?このポイントを見切り、一つ上のポイントに行くが、魚が小さすぎるので、もう引き返すことにする。最後に、最初に魚が顔を出した堰堤下をもう一度流してみると、また魚がバイトしてきて今度はヒット。アメマスかと思ったら、やっぱり山女(写真3)でした。でも、今日一番のサイズかな。今日は軽ーくやるつもりだったのに、なんだかんだで既に11時。足もそろそろ痛んできたので、これにて終了。しかし、これだけの渓相なのに魚が少ないな。どうにか魚が増えるようにできないものかな。






 2017年6月9日(金)/9:30〜11:00/音更川//水温:16℃/釣果:虹鱒×3、う○い×3
 久々の宿泊釣行。一昨年の10月以来である。北の方は最盛期にはほんのちょっと早いので、シーズンインの早い音更川水系を目的地とする。しかも、あまり道の険しくない音更川支流の小河川巡りをしてみようという腹づもりである。このところずっと天候が悪く昨日も雨。明日も雨予報。どうなることかと思ったが、なぜか今日だけいい天気。しかも夏日の予報である。今日のうちに何とか釣りを成立させなくちゃ。明日はキツそうだしな。
 予定通り、最初は小河川に向かう。いくつかの候補地を見て回った(実際竿を出しても見た)が、ロケーションも臭いもイマイチなので、やはり音更川本流で釣りすることにし、一昨年入った元小屋ダムのちょっと下流に向かう。しかしポイントまで来てみると、もはや一昨年の面影がない。河畔林はなぎ倒され、土砂が堆積し、橋も決壊している。昨年の大雨被害はTVで見ていたが、実際目の当たりにすると画面から感じる以上の被害だ。ダメだなこりゃ。ここを諦め、今度はあらかじめ航空写真で目星を付けていた場所に向かう。しかし、道中、どこもかしこも洪水被害の改修工事が入っている。こんな状況で魚が居るんだろうか?目的地に到着すると、奇跡的に河畔林が一部分残されている(写真1)場所がある。一応、ポイントらしき流れだ。一か八かここでやってみるか。
 虫がハッチしているような感じでもなかったので、ルースニングでビーズヘッドニンフを流してみる。数回流すと、すぐに魚がヒット、と思ったらヤツだった。くそっ。気を取り直して下流側から流し直すとまたヒット。しかし、すぐにフッと軽くなる。ええーっ。今のは間違いなくニジの引きだったなぁ。最初で最後だったかもしれないのに。あーあ。ちょっと、気分転換に自撮りしてやろう。空もいい感じだし。いいアングルになるまで、数回インターバル撮影をしながら、何となくフライを流していると、いきなりインジケーターが引き込まれた。すかさずアワせると魚がヒット。結構いい引き(写真2)。30位の虹鱒かな。のんきにやりとりしていたが、中々寄ってこないどころか、ドラグを鳴らされる始末。おやおや、ちょっといいサイズ?買ったはいいが、まだ使ってないインスタネットを小脇に抱え、取り込む準備をするが、なかなかキャッチできない。ティペットがそれほど太くないので慎重に引き寄せ、何とかネットイン。あら、思ってたよりずっと大きかった。40弱くらいの虹鱒(写真3)でした。こんな状況でも、ちゃんと魚はいるんだな。良かった良かった。ここまで来た甲斐もあった。
 この後もニジをキャッチしたが、う○いを絡めて、25p(写真4)、20pとサイズダウン。これ以上はいい魚はいなさそうだし、この旅のもう一つの目的「とん田」のぶた丼を食いに行かなきゃならんので、ここらへんで午前の部を終了する。帰ろうと思い振り返ると、岸沿いに泥水が流れている(写真5)。上流の工事の影響だな。これだけ狭い範囲ならまだ釣りになるが・・・。川全体に広がらなきゃいいけど。河原に上がって歩いていると、何やら黒光りする石を発見。おお、黒曜石ではないか。ラッキー。貰ってこう。こりゃツイてるかも・・・?しかし、この数時間後、まさかあんな事になるとは・・・。そこそこ良い魚が釣れ、目的のぶた丼を食べて気分も良くなり、「お土産奮発しちゃうよ」なんてメールを職場に送り、うかれ気分でロックンロールな私には、この後の惨劇を知る由もなかった・・・。
 午後の部に続く。









              /16:30〜17:40/イコッポ川//水温:19.5℃/釣果:ブラウントラウト×2
 ヤ、ヤラレタ・・・。ねずみ取り・・・。なぜかいつも帯広だ。罰金18,000也。「お土産奮発する」って言った矢先にこれだ。気分は一転急降下である。切符切られたその足でそのまま郵便局に行き、即座に支払いをしてやったわ。いつまでも引きずりたくないからな。
 すっかり時間を取られ、もう15時過ぎ。あまり距離のあるとこには行けなくなってしまった。そこで、あまり遠くない士幌川水系を見て回る。そんなことをしているうちに16時を回り、いよいよもって時間が無くなってきた。仕方が無い。ここは実績のあるイコッポ川に入ってみるか。しかし、同じ場所では面白くないので、入ったことのない下流部に入ってみる。前に入った上流よりはちょっと川幅が広いので、ロッドは振りやすそうだ。ここは川が浅いのでドライの方がいいだろう。魚のサイズもあまり大きくないので、#12のカディスから試してみる。すると割とすぐに、20pちょいのブラウンがヒット。思ったよりも大きかった。下流域にも魚は居るようだ。更に少し上流に行くと、ちょっと魅力的なもの(写真1)が見えてきた。ここは何か居るんじゃないの?落ち込みのバブルラインを流してみると、早速魚がヒット。25p位のブラウン(写真2)。この川にしてはいいサイズ。これだけのポイントならまだ居るんじゃねーの?しかし、この後はフライを取っ替えひっかえ、ニンフやウェットも試してみたがさっぱり。うーん、この川の魚影の濃さからすると、もっと居てもおかしくないのだが・・・。先行者でも居たかな?結局さっきのが最後で、日没サスペンデッド。ちょっと、傷心(ハートブレイク)の私を癒やすには至らなかった。明日は雨の予報だし、あんまり釣りする時間も無いし、午前中の釣果が今回のベストかもね。「ゆうたく」でトンカツ食って、定宿となりつつある北海道ホテルへ向かう。少し広い部屋を用意してくれたのが、せめてもの慰みかな・・・。
 しかし、この時の私は、近い将来に起こる衝撃の展開を知る由もなかった・・・・。(またか)
 明日に続く。




 2017年6月10日(土)/13:20〜14:30/サホロ川//水温:13℃/釣果:虹鱒
 昨日は、久々に一日いっぱい動き回り、色々なことがあったので、ベットに入るとあっという間に深い眠りに陥った。気がついたら、朝の6時半である。さっさと起きて、このホテルの一番の楽しみである朝食に行ってくっか。今日の午前中は、帯広市内でスウィーツ店巡り。お土産のリクエストが色々あってね。そして、昼は新得の「みなとや」で蕎麦を食べるのだ。すべて計画通り・・・。昨日の一件を除いては・・・。
 朝食を終え、一休みしてからホテルを出発。朝食の後、ちょこっと庭に出ると、ちらほらと雨が降ってきていたが、今はやんでいる。クランベリー本店とルセットショコラでお土産を買い、さらに帯広駅まで行って追加のお菓子を買って、新得に向かう。11時半頃に目的の「みなとや」に到着。入った時はそれほど混んでいなかったが、12時を過ぎると、次から次へと客がやってきて、行列ができはじめてきた。タッチの差だったな。出てくるまで多少時間が掛かったものの、無事「つけ地鶏」を食し、この旅でやろうと思っていたことはほぼ終了。後はオマケで、やったことのないサホロ川でちょっと竿を出してみるのが、この旅最後の計画である。
 入る場所はすでに航空写真で目星を付けている。便利な世の中になったモンだ。場所はそば屋からそんなに遠くない中流域。多少蛇行していて、ちょっと良さげに見えたのもあるが、写真で見る限り入りやすそう&歩きやすそうだったので、それが一番の理由である。目的の場所に到着し流れを確認してみる。上流方向は昨年の大雨被害の改修工事が入ったような感じで、あまり変化がない(写真1)。下流の方が、淵があったり倒木があったりで変化に富んでいたので釣り下ることにする。さて、準備を始めようと思った矢先、何とか耐えていた空から本格的な雨が降ってきた。いやー、これから始めようという時に何で降ってくるかなぁ。傘を差しながら、何とか準備完了。予定通り釣り下ることにする。暫く淵をルースニングで攻めながら釣り下るが反応が無い。しかし、倒木の下(写真2)を流した時に、ようやく最初のアタックがあった。しかし、インジケーターへのアタックだ。うーん・・・。モンカゲもちらほらハッチしてるし、ドライの方が反応が良いのかな?ここで、ドライフライへの交換とともに、何となくティペットをフロロに変え、番手も1号から1.2号へと太くした。定石とは反対。自分でも何故そうしたか、今考えるとよく判らないが、これが後々大成功であった。
 アタックのあった場所をドライで攻めるも、その後音沙汰もないので更に下流へ。すると、もうよだれモンのポイントが現れた(写真3)。ここで魚が居なかったら、ウソだろうってくらいのいい感じ。先ほど付けた、キールモンカゲは反応が無かったので、ここでとっておきのいつものラバーレッグパターン(ブログで絶賛?公開中)でアタックする。数投すると、雨でフライが濡れて、沈んで見えなくなってしまう。フライを回収しようと、よそ見しながらピックアップすると、ガンガンという振動が。えっ?と思ったのも束の間、手応えがなくなってしまった。くそー、油断した。しかし、魚が居る確証を得たので、フライを乾かし、息を整えて、再度アタックする。ナチュラルドリフトで流れの筋を流す。すると、ゆっくりと魚が顔を出しフライを咥えた。きたぁ!と思ったと同時に、思いっきりアワせる。その瞬間、とんでもない重さを感じる。おわっ!デ、デカい!こんなサイズが来るとは、全く予想していなかった。魚が暴れると、片手では抑えきれないため、ネットをとるタイミングがつかめない。すると魚が突然走り出して、思いっきりラインを出されてしまう。これまでの経験上、ラインを出され過ぎると木に潜られたりして必ず失敗しているので、ある程度巻き取ったら、意地でもラインを出さないように耐えしのぐ。そっか、走ったらラインを出して対応するのではなく、自分を中心に円を描くように走らせれば距離が離れないのか?この年になっても学ぶことはあるもんだなぁ。この理論で魚をいなし、動きが止まったら自ら走って魚に近づく。(この足でよく走れたもんだ。)魚が重すぎて、片手ロッドでのネットインは無理そうなので、両手でロッドを握りしめ、後ずさりしながら何とか岸に引きずり上げた。心臓はバクバク、息も上がって、暫くは放心状態である。何とか息を整え、サイズを計ってみると、54p!(写真4)やったー。数十年来の目標であった50アップをようやく達成!自分が50アップする前に達成できた。自撮り写真を撮るため魚を持ち上げると(写真5)、ずっしりとした重量感。これだよ、これ。たまらんね。今回、またしても初場所伝説を達成してしまったなぁ。
 魚をリリースし、更に続けようと思ったが、雨が土砂降り状態に。増水の恐れもあるので、安全を考慮し降雨サスペンデッド。まだまだ、下流の方には気になるポイントがあったのに。しかし、今回、このタイミングでこんな衝撃的な展開になるとは思いもよらなかった。マイナスがあると、やはりプラスもあるんだな。この短期間で浮き沈みが激しいったらありゃしないな。でも、終わりよければ全て良しってことにしときましょ。めでたし、めでたし。













 2017年6月3日(土)/8:00〜11:00/ラルマナイ川/時々/水温:10.5℃/釣果:なし
 やはり6月に入ると週末の天候はイマイチ。ここ数年いつもこんなパターンだな。今日は近場のラルマナイ。あの大洪水以降パッとしないが、一応、今年の状態を確認したいのと、来週は久しぶりに遠出して宿泊釣行をしようと思っているので、身体の負担も考えて軽めに済ませようと思ってね。
 まず、いつもの下流をを見に行ってみたが、ポイントはこんな状態(写真1)。川の真ん中に土砂が堆積して川幅が細くなり、すっかり魚の付き場がなくなってしまった。元々、ここら辺は川底がフラットで魚の隠れる場所が少なかったのに、更に少なくなってしまった。行きはルースニング、戻りはドライで試したが、全く生命感が感じられなかった。元の場所に戻り、今度はすぐ上流のポイント(写真2)を見に行ってみた。ポイントの手前に新たな堰堤が出来て、護岸工事もされていたが、その奥のポイントはいい感じにまだ残っていた。しかし、先行者が居たようでまったく反応無し。昨年は奇跡的にバイトがあったんだけどなぁ。まあ、昨年は見れなかった下流の確認も出来たし、今日はこれにて終了。
 しかし、何となく消化不良気味なので、足を伸ばし、恵庭のカフェ「グリーングラス」でオムカレーを食べて帰路につく。釣りしてる間は奇跡的に雨が降らなかったが、夕方近くから雨予報。雨が降る前に、実家の菜園にナスの苗を植えなきゃ。




 2017年5月20日(土)/7:30〜11:15/長流川//水温:10.5℃/釣果:虹鱒×2
 ここ一週間は兎に角いい天気。今日も20℃越えの晴れ予報である。先週はあまり天気もよくないので、お休みしたが、こんなにいい天気では、とても家でジッとしていられない。しかし、ここ数年、いつも5月は季節外れの高気温で盛期と勘違いしてしまいそうだが、まだ5月である。いくら気温が高くても、まともな釣りになる所は限られているので勘違いしてはいけない。
 さて、ちょっと早い時期でも釣れそうな所はと考えた結果、選んだのはモンキーリバーの白水川との合流点(写真1)である。前回来たのは洞爺湖サミットが開催された年、2008年か。この時、川から温泉の臭いがしてたので、川に温泉が流れ込んで水温が高くなっているのではなかろうか、とずっと思っておったのです。だから、他の川よりちょっと早めにいけるんじゃないの?と考えた訳ですわ。
 久々にちょいと早めの5時出発、7時半から釣り開始。いやー、朝っぱらからどピーカンで気温はグングン急上昇である。気持ちいいなー。やっぱこういう天気の中で釣りがしたいよなぁ。・・・釣りにはイマイチかもしれないけど。水温を測ってみると10℃越え。うーん、特に他の川より水温高いわけではないのかな?でも、ま、釣りには何の問題ないレベルになってきたな。9年前に来た時はは、入りっぱなから魚の反応があったので、ちょっと期待して釣り開始。結構、虫はハッチしているのだが、初めはルースニングで釣り下る。ここは大岩が点在していて、落ち込み、流れ込みがたくさん形成されており、どこもかしこもポイントに見える。しかし、今の足の状態では渡河できない場所も多く、攻められる場所が限られてしまうのが何とも歯がゆい。最近、周りからは病気が治って普通に釣りしてるように勘違いされているが、ウェーディング・シューズで締め付けると、足に激痛が走るのだ。それに耐えてやっているのよね、わたしゃ。リハビリも兼ねてね。
 まあ、それはさておき、1時間ほど経過したが、全く反応が無い。うーん、期待していたのだが・・・。それとも、俺が下手くそになったのか?などと考えていたら、ようやくインジケーターが引き込まれた。すかさずアワセる。おお!今年初めて、手応えのある魚だ。暫く引きを楽しんでから岸まで引きずり上げる。30p位の虹鱒だ(写真2)。まあ大きくないけど、久々にまともな魚だ。俺が下手なわけではなかった、のかな?やはり、ちょっと魚影が薄いようですな。釣れたのはこんな場所(写真3)。あまり流れの強いところにはいないようだ。その後、15pくらいのニジ(写真4)を釣り、護岸されあまりロケーションが良くない場所まで来たので、ここから戻ってドライでたたき上がることにする。フライを付け替えていたら、ようやく今年初のライズ、というかジャンプ?を発見。すかさずフライを流すが、まったく無反応。うーん、なぜだ?入渓地点までドライでたたき上がったが、アタックは一度だけ。やはり魚の絶対量が少ない感じだなぁ。暫く来ない間に上流の道路が新しくなったようで、それに伴って橋やら護岸の工事をしたようなので、多少影響があるのかなぁ。まあ、魚も釣れたし十分だな。もう、足が持たん。まだ4時間くらいが限界だな。目の前にある日帰り温泉に入って足を回復させようっと。 








 2017年5月3日(水)/9:30〜10:30/湯内川//水温:9℃/釣果:なし
 少しずつ復活していこうと思っていたのだが、こんなハイペースで釣りに出かける始末。まだウェーディングシューズで足を締め付けると痛みがあるというのに・・・。GWは今日だけにしとこう。まあ、こっち方面に来たのは、余市の鶴亀温泉に入りたかったからで、こっちの方が主目的だったりする。で、本日目指す川はフゴッペ川である。渓相が良いようだし、虹鱒がメインのようなので・・・、そろそろ虹鱒が釣りたい。
 1時間もかからずに川に到着。なんだ、ここ。山奥にゴーストタウンがあると思いきや、どうも別荘街なんですな。そんならもう少し道路整備すれば良いのに。まあ、それはさておき、川の方だが、まだちょっと増水気味。こりゃちょっとダメだなということで、隣の登川に行ってみるが同じ状況。うーん・・・、トイレに行きたい。ということで、とりあえず余市の道の駅に。トイレに行こうと車を降りると、なんと向かいに職場のラーメン研究会(仮)の後輩夫婦がいるではないか。職場でもなかなか出会わないのに、ビックリである。
 後輩と別れ、沖村川まで足を伸ばしてみる。しかし、こちらもちょっと水が多くてダメだな。何カ所か車を降りて見て回るうちに、クルクル巻きの草が生えているのに気づく。おや?こ、これは欲しかったコゴミではないか?そこからすっかりコゴミ探し。似たような野草が何種類かあるが、素人なのでいまいち判別が付かない。それらしいのを何本か採ってジップロックに収納。ようやく、山菜用にと数年前に買ったスパイダルコのナイフが役に立ったわい。
 山菜も採れて、ここまで来たのが無駄にはならなかったので、もういっかな?とは思ったが、やっぱ、ちょっとは竿を出したいので、隣の湯内川も見に行ってみる(写真1)。お、ここはなんとか入れそう。とりあえず入ってみることにする。しかし風が強くてまともにキャスティングできないや。風が強くなるのは明日からって言ってたのに。1時間ほどやってみたが生命感もないので終了。あがりがてら山菜を追加。結局、今日の収穫はこんだけ(写真2)。でも皮付きのはどうもコゴミじゃないようだし、皮もなかなか採れないので処分しました。食べれるのかな?
 帰りの反対車線は激混み。混むの判っててみんなよく来ますなぁ。私は、じょぐらで「前浜海老ラーメン」を食した後、目的の鶴亀温泉でひとっ風呂。釣りはあんまり出来なかったけど、割と充実してたな。さあ、帰ってコゴミの下処理だ。




 2017年4月29日(土)/8:30〜11:45/似湾川/時々/水温:9℃/釣果:山女×7、う●い×1
 同じ場所に続けていくのは嫌いなのだが、前回は時期がちょっと早かったせいか、釣果が芳しくなかったのでリベンジマッチである。前回、到着がずいぶん遅かったので、ちょっと早めに出発した。道中、山菜採りをたくさん見かけるようになった。今年は、私もチャレンジしようっと。
 状況を比較するために前回と同じ場所からスタート。水温はさほど変わらないが、魚の活性は前回よりは少し良い感じがする。足下を逃げる魚影も確認出来たし。でも、ドライにはあまり反応せず、ビーズヘッドニンフの方が反応が良い。それに、どうにもサイズが小さい(写真1)。一昨年はもう少し大きいサイズが掛かってきたのに・・・。一番のポイントでもこんな感じ(写真2)。同じコースを辿って、釣果は前回の倍くらいだったが、サイズは金太郎飴状態。下流の方がいいサイズがいるかなぁ?と思い、移動。車で鵡川との合流点近くまで見に行くが、すでに人が入っていたり、今の足の状態では川に降りるのが難しい場所だったりで、結局、最初に入った場所のちょっと下流の橋の下から再入渓。そこから釣り下ろうと思ったが、パッとしたポイントがないので少し釣り上がってみる。少し上がるとポイントらしき流れ(写真3)がでてきたので、ここでもルースニングでニンフを流すと魚がヒット。しかし、やはり代わり映えしないサイズ。うーん。少し上がって、もう1尾釣ったがやはり同じようなサイズ。これが限界か。もうお昼も近いので、これにて終了とする。しかし、釣りながら山菜はないかと思って見ていたが、ふきのとう位しか判らなかった。まだ、山菜ハンターの目になっていないのだな。行者にんにくか、こごみか、タラの芽が欲しいのだが・・・。
 帰りに厚真のこぶしの湯に立ち寄り、名物の厚真ぶた丼を食べ、ラドン風呂に入る。するとここに地場産行者にんにくが安く売っていたので買ってしまった。実は欲しいと言いつつ、行者にんにくをまともに食べたことがなかったのでね。ついでに平飼い鶏の卵も・・・10個500円、高っ。行者にんにくは、家に帰って天ぷらと醤油漬けにしました。(天ぷらは葉っぱが破裂するので気をつけよう。)もう少し、山菜の勉強をせねば。






 2017年4月15日(土)/9:50〜12:50/似湾川//水温:8℃/釣果:山女×2、う●い×1
 移植治療後、初の釣行だ!遂に復活!・・・とはいえ、足の方は完治まではほど遠い状態だが・・・まあ、、昨年よりはマシかなって感じ。今日は、今の状態でどれだけ出来るか、テスト釣行でもある。現段階では、流れの強い場所では踏ん張りがきかないので、必然的に、浅い川、流れの緩やかな川が候補地となる。で、この時期にやるとすれば、ここが一番かな。今日は気温は高めで16℃近くになるそう。しかし、一昨日季節外れの大雪が降ったので、どんなもんだろう?
 久しぶりなので、到着時間の予測を間違え、ちょっと遅めに到着。今日のために買ったおニューの衣装に、そそくさと着替える。今年はファッションにも気を遣うことにしたのだ。大量にアウトドア系のアパレルを買い込んでしまった。意気揚々といつもの場所で着替えていると、何やら獣臭がする。なんだろうと思ったら、足下にちぎれた鹿の足が落ちていた。うわおっ!バラバラ事件とは不吉な・・・。
 準備も終わり、川に降りてみると、何やら少し濁っている。水温も少し低めだし、雪代が入ったのだろうか。それにしては、ちょっと水量少なめな感じだけど。まずはいつも魚が多く付いている護岸ポイント(写真1)。しかし、2年来ない間に流れが変わってしまった。右岸(写真左側)のエグレがなくなっている。そこに魚が付いていたのに。ビーズヘッドニンフでしつこく攻めたが、掛かってきたのは小さなう●い1尾のみ。ここを諦め、次の落ち込みポイントへ(写真2)。ここもイマイチ反応が悪い。もしかしたらドライの方が良いのだろうか?黄色っぽいスペントミッジに変えてみたが、反応無し。色が違うか?今度は黒っぽいものに変えてみると、ようやく魚がヒットした。これがアタリか。15p位の小さな山女。さらに同じ場所でもう一本同じようなサイズ(写真3)。しかし、一昨年に比べると魚影も薄いし、魚も小さい。この後はさっぱりだったので、本日はこの位で終了する。足も痛くなってきたし。まだちょっと早いのか、先日の雪の影響か、状況はイマイチでした。もう少ししたら、もう一回試してみないとだめかな。
 久しぶりの釣行で、足も痛くなったので、昼飯を食った後、早来の鶴の湯温泉で足を癒やす。その後、近場の川を見て回ったりしたが、晩飯にもちょっと早いので、MOPに寄ってお買い物。また、釣り用に服を買ってしまった。金使いまくってるなー。





 2017年2月11日(土)/11:00〜14:00/しのつ湖//釣果:なし
【番外編〜初めてのワカサギ釣りの巻】
 なんと、今年の初釣行は氷上の「ゆきんと杯ワカサギ釣り大会」である。
 以前、ここまで来て、あまりの混みように断念したのだが、いつかはやってみようと思っていたのと、同僚からのリクエストもあったので、私と同僚の女性3名の計4名で初めての釣行へと繰り出してみた。
 しのつ湖は、じゃらんのサイトですべて予約できるのでとても便利。道具のレンタルと入浴券もついており、小屋での釣りになる。11時に指定された番号の小屋に入り、実釣開始・・・、なのだが、とにかく針と虫が小さく、餌付けに四苦八苦である。いよいよ老眼に突入してしまった私には厳しい釣りだなぁ、こりゃ。
 穴の中(写真1)を覗くと、小さなワカサギが泳いでいるのが見える。餌には寄ってくるのだが、サイズが小さく針掛かりしない。あまりにも釣れないので、この日のために巻いたワカサギ用ビーズヘッド・ニンフ#20を5本付けた仕掛けを試してみることにする。このダイアリーに載せるには、一応、フライらしき事もやらなきゃね。だがしかし、いきなり絡まってしまった。小さくてよく見えないわ、手も思うように動かないわで、もう面倒なので、絡まったまま手釣りで誘ってみると、おや、アタックしてくる魚がいるなー。えいっ、とアワセたが、掛からないうえに更に絡まってしまい、あっという間に終了。でも、フライdeワカサギ、いけるかも?
 結局、4人でワカサギ2尾、ウグイ2尾(写真2)。私は結局釣れませんでした。3時間じゃ、短すぎるな。釣りの後は、激混みの温泉に入って、札幌まで戻ってラマイでスープカレーを食べて、今年最初の釣行は終了。これは、いつかリベンジしなければ。




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